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社員ブログ

  • 日本ファンタジーノベル大賞 授賞式

    2009-12-25

    クリスマスですね
    用事があるので早く帰りますねと、意味深に会社を後にする自分を夢見ていましたが、今年も無理だった(石)です。

    さてさて、そうであるのならばバッチリ仕事しまっせ!
    ということで、12月3日に開催された、日本ファンタジーノベル大賞の授賞式について書かせていただきます

    日本ファンタジーノベル大賞 授賞式公募ガイド12月号の賞と顔で、受賞者の「2人」を紹介しました。
    そう、第21回の今回は、大賞ダブル受賞!という第6回以来という、非常に優れた作品が寄せられた回だったんです。

    私も受賞作、早速読んでみました
    奄美大島の悲しい過去と、苦しみから逃げ出そうとした現代の少女の魂を緻密に、重厚に描く「月桃夜(げっとうや)」(遠田潤子さん)
    一般常識からいくと変な人・変なことばっかりなのに、妙に登場人物たちの心の「芯」を強く感じる「増大派に告ぐ」(小田雅久仁さん)
    どちらもまったく違う魅力を描く作品。

    選考委員の中でも色々と激論が交わされたそうで、その内の1人、荒俣先生の言葉を借りると、「白鵬と朝青龍との対戦」
    それぞれの作品をこう評していました。
    椎名誠先生曰く、だんだんめんどくさくなってきて両方とも大賞に・・・という空気になった。まぁ両方ともいい作品なので。
    なんて言葉で会場の笑いをとっていましたが、いやいや両方とも本当に面白いですって。

    右が遠田さん、左が小田さん遠田潤子さんは2人の娘さんがいるお母さん
    娘さん達は、小説を書いていることを知らなかったため、受賞伝えたときは、ただただ驚いていたそう。
    遠田さんは、「本当に『よいもの』を書いていきたい。苦しむ人の出口になるような作品を」と、今後の作品づくりについて意気込みを語っていました。
    苦しむ人の出口になるような、の言葉にジーンと感動。
    それは物語が必要とされる1つの大きな理由ですよね

    小田雅久仁さんは、元サラリーマン。
    自分ではサラリーマンにむかないなぁ~と思って会社を辞めて小説を書くように。また、「やっぱり本が好き」というのが作家を目指す根底にあったそうです。
    井上ひさし先生に、「悪態小説」と評された受賞作品について「普通に喋っているだけで、悪態をいっているつもりはないんですが~」。
    鈴木光司先生の「読者のすべてを敵に回しかねない危険な作品」という言葉には、「夜道を歩くのが怖い。逆にそんな作品があったら自分が見てみたい」と、口元にささやかな笑みを浮かべ、目をきらっと光らせて話していたのが印象的でした。

    受賞パーティでは、短いながらもお二人と話をしてきたのですが、なんと同大学卒業の先輩と後輩の関係なんですよね!
    また共に大阪在住と、偶然とはいえ、「縁」のある二人。
    受賞作品が、本屋さんで隣におかれて並んでいるのもやっぱり縁

    売れっ子のプロ作家が多く誕生する同賞。
    今後も二人そろってに、共によい作品を生み出していくことを、一読者として楽しみにしています

    日本ファンタジーノベル大賞の詳細は、現在発売中の公募ガイド1月号に掲載中。また1月9日発売の2月号でも掲載します。
    もうすぐ年明け
    公募ガイドを読んで、年の始めに、プロへの第1歩へ向け作品を書き始めてみるのはいかがでしょうか?(石)

  • 平成21年度防火ポスター及び防火防災に関する作文コンクール表彰式

    2009-12-24

    お久しぶりです編集部の(福)です
    クリスマス・イブですね
    今夜あたりキャンドルに火を灯したりする方も多いのではないでしょうか
    でも、火の始末には要注意
    楽しいクリスマスと新年を迎えるためには、火の元チェックも大切です

    そこで、全国の小・中学生の防火・防災の意識の育成と向上を図ることを目的に開催されている「防火ポスター及び防火防災に関する作文コンクール」の平成21年度の表彰式へ、(石)と行って来ました

