

社員ブログ
炎天下のあいち
2022-09-28乗算とシネマYです。
9月頭、念願の国際芸術祭「あいち2022」を見に愛知県名古屋市まで行ってきました!
平日の仕事が終わったあとすぐ夜行バスに飛び乗り、朝5時半の名古屋に到着。
まずはエネルギーチャージをと名物のモーニングを堪能しました。「BUCYO COFEE」で小倉バナナサンドをいただいたのですが、
これがもう絶品で。
名古屋に来た理由がすべてここに詰まっているんじゃないかと。
粒だった小倉あんのほどよい甘みと、薄切りバナナが口のなかでとろける~!
バスで疲れ果てた脳をやさしく労ってくれます。
がっつりモーニングをいただいたあとは国際芸術祭へ。
「あいち2022」は愛知県内4つの会場で行われていますが、今回は2会場に絞ってまわりました。体力のあるうちに、名古屋駅から電車で一宮市に向かい、
目的のひとつ、奈良美智さんの作品と対面。奈良さんの代表作である、バストアップの少女がイラストタッチで描かれた絵画は、
壁一面の特大サイズで見ると、色が何層にも塗り重ねられていることがわかります。
シンプルな輪郭線に反して、肌の部分には緑や青といった色が使われており、
醸し出される生々しさにくぎ付けになります。
会場内の随所に奈良さんのらくがきあり、図録だけでは楽しめない遊び心あふれる展示でした。サクサク見ないと終わらないのが「あいち2022」。
名残惜しい気持ちをぐっとこらえて、同市内に展示されている塩田千春さんの作品のもとへ。
大本命だっただけに、対面してすぐ気持ち悪い笑顔と声が出てしまいましたが、
これもアートということで(?)赤色の糸を空間やモチーフに張り巡らせる塩田さんの代表作は、
その場に立つと、真っ赤な糸が体の隅々までめぐる血管のように感じられて、
まるで人間の体内にいるような奇妙で神秘的な気分になります。
塩田さんの作品には、卵巣がんを患った経験が反映されているそう。途中で味噌カツ休憩をはさみつつ、
メイン会場である名古屋市の愛知芸術文化センターへ。
前回の開催で「表現の不自由展」が問題になってしまったからか、
ぶっ飛んだ作品はあまりなかった印象。
それでもやはり、世相に斬り込んでいく現代アートたちは健在で、
わたしの知らない世界を照らしてくれます。新たな発見ばかり。さすがに疲れた我々は、ぼろい銭湯で汗を流し、
そのまま夜行バスで東京までリターン。久々にいい旅ができました!
これだから日帰り弾丸旅行はやめられません。
Yでした。たとえ話
2022-09-27前髪切りたい例えるのが、好きです。
物語調でも固有名詞化でもなんでもいいのですが、
相手にとって分かりやすく伝えるための手段のひとつであり、
学びを自分なりに噛み砕いて飲み込み血肉にするための過程でもあります。
素材の味は素晴らしければそれはそれでよいのですが、誰が泥付きの芋をかじられましょうか。ひとつ、最近思いついた例え話を挙げます。
災害で困っている人たちがいる地域に、救援物資を運ぶとします。
ヘリコプターで運びましょうか、トラックで運びましょうか?選択するときの常套手段は、想定しうる長所短所を比較することです。
■ヘリコプター
〈長所〉
・速く届けられる
・上空から、被害の全体像を把握できる
〈短所〉
・天候や風向きに左右される
・夜間は非対応■トラック
〈長所〉
・一度にたくさん運ぶことができる
・被害にあった人と同じ目線で状況を知ることができる
〈短所〉
・道の状態によっては時間がかかってしまうどちらも一長一短で決定打に欠けますね。
より具体的な場面を想定してみます。■ヘリコプター
〈長所〉
・速く届けられる
→被害地域の人たちは、本当に速く届けてほしいのでしょうか。1度にたくさん届けてほしいわけではないでしょうか?
