APA AWARD 2010 表彰式
すっかり春ものが並ぶショップを見て、ついつい薄手の服を衝動買いをしてしまった編集部(矢)です

3月8日、「APA AWARD 2010 第38回日本広告写真家協会公募展」表彰式へ行ってきました
今年度、創立50周年をむかえ、広告写真に関わる活動を続けてきた写真家協会
実際の広告として世の中に流通した作品を募集する「広告作品部門」と写真家の新たな表現への挑戦を募集する「写真作品部門」の写真公募です。
広告作品部門は307名、613枚の応募の中から入賞6作品
テーマ「響(ひびく)」部門は518名、961枚の応募の中から入選7作品が選ばれました


広告作品部門 経済産業大臣賞「MOTTAINAI傘プロジェクト」フォトグラファー:馬場道浩さん他
広告主:MOTTAINAIキャンペーン事務局(伊藤忠商事株式会社)です。
ビニール傘を置き忘れ溜まっていくと、それはやがてゴミになってしまう。それを訴えるような作品で、まだ使えるのに愛着をもって使えるといいのに、もったいないなと感じますよね。私はそういうメッセージを作品に感じました

写真作品部門 文部科学大臣賞「Colourful Echoes(カラフル・エコー)」宮崎麻衣子さん
経済産業大臣からコメントは
「会場に入った瞬間にピンとはりつめた空間でした。メッセージが強く込められている作品を見て、1つずつの作品に対話しなければいけないと思いました。今この不況の経済状況ですが、明るさや元気さを取り戻すのは文化産業ではないか、新しい経済の柱として文化産業を大事にしてほしい」。
キャノンマーケティングジャパンの佐々木さんは
「厳しい経済環境の昨今、文化産業で明るくすばらしい作品をこれからも作ってほしい」。
とのことでした
どこかで見かける広告写真、一つ一つに込められたメッセージ性を感じて、つい足を止めてしまいます
審査員の方々もコメントしていたように、この不景気の中で広告費が削られていても、日本を明るくする、元気にする文化産業の役割の重要性を求められていると感じました。
2011年写真作品部門の公募テーマは「華(はなやか)」。
公募の詳細はまだ準備中とのことですが、決まり次第また公募ガイドでも記事を掲載します
また公募展も開催中なので、ご興味のある方は行かれてみてはいかがでしょうか

APAアワード2010 第38回社団法人日本広告写真家協会公募展
東京展
恵比寿ガーデンプレイス内 東京都写真美術館
会期:3月6日~3月21日 10時~18時(木・金は20時まで)
大阪展
大阪市立美術館
会期:4月6日~4月11日 9時30分~17時