    防火ポスター・防火防災に関する作文表彰式


    「防火ポスターコンクール」は、昭和60年より開催されており、今回は111点の応募作品が寄せられました。
    最優秀賞は、
    岐阜県 大垣市立西部中学校3年の石井清美さん

    防火ポスター・防火防災に関する作文表彰式2

    火の消える様子をじっくり見ている子どもたちの様子は、平成21年度全国統一防火標語「消えるまで ゆっくり火の元 にらめっ子」をよく表していたとのことでした。


    また、平成13年から開催されている「防火防災に関する作文コンクール」では、地域防災のため日夜活動している消防団員についてをテーマに作文を募集し、今回は134点の応募がありました。
    最優秀賞は、
    香川県 香川大学教育学部附属高松中学校2年生の西川倫弘さんの「ぼくの街の消防団員」

    防火ポスター・防火防災に関する作文表彰式3

    お父さんが消防団員だそうで、その様子をよく見て表現されていたとのこと。

    ポスター、作文ともに全国の市町村、消防機関等へ配布しているそうです。
    また、日本消防協会のウェブサイトでも受賞作品を見ることが出来ます。
    興味のある方は是非ご覧下さい (福)

  • 【アート】フレコミ漫画大賞 ほか

  • TK-プレス 其の11「原稿の書き方の規則」

    2009-12-22

    谷崎潤一郎の『細雪』は、改行した際に行頭の一字下げをしていない。明治期に始まった規則とはいえ、なぜこの作品だけが? となんとも不思議だ。一方、カッコで始まる文章の場合、今は一字下げにしない。原稿では下がっているが、全角カッコは活字のマス目(仮想ボディと言う)の上半分が空いているため、一字下げにすると見かけは1.5字分空いてしまい、これでは下がりすぎということで編集者がいちいち一字分詰めていくのだ(最近は原稿段階で詰めて書く人が多くなり、編集側としては助かっている)。


    これらは厳格な規則ではないので、出版社によってやり方が違ったりする。特に時代を遡るほどバラバラなのだが、しかし、ここ20年程の商業誌を見るとほぼ同様の表記をしている。例外は新聞社。新聞は日刊という都合上、能率最優先で、カッコで始まるときだけ一字下げをしないという面倒なことはしない。ナカグロ(「・」という記号)が行頭にあっておかまいなし。


    一般の印刷物では、カッコ内の最後の句点(マル)を省略するという規則もある。これも厳格な規則ではなく、教科書や児童文学、あるいは明治、大正の小説などでは省略していないものもある。村上春樹もデビュー作の『風の歌を聴け』では「俺は御免だね、そんな小説は。反吐が出る。」とカッコ内であっても最後にマルを付けている。しかし、これはデビュー作だから、つまりはアマチュア時代に書いたものだから、学生時代の表記のまま書いてしまったのだろう。実際、二作目の『1973年のピンボール』では担当編集者に指摘されたのか、この句点は省略されている。


    この不文律の規則を定着させたのが誰かは分からないが、おそらくは志賀直哉だろう。こんなとき、どう表記する? と思ったとき、人はだいたい先人の例に準じる。ならば「小説の神様」の真似をしようということになったのではなかろうかと。(黒)

  • 【ノンセクション】ご当地レシピものコンテスト特集

  • イセ文化基金が支援する若手作家展

    2009-12-18

    今は師走(12月)
    絶賛発売中の公募ガイドは1月号
    只今作成中の記事は公募ガイド2月号に掲載分……。
    ということで、今は何月なんだかよく分からなくなっている(石)です。

    編集部では次号のリニューアルに向け、また年末のため締め切りがいつもより早いこともあり、非常に慌しいですが、皆頑張って作業中です♪

    足元の作品にご注意さてさて、そんな編集部をちょっと抜け出して、月島駅から程近いTAMADA PROJECTS TEMPORARY CONTEMPORARY で開催されている、「イセ文化基金が支援する若手作家展」に行ってきました

