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社員ブログ

  • 【ノンセクション】トヨタ自動車九州 アイデアコンペティション

    ●トヨタ自動車九州 第7回アイデアコンペティション
    締切:2008年1月31日 内容:のりものに関するアイデアまたは研究。

  • 言葉処 其の17「方言の『だに』と助詞の『だに』

    2007-12-25

    郷里埼玉には語尾に「だに」をつける方言が一部に残っている。若い頃はそれを恥のように思っていたが、高校時代、太宰治の『魚服記』に「くたばった方あ、いいんだに」とあるのを見つけ、方言を認知された気がして狂喜した。ただ、「だに」が太宰の出身地津軽から埼玉までの東日本一帯で使われている言葉なら、それほどの広範囲に流布しているものを方言と断じてよいのかとも思った。


    太宰には『右大臣実朝』という鎌倉幕府三代将軍源実朝を題材とした小説もある。百人一首に「世の中は常にもがもな渚こぐあまの小船の綱手かなしも」とあり、詠み人は「鎌倉右大臣」と記されているが、これは実朝のことだ。この実朝の金塊和歌集に「もの言はぬ四方のけだものすらだにもあはれなるかなや親の子を思ふ」とあり、一瞬、「実朝もだに言葉を?」と思ったが、この「だに」は「だけ」「すら」という意味の副助詞だった。


    太田道灌の伝説には「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」という和歌が出てくるが、ここでも「だに」が使われている。ちなみに山吹は、花は咲くが結実しない徒花(あだばな)で、だから「実の一つすらない」のだが、なぜ実が生らないのかずっと不思議だった。それで調べてみると、「山吹は大陸から雄花だけが持ち帰られた種だから」とあった。経緯は理解できたが、植物に雄と雌があるという事実のほうに驚かされた(って常識?)。


    閑話休題。狩りの途中、村雨に遭った道灌は農家に雨具を所望し、紅皿なる娘は山吹の枝を差し出す。枝では雨は凌げんよ。茫然とする道灌に近習の者が言う。「実の一つだになき」と掛けて、貧しくて貸す「蓑一つなき」と言いたいのだと。道灌は農家の娘ですら知っている兼明親王の和歌を知らなかった無知を恥じ、以降歌道に精進。また、しばしば城に紅皿を呼び、今風に言えば二人は和歌友になる。


    この山吹伝説は埼玉県越生、豊島区高田、荒川区町谷説などがあり、新宿中央公園にはこの逸話をもとにした「久遠の像」がある。初めに見たときは、高層ビルの下、男性に跪いて山吹を差し出す女性の像を異様に思ったが、伝説を知るに及び、この像には男女差別や封建社会を是認する意識は微塵もないと知った。「蓑一つだになき」は悲しいが、「知の一つだになき」は恥ずかしい。(黒)

  • 「日比野克彦展 HIGO BY HIBINO」開催

    2007-12-20

    アーティスト 日比野克彦氏の個展が、熊本市現代美術館で開催されています。


    同展は、今年が熊本市現代美術館開館5周年と熊本城築城400年にあたり


    それを記念して行われるものです。


    日比野克彦氏の全貌を通覧する作品展示のほか、同氏が見た「熊本」をテーマに、


    人と人、歴史、街が関わり、熊本、そして九州全土が元気になるような内容です。


    ○「日比野克彦展 HIGO BY HIBINO」


    会場 : 熊本市現代美術館(ギャラリーⅠ・Ⅱ)

    熊本市上通町2-3

    電話 096(278)7500


    会期 : 2007年12月15日(土)~2008年4月6日(日) ※12/29~1/3と火曜は休館


    開館時間 : 午前10時から午後8時(展覧会入場は19:30まで)


    観覧料 : 一般1,000円 / 高・大学生500円 / 小学生・中学生300円

    ※団体割引きあり


    内容 : 「HIGO BY HIBINO」(ギャラリーⅠ)


    石垣プロジェクト …美術館内に段ボールで巨大な石垣を作り上げる参加型の作品


    伝統工芸プロジェクト…熊本が誇る伝統工芸と日比野氏のコラボレート


    Higobyhibino1_2    Higobyhibino2_2





    ←「日比野×伝統工芸」



    「HIBINO WORKS」(ギャラリーⅡ) 日比野氏の作家としての軌跡をたどる作品展示


    他、さまざまな関連イベントが行われます。










  • 【フォト&ビデオ】とっておきの「世界の冬の風景」の写真募集 ほか

    ●jらいふでざいん とっておきの「世界の冬の風景」の写真募集
    締切:2008年1月16日
    ●「旅~あなたの世界遺産~」フォトコンテスト
    締切:2008年1月15日
    ●EPSON KGサイズ フォトコンテスト
    締切:2008年1月24日 内容:KGサイズの用紙に印刷した写真を募集。

  • 【アート】どんぶりデザイングランプリ ほか

    ●DONBURI DESIGN GRAND PRIX どんぶりデザイングランプリ
    締切:2008年1月6日
    ●日本酒ラベルデザイン募集
    締切:2008年1月20日 資格:20歳以上の人
    ●ルミネエスト新宿店 オリジナルクリスマスカード募集
    締切:12月23日23時 内容:キャンペーンサイト内のLOVE CARD制作コンテンツを使用して作成したオリジナルメッセージカードを募集。 特典:抽選で300名の作品を、同店の壁面スクリーンに投影
    ●東山の町並みにふさわしい観光案内標識 アイデア・デザイン募集
    締切:2008年1月11日