・上空から、被害の全体像を把握できる
→人々の様子までは確認できないかもしれません。
〈短所〉
・天候や風向きに左右される
→判断力に長けた操縦士であれば問題ないかもしれません。
・夜間は非対応
→遅い時間にもらっても、かえって迷惑かもしれませんよね。■トラック
〈長所〉
・一度にたくさん運ぶことができる
→たくさんの物資のどれだけが、本当に必要とされているものでしょうか。結局ゴミになったりしないでしょうか。
・被害にあった人と同じ目線で状況を知ることができる
→現地についてから知っても、対応できることしか対応できないかもしれませんね。
〈短所〉
・道の状態によっては時間がかかってしまう
→事前によく調べておけば防げる範囲のことかもしれません。ここまで書いておいてなんですが、この例え話にたいしたオチはありません。
例えるのが好きなだけなので。ヘリポートないかもしれないよな、物資手渡すのに縄ばしごでも降ろすのかな、
地上にいる人が手を伸ばせば届く高さまで機体を低くできるのかな、
そもそも支援者が地上に降りれば手渡せるよな、
まさか物資落としていくわけないもんな、最悪被災者がケガするよな、
渡し方ひとつで二次災害生むじゃん、などなど。
派生してあれこれ考えるのが楽しいだけです。考えつかれたのでトラックの方は途中で考えるのをやめました。
疲弊したら離れるのが人間です。分類ごとのページ数に偏りのある独自の辞書をもつ、話が通じにくいきょうだいと育った好影響です。
小学生の頃、中学生の彼に、父親の人事異動をクラス替えに例えて説明したことを覚えています。
相手が知っているものを使うのが例えの作法です。わかりやすさは優しさでしょうか。優しさは蛇足でしょうか。
大きなお世話は環境的後遺症でしょうか。
寓話の要はその過程にあり、それを楽しむ余裕がないときは
早く寝るようにしています。心を亡くせば道徳が白旗を挙げます。あつ(固有名詞以外、カタカナ言葉を避けてみました。けっこう頭つかいますね。あと、ページに和語はないらしいですね。)
ぬるぽ( ´∀`)にはガッしたΣ(ノ`Д´)ノwktkで保守していた✧+(0゚・∀・) +僕はネットに夢中になってた
2022-09-22ほげほげぬるぽ時は2000年代―――。
世はインターネット成長期。テーブルレイアウト中心、FLASHで動きをつけたHTMLからWeb2.0に移り変わりCSSを用いたインタラクションデザインが重視された時代。
そんな時代こそ、インターネットの世界が混沌に満ち溢れ一番面白かった時期だと思うのです。
今回はそんな30代の私が人生を捧げた2000年代のWebサービスを振り返ります。・mixi
日本のSNS創生期を支えたサービス。
足あとサービスよろしく、昔の知人も発見できた人様の黒歴史発見サービス。
それゆえにヤバい嗜好やぶっとんだポエムを知人が描いていた時のショックも大きく多くの30代にとって黒歴史なのではなかろうか。
私の黒歴史アカウントまだあるのかしら……?・ニコニコ動画
動画といえばYoutube……ではなく、ニコニコ動画。
組曲を生み出しゲーム実況を流行らせボカロが歌い動画にコメントという当時の覇権を握った動画サービス。
当時の私は「フタエノキワミ、アッー!」とか「らんらんるー」言いながら弾幕にAA貼ってコメ職人やってました。・FLASHまとめサイト
当時はフラッシュ黄金期。
面白い動画を求めてはFLASHのまとめサイトを見て回る。もはや暇人の極みである。
今では信じられないかもしれないけど、動画のほとんどは.flvだったのです。・メイプルストーリー
基本無料でプレイできるMMO。
当時のゲーマーのほとんどが手を出したであろうオンラインゲーム。
ラグナロクオンラインやFF11は有料だからね。無料のメイプルストーリーに流れるのさ。
1レベル上げるのにこんなに苦労するのかと人生からログアウトを考えた30代も多いはず。
まだサービス終了していなかったことに驚き!!・2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)
当時は住人と化して痛いハンドルネームを引っ提げて活動していました。
ぬるぽ( ´∀`)にはガッしてΣ(ノ`Д´)ノwktkで保守していた✧+(0゚・∀・) +ころが懐かしい。
そんな私はバトルロワイアルのパロディであるパロロワと呼ばれる2次創作が好きでした。