    イセ文化基金ではNY日米美術学生展という、若手支援のプログラム(日米の美術学生のために、ニューヨークのギャラリーで作品を展示し、優秀作品を表彰)を行っているのですが、その受賞者の新作や、同基金が今まで支援してきた若手作家の作品を紹介している展覧会です

    私は初日の12月15日に足を運んだのですが、中に入ると、いきなり足元に作品が!
    思わず蹴っ飛ばしてしまいそうになり、冷や汗をかいてしまいましたが、それだけ作品が「近い」んです。
    美術展というと、一歩引いて作品を鑑賞~というスタイルが多いのですが、こちらは若手作家展というだけあって、作品の息吹やこめられた熱意が直接感じらるような勢いがあります。

    また初日には、記念講演会と、その後オープニングパーティがあったため、会場は若手作家さん、関係者でいっぱい。
    若手作家さんたちは、それぞれ作品を熱く語ったり、ほかの作家さんと交流したりと、生き生きとした表情をしていました~

    これを自分で作ってしまえるのはすごいです作品は絵画のみならず、彫刻や写真など様々。実はかの奈良美智さんの作品(これまた近くで見れる!)が飾ってあったりと、会場はさほど大きくないですが非常に楽しめます

    ●イセ文化基金が支援する若手作家展
    会場:TAMADA PROJECTS TEMPORARY CONTEMPORARY
    会期:12月15日~26日 11時~18時(最終日は16時まで)

    12/26日まで開催中(入場料は無料!)ですので、若手作家の作品から刺激を受けたい方は、足を運んでみてはいかがでしょう。(石)

  • 【フォト】四谷三丁目 よつさんキラキラフォトコンテスト2009

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  • 小説抄 其の10「村上春樹『羊をめぐる冒険』」

    2009-12-15

    「長嶋は燃えた」はいいが、「長嶋は燃やした」となると「何を」という疑問が残る。文法的には「燃やす」は他動詞で目的語を伴うからだが、しかし、文法など知らなくても私たちは「長嶋は燃やした」だけでは舌足らずだと感覚的に分かる。一方、日本語を学びたての外国人などにはこれが分かりにくく、だけでなく、日本人も大人になってから語学学習をするようなときはこれと同じ状態になる。その際は勘ではなく文法という理屈でこれを補う。


    25年も前のことになるが、ある日、友人が興奮して「この小説はいい」と言ってきた。それは当時の学生なら論文を書くときなどに誰もが「○○をめぐる○○」というタイトルを付けたぐらい有名な作品だった。読んでみると確かにおもしろかった。影響されて、読むたびにビールが飲みたくなったり、オムレツが食べたくなったりして、ちょっと太ってしまったくらいだった。言うまでもなくそれは『羊をめぐる冒険』だ。


    ただ、終盤は物語の出口を探しあぐねているようでキレが悪いような気もした。初めて読んだときはそれも魅力ぐらいに思っていたが、このすぐあとに氏の短編集を読んではっきり分かった。短編はあれほど切れ味鋭いのに、長いものになると今ひとつ、ということは、この人は志賀直哉と同じタイプなんじゃなかろうかと。


    後年、村上氏がプロットを作らないで書くと聞き、なるほどそのせいかと思った。この件に関しては、「プロットを作らないから戸惑う」と言う人と「プロットを作らないからあれだけの作品が書けた」と言う人があったが、おそらく両方正解だろう。即興で曲を作っていくようなことをすれば展開に迷うこともあるが、譜面どおりに弾くような書き方ではおもしろくなりにくいということだ。プロットを作る頭は左脳だからだ。


    村上氏は物語を構成するのが得意ではなかったのかもしれない。このことは実は『ノルウェイの森』を読んだときにも若干感じたが、その後、氏は語学学習をするように理論的に物語の文法を学んだらしく、今の作品に初期の作品のような逡巡はない。(黒)

  • 【文芸】SCHOOL OF LOCK 蒼き賞

    ●SCHOOL OF LOCK 蒼き賞
    締切:12月29日 資格:13歳~19歳