

社員ブログ
何もしない贅沢なひと時
2022-02-08ほげほげぬるぽ片道2時間往復4時間。
これ、何の時間かわかりますか?
わからないでしょう。きっとわからないと思います。私の通勤時間です!!
実はワタクシdoor-to-doorで会社に到着するまで片道2時間かかるんですの。
公募ガイド社の社員でも屈指の遠距離通勤者ですのよ。まず、家から最寄駅まで歩いて30分。(ここはバスを使うので15分)
次に最寄駅から大門駅まで90分。(快速特急です)
そして大門駅から裏道コンビニ寄って15分くらい。電車で90分はきつくないか?と聞かれたりしますが……まあ、人間何事も慣れですね。
ただ、ほぼ始発なので座れるとは言え、この状態で90分間何するんだよっていうね(笑)
人は常に何かしていないと「時間がもったいない」と感じてしまう生物らしく通勤時間が無駄と思う方が一定数いるのも事実。しかしながら私ぐらい達観すると、その無駄の全てを受け入れることができるようになります。
20代前半の頃は「なにかしなくちゃ」と電車の中で本を読んだり、ゲームしたり、床の模様の点々の数を数える日々を送っていました。
だけど狭い車内で出来ることは限られているうえ、せかせかとそんな生き急いでも仕方ありません。
人生は長いのです。仕事にスピード感は必要でも人生はまったり逝きたい。そう、逝くときはポックリと。そんなある日、私は気が付きました。
―――そうだ、何もしなくていい、このひとときを楽しもう、と。
姿勢を正して心を無にし、ゆっくりと目を閉じる。
そうすることで誘われる無の境地――――――。そうして訪れる"何もしない贅沢なひと時"を私は楽しむようにしています。
一番贅沢なことは高級品を買うことではなく、時間を誰にも邪魔されず何にも考えずに過ごすことです。ちなみに今となっては、いつでもこの能力を発動できるので、電車で座っていようが立っていようが時間場所問わず、"何もしない贅沢なひと時"を過ごすことができます。
あぁ神さま、どうかこの時間を永遠に……。YuE
増上寺の節分追儺式
2022-02-07武士でござる先日、ランチのために外に出たら何やら賑わしい。何だろう?と耳をすませば、増上寺の境内でピーヒャラピーヒャラと。節分だったため、境内で豆まきイベントが開催されていました。
[video width="600" mp4="https://www.koubo.co.jp/editor/wp-content/uploads/2022/02/OfnkCRsfs3mW_oRq.mp4"][/video] 最近は御城印だけでなく、ついには御朱印にも手を出そうと思い始めています。
私も祭りに行きたい。
2022-02-02イントロダクションあっという間に2月になりました。
歯医者行かなきゃ、布団カバー変えよう、不燃ごみ捨てなくては(チャンスは月2回)……全部やっていません。涙
なんだかバタバタしています。趣味の編み物ですが、年末にバッグ編んだきり。
根気の面で続くか心配だったのですが、
編み始めたら無になれるのでそこは問題なし。
それよりも均一の力で編むことが苦手だったようで歪みまくってます。
先月、観に行く予定だった舞台『ロッキー・ホラー・ショー』がコロナの影響で中止になりました。
5年前に観て以来、未だにこれ以上の舞台に出会えずにいたので超楽しみにしていました。
今回のテーマは演出家の河原さん曰く「変態祭りの集大成」。
そんなの観たいに決まっている。