どれみロワ、アニロワ、ネギまロワは2chから生まれた名作だと今も信じてる!・こえ部
声で遊ぶコミュニティ。
動画が流行りだしたご時世にあえて音声で勝負する潔さ。
浮気された30代人妻が怒りで自宅を燃やすときの声をやったらフォロワーが増えたのは良い思い出。
朗読したり、セリフ募集したり、演劇したりとなかなかの良サービスでしたが現在はサービス停止。・ねとらじ
個人でも気軽にラジオ配信ができるサイト。
今でこそ個人がインターネットラジオを配信できるサイトは多数あるものの当時はこれが最良の選択肢でした。
したらばでレスを読み、スカイプ凸待ちして見知らぬリスナーと絡むのが楽しかった。
リスナーによるとどうやら私の性別を間違えて認識されているようだったが気にしない(笑)―――そして時は流れ2022年。
スマホ対応レスポンシブが基準になり、よりリッチなサイトが構築できるようになりました。
過去にあったWebサービスのほとんどがオワコン化し、より新しいサービスが生まれてはいるものの、あの頃ほどネットに夢中になれなくなったような気がします。
そんな私はどうしているかというと―――スプラトゥーン3に夢中な人生を送っております(ぇ※今回のブログ、読み返したら陰キャの黒歴史でしかない(笑)
........∧∧l||l / ̄ ̄ ̄ ̄
......./⌒ヽ) < もうだめぽ…
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''" ""''"" "'''YuE
学校教育と大喜利
2022-09-22東京タワーの写真で締めるこんにちは、エビスです。
「自由なテーマで」となると文句ばっかり出てきちゃうタイプの人間です。
でも、ネガティブなことばっかり書いていたら怒られてしまうので、今回は趣味である大喜利の話をします。あくまでわたしの持論なので、「そんなことないだろ!」と思う方がいらっしゃればそんなことないのかもしれません。学校(特に小中、あと高も?)の国語のテストなんかで、文章題において「~はなぜ?」みたいに理由を聞かれたら、「~から。」と答えないといけないというルール、ありませんでしたか?内容はあっているのに「~から。」と書いていないと問答無用で減点される、なんてこともあった気がします。問「Aくんが怒った理由を答えよ。」答「~に腹が立ったから。」みたいなことです。
でも、この手の問題って本当に「~から」じゃない答えはすべておかしいと言い切れるのでしょうか。「~への怒り。」みたいな答え方でも不自然ではない気がします。この「~から」の洗脳が大人になっても残っている人はひょっとしたら多いのかもしれません。
さて、ここからが大喜利の話です。たとえば「始業式で、『校長、まだ夏休み気分が抜けていないのかな…?』どうしてそう思った?」というお題があったとします。(ちなみにメルマガ大喜利でちょっと前に出したお題です)
それに対して、「スイカ割みたいな感じで始業式に登場した」みたいな答えを出したいなあ。と思ったとしましょう。
そこで、「目隠しをした状態で、教頭先生に『右!右!もうちょっと右!』と指示されながら舞台上に上がっていたから。」みたいに答えてしまうのは「~から洗脳」じゃない?と私は思うのです。大喜利の答えは基本的には端的なほうがよいもの。わたしも回答を出す前にはプレバトの俳句の夏井先生のような気持ちで添削をします。
「上がっていたから。」では、回答の肝の後が冗長です。
「舞台上に上がっていたから。」よりも「舞台上に上がっていた。」
さらにいうと「舞台上に上がった。」でいいし、なんなら「舞台上へ。」でいいのです。
これでも十分言いたいことは伝わりますし、国語のテストじゃないので何ら問題ないことです。
「~から」で終わらそうとしたんだなあ感がでてしまうと、あまりに子供っぽくって(≒素人臭くって)損をしてしまいます。
メルマガ大喜利なんかで読者の皆さんの回答を見る機会があるのですが、「~から」にこだわってしまっているなあという人が結構います。
わたしはそれを見るたびに(特に内容的に面白いとなおさら)「もったいないなあ」と思ってしまうのです。余談ですがほかには、さっきの回答だと
「目隠しをした状態で」→「目隠しをして」
「教頭先生」→「教頭」
「舞台上に上がる」→「舞台に上がる」
みたいに文字数を削れますね。こうやって文字数を削るだけで、凡庸な回答でもさっと入ってくるようになり、それっぽく見せられるようになるわけです。