  • 【音楽/芸能】あったか家族のダンスコンテスト ほか

    ●Let'sあったかダンス あったか家族のダンスコンテスト開催!
    締切:2008年3月2日
    ●第5回D-BOYSオーディション
    締切:2008年1月13日~ 資格:俳優・タレントを目指す10歳~20歳の男子

  • クリスマス直前。紙の話

    年末進行も佳境ですが、風邪をひいて編集部に迷惑をかけている(熊)です。
    さて、いよいよ今週末はクリスマス。東京は浮かれムードも最高潮です。
    クリスマスっぽい写真でも載せておきましょう。撮影場所:台場
    クリスマス3クリスマス1クリスマス2
    どこへ行っても華やかなツリーやイルミネーションが見られますが、最近よく見るのがその様子をデジカメや携帯電話で撮影する人の姿。先日銀座で某有名ツリーのまわりでは、ツリーを囲っている皆さん全員が手を伸ばして写真撮影していました。(もちろん自分も手を伸ばしたことは言うまでもないです)
    イルミネーションはフラッシュ厳禁です。(上記の時もバシバシ光ってましたが)フラッシュをOFFにしたら、次はブレないように手をしっかりと固定。そうでないと、あの感動もどこへやらになってしまいます。
    さて、ここからは個人的な趣味の話ですが。

    キレイに撮影できたら、それだけで満足してはもったいない、手に触れる形にしてみたい。というわけで撮った写真は現像か、プリンタ出力です。
    最近はプリンタ出力も現像と遜色ないクオリティ。さらに自分でいろいろ紙が選べるのが楽しい。写真用紙など基本的なものから、和紙、透明フィルム、…などなどありますが、近頃、キャンソン、月光、ピクトリコなどのちょっと高級な紙を使ってみたところこれがスゴい。中でもフィルムの「絹目」のような質感の紙や、まるで絵画のように出力できる用紙がスゴい。デジタルで撮影した写真も、紙の質感に助けられてまるでアナログ作品のようなイイ雰囲気の仕上がりになってしまうので、思うように撮影できなかったとしても十分「作品化」の過程を楽しめる紙なのです。
    このように撮影した写真は出力して「作品化」しておきたいなあ、と思いつつもあっという間に季節が過ぎて、いつも手遅れになってしまうのですが。そして紙と失敗写真だけが山積みになっていく我が家。クリスマスの賞味期限はあと7日…。
    さて、ブログや本誌でもクリスマスの公募をいくつか紹介しております。まだ間に合うものもありますよ~。

  • ※追加情報 【ネーミング】テレビユー福島 キャラクターの名前募集

  • 言葉処 其の16「なにをもって方言と言うか」

    2007-12-18

    会社の給湯室で茶壺を手に「アレがない」と言っている後輩がいた。すぐに「急須」のことだと気づいたが、その直後、彼は思いもよらない言葉を口にした。「きびしょがない」と。「なにそれ? 方言?」と笑ったが、調べてみると、急須を意味する「きびしょ」という言葉はかつて広く一般に使われていたようで、『東海道中膝栗毛』にも出てくるという。方言というより古語と言うべきか。


    かく言う私の郷里埼玉では、すべすべしていることを「のめっこい」と言う。語源はおそらく「なめらか」だろう。「もっと」のことは「まっと」と言い、「な」が「の」、「も」が「ま」に変化するなど、標準語とは微妙に違う。言葉を強く発音する武家によって「あわれ」は「あっぱれ」に変化したが、同様に「立てる」「広げる」は強調して「おったてる」「おっぴろげる」などと言う。


    また郷里では「塩味が薄いこと」を「甘い」と言い、他県の人や若い人に「この味噌汁、ちょっと甘いよ」などと言うと、「味噌汁が甘い? 誰か砂糖でも入れた?」と訝しがられる。しかし、辞書を見ると「甘い」には「砂糖のような味」のほか「塩気が少ない」という意味も載っており、だからこれは方言ではなく、今ではあまり用いられなくなってしまった使い方と言うべきだろう。


    小学生の頃、どう見ても「唐茄子」なのに、級友たちは「カボチャ」と言うので戸惑ったことがあった。きっと「ほうれん草」と「小松菜」のような関係だろうと思っていたが、後年、漱石だか藤村だかを読んでいたら「唐茄子」と出てきて、調べてみると「カボチャの別称、狭義には西洋カボチャでないものを指す」とあった。ちなみに「南瓜(カボチャ)」の語源はカンボジアだそうだ。(黒)

  • 「いい歌を残すための歌会議」レポート

    2007-12-17

    (社)日本作詩家協会の文化事業、「第10回いい歌を残すための歌会議」が


    11月10日に東京・八重洲で行われました。


    小雨降る中、会場の「HITSTUDIO60's八重洲店」には200人を越える


    参加者が集まりました。


    冒頭、同協会副会長たかたかし氏から挨拶。続いて、作曲家の叶弦大氏が


    「歌作りの現場から・・・」と題し講演。時折のジョークに会場は大爆笑!



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    ←〈講演する、叶弦大氏〉


    次に、(社)日本音楽著作権協会の齊藤眞美氏が、


    音楽著作権についてやさしく説明。


    参加者へのクイズもありました。


    その後、作詞家の先生がリレー形式で、


    ご自身の体験談を。どの話も、ユニークで会場は大いに盛り上がりました。


    第2部は、交流会。歌手の北川大介さんをゲスト。昨年の日本作詩大賞新人賞


    受賞曲「心の真んなか母がいる」(作詞・保岡直樹 作曲・叶弦大)他、数曲を


    熱唱。ファンから声援が飛びました。


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    〈歌手の北川大介さん。後ろは、昨年の


    作詩大賞新人賞受賞者・保岡直樹さん〉



    大盛況のうちに、お開きとなりました。(か)