主演の古田新太さんのビジュアルがマジでサイコーです。脚綺麗。2/12からパルコ劇場で上演なのですがチケットは完売…。
当日券が出るよう願う日々です。
(リニューアルしたパルコ劇場にも行ってみたい。)MORI
小説抄 其の3「太宰治『晩年』」
2022-02-01編集部の黒田です。
最近、鎌倉を歩いていたら、ガレージセールのような店があり、そこに太宰治の初版本(復刻版)の『晩年』があった。定価はなんと5000円! 実は私、これと同じ近代文学の復刻シリーズを100冊ほど持っていて、「全部売ったら50万円!」と驚いた。
でも、売ることはできない。親父の形見だから。
「トカトントン」という喫茶店を見つけ、父親と一緒に入ったのはまだ高校生のときだった。「トカトントン」は太宰の短編で、案の定、店内の棚は太宰の著書で埋め尽くされていた。
「あ、『晩年』だ」と言って、新潮文庫を開き、たまには父親の鼻をあかしてやろうと、「太宰は川端康成に芥川賞受賞を請願する手紙を書いたんだよね」と言ったところ、父は「そういうの、釈迦に説法と言うんだよ」と。
無知をさらすようだが、このとき、私は「釈迦に説法」という諺を知らなかった。芥川賞絡みの件を時系列で記すと、第1回芥川賞のときに『逆行』と『道化の華』が候補にあがり、『逆行』が最終候補に残ったが、受賞作は石川達三の『蒼茫』だった。
太宰は、川端康成の選評「私見によれば作者目下の生活に厭な雲ありて、才能の素直に発せざる憾みがあった」に激怒し、「川端康成へ」と題し、「私は憤怒に燃えた。幾夜も寝苦しい思いをした。小鳥を飼い、舞踏を見るのが、そんなに立派な生活なのか。刺す。そうも思った」という一文を著している。その後、第3回のときは選考委員の佐藤春夫から候補にあがった旨、連絡がある。それで太宰は佐藤春夫と川端康成に受賞を請願する手紙を書いている。
「私に希望を与えて下さい。老婆、愚妻を、一度限り喜ばせて下さい。私に名誉を与えて下さい。(中略)『晩年』一冊のみは、恥ずかしからぬものと存じます。早く、早く、私を見殺しにしないで下さい」(川端康成への手紙)ちなみに、この手紙を見ると『晩年』が候補作になったようなのだが、短編集が芥川賞の候補作というのはおかしい気がする。「晩年」という短編はないので、候補作にあがったのは『晩年』に収録された短編のどれかか、あるいは戦前は短編集も対象だったのか。
川端康成は選評の中で、「今回に適当な候補者がなければ、太宰氏の異才などは授賞してよいと思う」と書いている。順当に行けば受賞に至ったのかもしれないが、選考は川端康成のほか、菊池寛、佐藤春夫など五氏の合議で行われ、かつ、第3回から「過去に候補作となった小説家は選考対象から外す」という規定が設けられたので候補にすらならなかった。
『晩年』は太宰最初の短編集(単行本)であり、晩年に書いた作品ではない。では、なぜ晩年としたのか。太宰は著書「『晩年』に就いて」の中で、「これが、私の唯一の遺著になるだろうと思ったので題名を『晩年』にした」と書いている。本人は二十代の今を晩年と思っていたのだ。
この事件が起きたのが昭和11年。軍国主義が色濃くなっていった時期だが、この時代、自分も早晩、国のために散る、つまり、晩年と思っていた青年も少なくなかっただろう。志願兵だった私の父も然りで、一時期は太宰の信者だったらしい。
つまり、釈迦に説法とは、本でしか太宰を知らない私に対する皮肉だったというわけだ。
(了)いい枕とは…?