本当は語順とか言い回しとかも言いだしたらキリがないのですが、難しい話かつ少しまだ感覚的にしか捉えきれていないので説明はしません。国語洗脳と大喜利の話でもう一つ気になっている事象があるので、覚えていたらまた次回もこんな話です。
🗼<オシマイインクを塗るゲーム
2022-09-21日々のこと。こんにちは、よしだです。
ババさんのゲームの話題に乗じて。
発売したての『スプラトゥーン3』にハマっています。気になりつつもオンラインで対戦するゲームは合わないかも…と食わず嫌いしていたのですが、
CMを見て始めてみようかな!と急に思い立ちました。インクの鮮やかさと青春感あふれるフレッシュさが好みのCMでした。
高校時代に武道系の部活に入っていたせいか、なんとなく懐かしさもあります。
CMをきっかけに買うのは戦略にハマっちゃった感じがして
ちょっと負けた気持ちにもなるのですが、発売して早々に購入しました。実際にプレイしてみると、キャラクターを移動させるのと同時に
キャラクターの向き(視野)も動かさないといけなくて手こずりました。
一人でできるヒーローモードで手慣らしをして、いざナワバリバトル(オンライン対戦)。
見事、ハマってしまいました。ナワバリバトルというのはその名のとおり、
4対4の2チーム(2色)にわかれてそれぞれの色をステージに塗り、
より多くの面積を塗った=ナワバリにしたチームが勝ちというものです。目的が相手を倒すことではなく、インクを塗ることなのがよかったのかもしれません。
負けても悔しくなりすぎないのが助かります。
しかも、4対4のチーム戦なので助け合いができるのもうれしいところです。
使用する道具やチームメイトの動きによって、自分の動き方を考えるのも楽しいですし、
制限時間が3分というのも集中するのにちょうどいい(そういえば、部活の試合も3分だった)。やっているうちに闘争心が燃えてきて、
「そうそう、私ってけっこう負けず嫌いだし闘うの好きなんだよね」
と何かを取り戻すような気持ちにもなりました。
どこで闘争心を発揮してるんだろう?と思わなくもないのですが
新しいものに触れて、自分の心の動きを観察するのは楽しいです。ゲームしてる人にもいろいろあるのかと今更気付く
2022-09-14ゆとり日記こんばんは、
今日ブログ当番であることをお昼に思い出させてもらったのに、
速攻で忘れて結局退勤前に書いています、ババです。スプラトゥーン3が発売後3日間で日本国内の売り上げ345万本を突破しているそうです。
Nintendo Switch向けソフト発売後3日間の国内販売本数として、過去最高の記録だとか。弊社内でも全社員の1/4くらいがやっているようで(ババ調べ)、私も買おうか迷っています。
あまりにも話題になっているので、ならばいちどやってみるかと体験版をしてみたのですが、
私にとってはハチャメチャに難しい&オンライン対戦する人たちのレベルも高く、
今のところ面白さをあまり理解できていません。
ゲームって何かしらのストーリーがあって、それをプレイしながら楽しむものだと思っていたのですが、
スプラトゥーンは基本対戦なのでゲームのなかのストーリーというのがプレイ中には出てきません。こんなような話を社内屈指のゲーマーであり、なぜかswitchを一人で3台も所有しているE氏に話すと
「ババさんはコンテンツ愛好家なんですね」と言われました。そこではじめて気づきました。私はゲームをする人ではなくて、コンテンツを愛好している人なのかと。
たしかにポケモンをするためだけにわざわざ3万もするswitchを入手し、ポケモンのバッグで通勤し、
今日のワイシャツはゲンガーのポケモンシャツ。
アップルウォッチにはピカチュウが表示され、ケータイの待ち受けはアルセウス御三家&ピカチュウ。
LINEの画面はポケモンピクセルアートです。改めて書いてみるとちょっと自分でもひいちゃいますね。
私みたいなコンテンツ愛好家はゲーム自体に熱量がないので、
スプラトゥーンの面白さをあまり感じられないのも納得です。
ゲームをする人もきっといろんな人たちに分かれてるんだなあと今更気付いた、というのと
ポケモンは素晴らしいコンテンツだよ、というお話でした。
スプラトゥーン3、どうしようかな…ババ
小説抄 其の13「吉本隆明『源実朝』」
2022-09-12小説抄
