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社員ブログ

MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD 2009 受賞発表会

2009-11-28

11月13日(金)に「MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD 2009」受賞発表会へ
編集部(理)と行って来ました編集部の(矢)です
未来の一流デザイナーを目指す学生の優れた卒業制作を表彰するこのコンテストは今回で9回目、
過去最多の282作品の応募があったそうです

受賞式が行われる前に、受賞作品を見て回りましたが、今までの学生時代の集大成
ギュッと詰まった作品ばかりでした
将来デザイン界を背負う金の卵達の作品達です。
発想が面白いのにまず感心、作品には若さがあふれていると感じ取りました。
絵心もない私には、「学生が作ったんだよね? すごいな~」の一言です。


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まず目に飛び込んだのは「少年ショウジ」。デカイきらめく少年ジャンプ??
なんだろうと引き寄せられ、近くによってよく見ると「少年ショウジ」。そしてきらめきの正体はスワロフスキーのビーズがびっしり敷き詰められてました。手間がかかったろうに…

この作品は「水野誠一賞」を受賞し、審査員長水野さんのコメントは「ビーズを敷き詰める努力を買いました」
とおっしゃていました
受賞したその庄司さんのコメント「卒業を祝う自分をテーマにマンガ誌として作品にしました。真剣に取り組みました。」


次の作品は、ん? 赤いバラのオブジェ? と思いましたが、なんと音楽機器でした
作品名は「プレゼントするための音楽機器」。
「榮久庵憲司賞」を受賞したこの作品は、音楽を人にプレゼントすることを考え、人に贈るための音楽機器を考えたそうです。
受賞者の松下さんに後で取材させてもらったところ
「僕は小心者なので、女性にバラを贈れないので…。人にプレゼントする花といったらバラだと思いつき、バラの形をモチーフに音楽を贈る物を作ってみました。大学時代は自信が持てなかったので、賞をもらって1歩を踏み出せた気がします。」
いや~女性ならこの作品を贈ってもらったら嬉しいですよね
そして、ハニカミながら答えてくれた作者はとても素敵な方でしたよ~

上位受賞者


そして大賞作品は「[ori] Life Wear for Emergency」。
災害時における死者を葬る遺体袋をデザインした作品です。多くの方々が亡くなる事も事実であり、「死」をタブー視することなく、故人への尊厳ある行為として遺体処理を実現するという作品でした。

「審査員全員を立ち止まらせる作品で、アイデアの斬新さと繊細さが良い。死者に対する尊厳が折(ori)という発想に行きついたところにも審査員は深く感動しました。」と、審査員長水野さんはおっしゃってました

受賞者の福丸さんは「テーマとして重い。時間をかけて作った作品です。考えて考えて苦しんで作った作品で、長いストーリーがありました。そして大賞をいただけて嬉しいです。そして受賞式に福岡から家族が10人ほど駆けつけてくれました。それが一番喜ばしいことです。」

とのコメントでした。コメントの最中もご家族のおじいさまが、お母様が、前に出てきて写真をパシャパシャ撮っていました。なんとも心温まる光景で、会場が和やかな雰囲気になりました。懇親パーティに編集部(理)が、「ご家族の写真を撮らせてもらって、ブログ掲載の了解までもらったよ~」とのことで、しっかり載せさせていただきました


大賞者と家族


金の卵たちが、これから社会で金の鶏と育って欲しいと審査員のお言葉でしたが、まさにこれからが楽しみです。これから世に出る作品は実はかつての金の卵たちかもしれませんね
受賞作品はこちらからhttp://www.m-kagaku.co.jp/mcjda/award2009/index.html見れますので、興味をもった方は是非