2022-01-26季節のあれこれこんにちは、ABです。
最近、夜眠れないことが多々あり少し困っています。一般的に不眠症の原因と言われているものはいくつかありますが、
私の場合はおそらく運動不足(リモートワークの日は眠れないことが多い)と、
枕が合っていないということが最大の原因なのではないかと思っています。今の枕は結構長い期間使い続けており、
中の綿やらなにやらがだいぶへたってきてほぼペタンコ状態。
寝づらさはずっと感じており、
せっかくならいい枕がほしいなと思ってはいるのですが、
なかなか「これ買おう!」という決断ができていません。固さや厚さにこだわりがあれば選びやすいのでしょうが、
「いや、寝れるのなら何でも…」というタイプの私は
そもそも自分にとってどれが寝やすいのかがわからないのです。
せめてどんな枕があるのかだけでも調べよう、とネットで検索すれば、
商品情報もお店情報も山ほど出てきて、よけいにわからなくなる始末。「これとこれは一体何が違うの?」
「この値段の違いは何?」
「実物見ないでネットで買って大丈夫かな」
「一人でお店の寝具売り場に行って試すのもちょっとな…」
「ていうかそもそもいい枕とは…?」即断即決で買い物をする友人からは「めんどくさ!」と一蹴されています。
ネットで評価の高い枕を買ってみるか、
専門家(?)がいるお店で自分に合った枕を見繕ってもらうか…。
布団に入って枕に頭をのせるたびに悩んでいます。
(そしてまた眠れなくなる)オススメの枕があったらぜひ教えてください。
ファッションブランドと映画
2022-01-25乗算とシネマこんにちは、Yです。
少し前のブログでは、なかなか映画館に行けない虚しさを書き連ねていましたが、
ここしばらくはサブスクで映画を観たり、毎週末映画館に足を運んだりしています。特にスパイダーマンの新作は涙で顔がべしょべしょになりました。
MCU以前のスパイダーマンから好きだという方はすぐに映画館に行ってください。ネタバレ厳禁。
かなりおすすめです。
かなり おすすめです !!!そんなこんなで、この前の土曜日は映画館で「ハウス・オブ・グッチ」を観ました。
かなり前に公開予告が出ていたので、グッチ家の没落ヒストリーは予習済みでの鑑賞です。
2時間半の長丁場でしたが、こまごまとしたエピソードをすべて割愛しており、
あっさりと観られた印象を受けました。
映画の本筋を人間同士の揺れ動きに絞っていて、かなり分かりやすいです。ピエール・ニネ版「イヴ・サンローラン(2014)」もそうなんですが、
ブランドものの映画は、意外とファッションのきらきら感を期待するとアレ?となるので、
おしゃれヒューマンドラマとして観て欲しいなあと思います。
(まあそれはそれとしてやっぱり衣装設計は最高なので服飾系の友人にも勧めたい)「ハウス・オブ・グッチ」で一番の見どころは役者陣の演技!
金の亡者と化し、狂気と欲望まみれのパトリツィア(グッチ家長男の妻)を、
下品すぎないギリギリラインで演じたレディ・ガガの怪演を観るだけで価値のある映画でした。
あとやっぱりアル・パチーノはずば抜けて味わいある俳優さんです。格が違う。音楽も良くて、これが映画館の醍醐味……と噛みしめた週末でした。
こんな時世ですし、また映画館に行けなくなりそうですね。
滑り込みで行けてよかった~。では、
塩田武士さんのオンラインイベントに向け、「罪の声」を観始めた、Yでした。スイミン
2022-01-24前髪切りたい最近というか、社会人になってから生活リズムがまともになったと感じます。
学生時代よりかなりしっかり寝ています。平均して7~8時間くらい。小学校高学年~高校時代は学校の勉強の他に塾や部活動などで稼働時間が埋まっていて、
仕方なく睡眠時間を犠牲にしていた気がします。
大学時代は自分自身のキャパシティを考慮しつつ時間割を組むようにしていたのですが、
結局サークルやアルバイトで睡眠時間が圧迫されていました。寝落ちしてノート取れなくて単位落とすとか、ぶっ倒れてバイトに行けず収入減るとか、
「寝なかった代償がふりかかるのは自分だけ」という状況ではなくなったのが大きいかもしれません。
(あと、学生時代はやるべきこととやりたいことの区別があまりなかったのかも。勉強していたことも好きなことだったし。)まだまだ寒いし、十分に寝ていたとしてもお布団から出られないのは仕方ないと思いたいです。