15歳のとき、太宰治の「右大臣実朝」を読み、源実朝に強烈なシンパシーを感じた。それで『金塊和歌集』を読んだりしたあと、辿りついたのが吉本隆明の『源実朝』だった。
後年、吉本ばななが『キッチン』でデビューし、「吉本隆明の娘だってよ」と噂になったが、今は逆ですね。「吉本隆明って誰? あ、吉本ばななのお父さんなのね」って。さて、実朝の和歌。鎌倉時代は古今和歌集の時代。つまり、万葉集的な直截な和歌はダサいとされ、掛詞などのテクニックを駆使するようになったとき。にもかかわらず、実朝の和歌は万葉集的なわかりやすい和歌だ。家庭教師はあの藤原定家。なのにあの素朴さ。人柄なのか。
大海の磯もとどろに寄する波われてくだけてさけて散るかも
「割れて、砕けて、裂けて、散るかも」の畳語はものすごく写実的。掛詞といった小賢しいテクは一切なし。写生文を提唱した正岡子規も絶賛するわけだ。
箱根路をわが越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ
これも写実的。見たまま、ありのままに詠んでいる。確か、箱根の十国峠にこの碑があった気がするが、この前、芦ノ湖から三島まで歩いたとき、なかったんだよなあ、勘違いだったかなあ。
世の中は常にもがもな渚こぐ海人の小舟の綱手かなしも
百人一首にもなった和歌。漁師が海から帰ってきたのを見て、世の中はずっとこうだったらいいのになあと詠んでいる。しみじみするね。
山はさけ海はあせなむ世なりとも君にふた心わがあらめやも
「君」というのは恋人か、妻の坊門信子か。残念、「君」とは後鳥羽上皇のこと。後鳥羽上皇は和歌集の編纂もする出版プロデューサー。そういう点でも尊敬していたんでしょう。のちに承久の乱を起こされるけど。
時によりすぐれば民の嘆きなり八大龍王雨やめたまへ
台風が来たのでしょうか。わかりやすい和歌。実朝は政治はさせてもらえませんでしたが、民のことは思っていたんでしょう。一応、鎌倉殿なので。
もの言わぬ四方の獣すらだにも憐れなるかな親の子を思う
親の幸薄い実朝が歌うと切ない。獣ですら親は子を思う。いわんや人をやと言いたいところだが、鎌倉時代は親族で殺し合いばかり。実朝は甥の公暁に殺され、父親の頼朝は弟の範頼、義経を殺し、頼朝の兄、義平は叔父の義賢を殺し、義賢の子、木曽義仲は範頼・義経と戦って死に、義仲の子、義高は頼朝の刺客に殺され……。まあ、法治国家じゃないからやりたい放題。
身につのる罪やいかなる罪ならん今日ふる雪とともに消ななむ
なんで将軍になってしまったのか。凡人が権力を得ることが罪なのか。あまり有名ではない和歌だが、これが一番心に沁みる。
出でいなば主なき宿となりぬとも軒端の梅よ春を忘るな
鶴岡八幡宮で公暁に暗殺された日に詠んだ最後の和歌の一つ。菅原道真の飛梅を彷彿とさせる。ぬしなき宿となると予感していたのか。
15歳のとき、実朝のような人生になる予感がありましたが、全然違いました。よかったのか、悪かったのか。今もってわからず。
(黒田)鹿児島・開聞岳へ
2022-09-08山記
霧島の翌日は、開聞岳です。 
キャンプ場を過ぎて、二合目が登山口です。
この先、トイレはありませんとのこと。
最初のうちは、薄暗くジメジメした登山道ですが。 
ところどころ開けた場所が出現します。
ずーっと樹林帯とかじゃなく、適度にメリハリがついているので楽しく歩けます。
高度が上がってくるとこんな感じ。
岩場が多くなってきました。
で、また開けた場所。
独立峰なので、景色がよいのです。
山頂直下は、ちょっと急です。 
山頂到着。
ここも百名山。
それなりに人がいます。
山頂からの景色。
この山は、全方位見渡せるのが魅力ですね。

で、下山しました。
登山踏切を横断します。
JR指宿枕崎線に乗って帰ります。 あの夏に戻ったような
2022-09-05先日、藝祭2022に行ってきました。
そうです。あの天下の東京藝術大学の学園祭です。
高校の同期2人が藝大に通っているので、その展示&アートマーケットが目的です。
学年に美大を目指していた人は3人しかおらず、つまり私以外全員藝大生という……(笑)
まあそんなことは置いておいて、早速入場です。
藝大の門をくぐると、藝歳名物の御神輿がお出迎え。
超超かっこよすぎる。
これは学部1年生が作るという恒例行事なんですよね。
こちらが神田明神賞の神輿。
工芸と日本画が制作にあたったそう。か、かわいいし造形がすごすぎる。
学内の展示を約3時間かけてまわり、久々に同期3人で集合しました!
