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社員ブログ

  • 【ネーミング】広川町産業展示会館 愛称募集 ほか

  • 【文芸】文学座ファミリーシアター「わが町」観劇感想文コンテスト

    ●文学座ファミリーシアター「わが町」観劇感想文コンテスト
    締切:4月31日 資格:小学生~高校生
    文学座公演 ファミリーシアター「わが町」
    上演期間:4月9日~18日
    会場:全労災ホール/スペースゼロ

  • 【ノンセクション】サンキストオレンジ&レモンで作る しあわせ家族のスマイルレシピ

  • 小説抄 其の17「五木寛之『戒厳令の夜』」

    2010-03-23

    以前、『13日の金曜日』という映画を観に行ったとき、席を確保しようと早めに場内に入ったら、まだ前回分の上映中で、ジェイソンが池の中から飛び出してくるシーンに出くわしてしまった。見る前に結末を知ってしまうなんて。まったくトホホと言うしかなかった。


    それから数年後、友人宅でテレビのスイッチを入れたら『戒厳令の夜』という映画が始まるところだった。友人は見たがったが、私は困った。実はちょうど原作の『戒厳令の夜』を読んでいたところだったのだ。今、佳境に入ったところなのに、読む前に結末を知らされてはたまらない。『13日の金曜日』の悪夢が甦る。


    結局、友人は一人テレビの前に座り、私は六畳一間の片隅で原作の続きを読み始めた。当然、テレビの音は耳に入るが、なんの、精神一統何事かならざらん。友人はわざとらしく「おお」と大声をあげ、だけでなく、私の肩をたたいて「おもしろいぞ」と誘い水をまくが、私はイヤホンをつけ、さらに雑音を消そうと『戒厳令の夜』を音読して応酬する。アホだな。


    今考えれば、放送が終わるまでファミレスでお茶でもしながら読んでいればよかったと思うのだが、貧乏学生にはそんな発想はなかったのかもしれない。あるいは、飯までご馳走になって友人を残していくのは申しわけないという気持ちもあったかもしれないが、とにかく、そんな状態で11時を迎え、ぼちぼち放送も終わりだろうと気を抜いたのがいけなかった。画面に集中していた友人が言った。「うわあ、その手があったか」


    その手って何だ。このあと、どんな展開になるんだ。どんでん返しがあるのか。気になって仕方なかったが、小一時間後、ようやくページはクライマックスに至り、気づくと私も無意識にこう言っていた。「うわあ、その手があったか」。しかし、すぐについさっき友人もそう言っていたことを思い出し、なんだかご馳走をさらわれた気分になったのだった。ああ。(黒)

  • 【アート】地域限定公募 銀座コージーコーナー おかあさんと食べたい夢のケーキコンテスト

    ●銀座コージーコーナー 母の日企画 おかあさんと食べたい夢のケーキコンテスト
    締切:4月11日 資格:小学生以下
    ※川崎アゼリア店、アルカード赤羽店・戸田公園店・武蔵浦和店、イトーヨーカドー亀有店・イトーヨーカドー亀有駅前店で開催

  • 【フォト】フォーエバーマークきずなコンテスト

  • APA AWARD 2010 表彰式

    2010-03-17

    すっかり春ものが並ぶショップを見て、ついつい薄手の服を衝動買いをしてしまった編集部(矢)です
    3月8日、「APA AWARD 2010 第38回日本広告写真家協会公募展」表彰式へ行ってきました
    今年度、創立50周年をむかえ、広告写真に関わる活動を続けてきた写真家協会
    実際の広告として世の中に流通した作品を募集する「広告作品部門」と写真家の新たな表現への挑戦を募集する「写真作品部門」の写真公募です。
    広告作品部門は307名、613枚の応募の中から入賞6作品
    テーマ「響(ひびく)」部門は518名、961枚の応募の中から入選7作品が選ばれました

    会場の風景展示会場 風景






    広告作品部門 経済産業大臣賞「MOTTAINAI傘プロジェクト」フォトグラファー:馬場道浩さん他
    広告主:MOTTAINAIキャンペーン事務局(伊藤忠商事株式会社)です。
    ビニール傘を置き忘れ溜まっていくと、それはやがてゴミになってしまう。それを訴えるような作品で、まだ使えるのに愛着をもって使えるといいのに、もったいないなと感じますよね。私はそういうメッセージを作品に感じました
    広告作品部門 経済産業大臣賞 受賞者


    写真作品部門 文部科学大臣賞「Colourful Echoes(カラフル・エコー)」宮崎麻衣子さん写真作品部門 文部科学大臣賞 宮崎さん



    経済産業大臣からコメントは
    「会場に入った瞬間にピンとはりつめた空間でした。メッセージが強く込められている作品を見て、1つずつの作品に対話しなければいけないと思いました。今この不況の経済状況ですが、明るさや元気さを取り戻すのは文化産業ではないか、新しい経済の柱として文化産業を大事にしてほしい」。
    キャノンマーケティングジャパンの佐々木さんは
    「厳しい経済環境の昨今、文化産業で明るくすばらしい作品をこれからも作ってほしい」。
    とのことでした
    どこかで見かける広告写真、一つ一つに込められたメッセージ性を感じて、つい足を止めてしまいます
    審査員の方々もコメントしていたように、この不景気の中で広告費が削られていても、日本を明るくする、元気にする文化産業の役割の重要性を求められていると感じました。

    2011年写真作品部門の公募テーマは「華(はなやか)」。2011年度の作品テーマ

    公募の詳細はまだ準備中とのことですが、決まり次第また公募ガイドでも記事を掲載します
    また公募展も開催中なので、ご興味のある方は行かれてみてはいかがでしょうか