あつ(経験上、寝具に重課金するのはとても良きです)足がキャタピラになっている動物がいたとしたら
2022-01-21東京タワーの写真で締めるこんにちは。エビスです。
もしも足が戦車みたいにキャタピラになっている動物がいたら、ということを考えてみたいと思います。
今回は馬のような四足歩行動物の脚(4本)が左右のキャタピラに置き換わったとしたら、ということを考え、腕はないものとします。利点
・躓いて転倒するリスクがなくなる
山道などの悪路の移動に適しているので、外敵から逃げる際なども便利ではないでしょうか。
・接地面が大きいので衝撃を広い面で吸収できる
強風や外敵からの攻撃を受けた際、ひっくり返らずに済む可能性が高くなるのではないでしょうか。
・構造として単純
歩く練習が少なく済み、ひょっとしたら生まれたての段階で移動ができるようになるのではないでしょうか。欠点
・障害物を跨いだり飛んだりして乗り越えることができない
同様に、「向こう岸までジャンプする」などもできなくなるので、大きい野生動物に狙われた際に逃げづらい可能性があります
・移動の際にかなりエネルギーがかかる
摩擦が多くかかるのでエネルギーが多くかかると思われます。この点ではタイヤの方が少しすぐれています
・ガタガタした場所を移動する際、めちゃくちゃ揺れる
脳がやたらめったら揺れるので、危ないかもしれません
・なにかあって万が一ひっくり返ったときに、復帰できない
接地面が増えているので転倒の危険性は低くなったとはいえ、万が一の際にあまりに無力です。(腕+キャタピラならこの問題は解消できます)ほかにも、「毛づくろいができない」のように腕がないことによる欠点は山ほどあるので、腕+キャタピラで考えた方がいいのかもしれませんが、脚がキャタピラだと不便ですね。
東京タワーです。

おしまい
伊藤一彦の短歌
2022-01-20『牧水・短歌甲子園作品集』というものが昨年刊行され、
そのなかに、私の歌も1首入れていただいておりました。
ぜひ広めてほしいとのことだったのでここに載せておきます。

伊藤一彦先生のコメント付きで、なかなかうれしいです。なんとなく短歌を始めた私を沼に沈めたのが伊藤先生。
めちゃくちゃ温厚な人なのに、詠む歌はずっしりと重さがあり、
大人だ~かっけえ~~とすぐ好きになりました。いくつか紹介すると、
「おとうとよ忘るるなかれ天架ける鳥たちおもき内臓もつを」
着眼点とそれを弟への語りかけとするうまさ「妻とゐて妻恋ふるこころをぐらしや雨しぶき降るみなづきの夜」
をぐらし=ほの暗いですが、全体としてもほの暗さが出ていて好き「月光の訛りて降るとわれいへど誰も誰も信じてくれぬ」
故郷宮崎の月の光を詠んだもの。わかります!と言いたくなる。「人工の鳥のこゑする地下街を人らいそげり聴くことなしに」
恐らくは東京の地下街を詠んだもの。人口の鳥の声がやたらと耳につく。この鋭さ、しびれますよね~。
特に2首目の「妻とゐて~」はうっすらと濡れているような質感や、
大人っぽい情景が、当時17歳くらいだった私と友人たちを沸き立たせ、
「やばい無理しんどい」ばかり言っていました。また、地方vs東京の構図は斎藤茂吉や石川啄木の時代から
寺山修司なども通りつつ、ずっと続いているものですが、
伊藤先生の歌もそういった側面があります。かっこいい。短歌だけじゃなくて、いろいろな表現物の中で、
これぐらい人を引きつけられたらなあと思います。眺めたい本
2022-01-19日々のこと。こんにちは、よしだです。
書店で短歌のコーナーを見るようになりました。
これまで全然触れてこなかった分野ですが、すてきな装丁の歌集がたくさんあってわくわくします。私は手持ちの本を読んで面白いと思う本と、手元に置いて眺めたい本に分けています。
後者は物(もしくは美術品やインテリア?)として気に入っていて、
枕元の本棚にまとめて置いて、寝る前に眺めたりパラパラとページをめくったりしています。
前にご紹介した『25時のバカンス』とか、『イケガミヨリユキ作品集』とか。歌集にも眺めたいなあと思う本が何冊もあって(岡野大嗣さんの『音楽』とか)、
もっと早く知りたかったなと思いました。
ちょっとずつ収集していこうかな……。