3人そろうのは4年半ぶり!懐かしすぎて、自然に涙がでました。
彼女たちは、運営があるので30分くらい話して解散。
「絶対今度飲もうね。」と約束するのが、なんだか大人になったなあと感じて嬉しいような寂しいような。不忍池の周りを散歩して帰ろうと思ったら屋台が並んでいました!
大興奮のあまり半日何も食べてなかったので、つぶ貝とビールを購入。
蝉の声と、少し涼しい風を受けて夏の終わりを感じてしまいちょっとおセンチな気分に。
ビールを飲みながら、受験期のことを思い出しました。
本当につらかったけど楽しかったなあ。
夏場の熱い教室で、勉強して絵描いて。
あの頃に、戻りたいような戻りたくないような。
次に会った時はたくさん思い出話をしよう。そう思ってビールを飲み干しました。mm
週末だけ、美術館に住みたい
2022-09-02乗算とシネマYです。
先週末は東京国立近代美術館で開催中の、
「ゲルハルト・リヒター展」に行ってきました。ドイツ出身のゲルハルト・リヒターは、現存する現代アートの巨匠のひとり。
「ドイツ最高峰の画家」と呼ばれています。
生誕90周年、画業60周年という記念すべき年に、日本で大個展が開かれたのは本当にありがたい!
(しかも16年ぶり!)写真を模写しつつ、キャンバス上でピンぼけさせる「フォト・ペインティング」は
数あるリヒターの作品でも有名な手法ですが、
実際に見ると「絵がうまい!!!」の一言に尽きます。
卓越した描写力に、ピンぼけというオリジナリティが加わり、見ていて気持ちがいいのです。抽象絵画も、もはやその色彩配置や絵肌の再現方法が全くわからない。
だからこそ引き込まれる。ずっと眺めていたいです。部屋に置きたい。個人的に、リヒターの持つ哲学や、作品制作の変遷は、
現代アートのなかでも比較的わかりやすく、一貫性があると思いました。
「現代アート」って、とっつきにくそうですが、
インタビューなどで制作意図が詳しく残っているぶん、理解しやすい場合もあるんですよね。リヒターの作品はほかにも、上野・国立西洋美術館で開催中の
「自然と人のダイアローグ」(~9/11)や、
箱根・ポーラ美術館の開館20周年記念企画、
「モネからリヒターへ」(~9/6)
など、生で見られる機会がたっぷり用意されています。どちらの展示も(たしか)19世紀ごろの抽象絵画とリヒターの作品が
並べて展示されていたのですが、
まったく引けをとらないその迫力に圧倒されました。特にポーラ美術館では、
真っ白の壁にリヒターの抽象絵画とモネの絵画のみが展示され、
新旧の抽象絵画が堪能できる空間に。うまい。モネと自分の作品が並ぶって、どんな気持ちなんですかね?!
リヒターほどの巨匠になれば些末なことなのでしょうか……。今度は、2022年の目玉(?)である
国際芸術祭「あいち2022」(旧:あいちトリエンナーレ)のために、愛知県まで行ってきます!
3年に1度開催される、国内最大規模の国際芸術祭です。
奈良美智や塩田千春の作品も展示されるので楽しみ。前回行ったときに食べた味噌カツの味が忘れられない……。
愛知県名物モーニングも楽しみな、Yでした。