    APAアワード2010 第38回社団法人日本広告写真家協会公募展
    東京展 
    恵比寿ガーデンプレイス内 東京都写真美術館
    会期:3月6日~3月21日 10時~18時(木・金は20時まで)

    大阪展
    大阪市立美術館
    会期:4月6日~4月11日 9時30分~17時

  • 【ネーミング】「Let's Go! あいち」イメージキャラクター募集 ほか

  • TK-プレス 其の17「超下手くそな名文」

    2010-03-16

    少年野球の指導者になって十年が経つ。部員のD君は五年生だが、頭脳は二年生並みで、ブロックサインが理解できない。何度説明しても首を傾げる。仕方がないので、「右手を挙げたら盗塁、これならOK?」と聞くと、それなら分かると言う。それにしたって実行できるまでに半年かかった。半年後、「左手を挙げたら送りバント」を追加してサインを出したら、打席でバントの真似をして、口パクで「バント?」と言ったので、ベンチの大人は一斉にコケてしまった。


    さて、年度末になると毎年卒業文集を作る。卒業生は野球部での思い出を綴り、在校生は卒業生に宛てた作文を書くのだが、ある日、原稿用紙を渡したところ、D君は「作文は書けません」ときっぱり。「好きなように書けばいいから」と言ってまた机に座らせたが、隣にいた秀才君が「書き出しは一字空けるんだ、バーカ」とか、「話が変わったら行を変えろよ」とか、ありがた迷惑なアドバイスをするのでますます書けなくなってしまった。


    それでもようやく半ページほど書けたので、「凄いね、大したもんだ」と大げさに褒めたところ、D君の目つきが変わり、突然ペンが走り出した。しばらくすると、作文は原稿用紙二枚目にかかっており、「そろそろまとめて」と言ったが、餌を食っている最中の犬のように集中しており、もう止まらない。結局、三枚強を書いたところでようやく脱稿した。


    書きあがった作文はめちゃくちゃな日本語だらけだったが、読んでいてあることに気づいた。三行おきぐらいに「ほめてくれてありがとう」と出てくるのだ。いつも「バカ、バカ」と言われているので、たまに褒められるとうれしいんだろうなと思いながら、繰り返し出てくる「ほめてくれてありがとう」を読んでいるうちに、なんだか感動して泣きそうになってしまった。それはまさに「早く帰ってきてくだされ」が何度も出てくる野口英世の母シカの手紙と同種の名文だった。こういう文章を目の当たりにすると、テクニックっていったい何? と思ってしまうよね。(黒)

  • 第49回 日本クラフト展 授賞式

    2010-03-12

    もし、自分がすご~いお金持ちだったとしたら、何がしたいですか
    私ならイタリアのメディチ家のように、芸術家のパトロンになりた~いなぁ な~んて妄想をしている(石)です。

    日本でいうなら、トンボ玉とかガラス細工(切子とか)、陶器、漆塗り、染物・織物、etc...
    などの品々が、もうドキドキするぐらい大好きです

    そんな(石)が毎年楽しみにしているのが、日本クラフト展。
    陶芸・ガラス・木・漆・竹・籐・金属・テキスタイル・ジュエリーなど広い分野から、暮らしに味わいをもたらすユニークなクラフトデザイン作品を展示しています。
    まさに(石)の心を鷲掴み
    また同展は、公募によって作品を募集しているため、公募ガイドをみて応募されたという方もいらっしゃるのでは?

    今、丸ビルにて日本クラフト展は開催中(3月14日まで)なのですが、期間内の3月8日に、受賞者や関係各社が招かれ、授賞式とパーティが開催されました。
    昨年に引き続き、私もカメラ背負って参加してきました~

    森岡希世子さん第49回日本クラフト展の栄えある経済産業大臣賞・日本クラフト大賞には「光の呼吸」(森岡希世子さん)が選ばれ、賞状と特製のトロフィーが手渡されました!

    森岡さんは受賞者代表として、授賞式では非常に真剣な顔で謝辞を述べていたのですが、その後のパーティーでお話してみると、とても気さくな方でした

    そして「公募ガイド見てますよ」との嬉しすぎる発言が
    受賞作品はお酒を飲む&酌むための陶器なのですが、森岡さんはお酒好きで、結構飲むそうで、やっぱり好きなものだから作品が作れた、とのこと。
    当日は素敵なストールと、写真には映っていませんが髪飾りをされていたのですが、普段はストールじゃなくてタオル首に巻いてます~とカラッと笑っていたのが印象的でした。

    左が藤田さん 右が伊藤さんまた、パーティーでは読売新聞社賞を受賞した伊藤愛香さん、丸ノ内賞を受賞された藤田紗代さんともお話ししてきました。
    伊藤さんは初めての公募で、見事受賞!
    実際に使う人が作品を完成させることができるアイデアが高く評価されていました。
    藤田さんは何度か公募に挑戦しており、入選などもしていたそうです。
    授賞式では作品から想像したとおり美しい人!と評価されてちょっと照れて笑っていました。


    第49回日本クラフト展 会場風景第49回日本クラフト展
    会期:3月6日~3月14日
    11時~20時(最終日は16時まで)
    会場:丸ビルホール

    会場には、欲しくなるような素敵な作品が多数展示されていました。
    一部の作品は購入もできるそうです。

    受賞作品は主催者である日本クラフトデザイン協会の公式サイトでも見ることができますが、実物の方がず~っと素敵でしたので、興味のある方は会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。(石)