

社員ブログ
No Movie, No Life なはなし(その2)
2018-09-26No 〇〇, No life なはなし。以前の投稿でチェコの映画監督、ヤン・シュヴァンクマイエルについて取り上げたのですが
なんと新作の完成と同時に引退を表明されていたそうです。もう1カ月ほど前の事のようでしたがまったく知らず、
たまたま渋谷にある映画館"UPLINK渋谷"のスケジュールをみていたところ
「シュヴァンクマイエル引退記念上映会」というイベントが目に留まり、知る事となりました。今のところ最新作の「サヴァイビング・ライフ」まで(恐らく)全ての作品を見てきた私としては
とても残念な気持ちでいっぱいですが、
御年84歳という事を考えるとここまでよく作り続けてきたなと尊敬の念もいっぱいになります。私個人の経験ですが、ものづくりする人は一度止まったらアウトだと思います。
私の場合は学生時代、音楽に没頭しバンドや個人で様々な音楽を作ってきましたが
やがて社会人となり生活の中心が徐々に仕事にシフトしていくと
どうしても作業時間は深夜に睡眠時間を削って、という感じになってしまっていました。それでもライブへの参加など声を掛けてもらえている限りは続けていたのですが
たまたま当時勤めていた会社で(1年だけ)転勤することとなり
そこで完全に途切れてしまいました。知人は誰一人いない場所に1人で移り住むと、ライブにでないか?といったお声がけは当然ありません。
さらに1年だけ、という期限があったのでこの場所で根を張ってもう一度、という気にもなれません。
そうなると音楽を作ろうという「動機」が無くなってしまい、さらに仕事にシフトしていってしまいました。その後、また東京に戻ってきたのですがその頃にはすっかりと創作への熱が冷めてしまっていました。
一度ブランクが出来てしまうと、また久しぶりにやろうとしても何かしっくりこない。
なんとなく感覚が鈍った気がしてしまうのです。
そうなるとまた創作することから遠ざかってしまう。
この繰り返しに陥ると、またバリバリやってた頃のように戻るのは非常に困難になってきます。ヤン・シュヴァンクマイエルは御年84歳となったこれまで、創作活動を続けてきましたが
チェコという国の中では彼が作った作品は異端として様々な制限を課されたこともあるそうです。何故、彼はそれでも作ることを辞めなかったのかは分かりませんが
この歳まで続けるための情熱を失わずにいた事にはうらやましくも感じます。彼の作品はグロテスクな表現や性的な表現が多く、あまり自信を持ってはおすすめできませんが
機会があれば短編一本くらい、見てみてください。おいこっと。
2018-09-25今日の一局さとうです。
書くことないな~、ぼくなつ風に「今日はなんにもないすばらしい一日だった」とでも書こうかと思っていましたが、
少し前に「おいこっと」という特急列車に乗ったことを思い出しました。
運行区間は十日町(新潟県)~長野駅。
車内はとっても素敵な和風モダン。


うれしい野沢菜漬けのサービスも。

アナウンスは地元出身の俳優さん?(忘れてしまいました)がやっていて、
スポットを紹介しながら走ってくれます。心休まるひとときでした。
さとう
(番外編) 本能を騙してくる?デザイン
2018-09-21ステキなデザイン、ささる広告企画どうも、プランナーの宮洋輔です。最近『響』のことばかりだったので久々にデザインについて書きたいと思ったのですが、「ステキ」とは思えなかったので今回も(番外編)となっています。とはいえケチョンケチョンにdisりたいかというとそうではなく、これはこれで「ほう…」と逆に感心してしまったからこそ、あえて取り上げるのですが。
先日、業務に必要な調べ物をしていた時、とあるサイトにたどり着きました。その画面を一部キャプチャしたものがこちらです。どん!(モザイク処理をさせていただいております)

何の変哲もない、左に記事・右にバナー広告がレイアウトされたwebページじゃないか。ジブンも最初はそう思ってました。が、右のバナーが曲者。けっこうなサイズがある上に、スクロールしても追従してくる。そこまではイイのですが(そんなサイトはいくらでもある)、ページを印刷しようとした時も、でっかく表示されて肝心の本文を隠してくるんですね。
これはいけない。
せっかくお金を払って表示されているバナーだというのに、ユーザにこんなマイナス感情をいだかせてしまっては間違いなく逆効果ですよね。もったいない。それもまたいいとして、「とにかくこのバナー邪魔だな…」「何とかしたいな…」と思ったら見つけたのがコレ。

右上部分に白でバッテンが。なるほど。これをクリックして閉じればいいのね…と思ったら普通にこのバナーの遷移先にとばされてしまいました。
え?!
となったのでもう一度よく見たら…

こういうことなのでした。あくまで「No.1」というグラフィックにかかる「キラキラ」処理である!ということなんですね。
考えたなぁ…。
ということで、ユーザにとって邪魔なものが表示されているとき、そのオブジェクトの右上に「バッテン」があれば、人はついクリックしてしまう。という本能を逆手に取った「なるほどね」なデザインだなと思いました。ニンゲンって面白!
ウインドサーフィン
2018-09-20ゆとり日記こんばんは、
サワダさんのブログを読んで僕も久しぶりに海に行きたいなと思いました、ババです。突然ですが、
ぼくが昔通っていた大学は体育に力を入れているところで、
大学なのに、卒業するためには体育の単位が3単位必要でした(半年で0.5単位)。そのため、必然的に3年生まで体育をしなければならなかったのですが、
あまり積極的に体を動かさない僕にとって毎週決まった時間に体育を受けるのはかなりしんどい……。2年次まではしかたがなく受けていたのですが(全部水泳)、
3年になってまで体育なんてやってられんと思い、夏休みに行なわれる集中講義の受講を決意。
集中講義は1科目0.5単位で、数日間かけて、みっちりとその科目を受けなければなりませんが、
通常半年かけて取る単位を数日で取れるのはとても魅力的だったのです。集中講義の種類も幅広く、
ボウリング、スノースポーツ、キャンプ、ゴルフ、スノースポーツなどなど……
なかには東洋的身体鍛錬法という、ちょっとイメージが付かないものまでありました。そんな個性的な種目が集まる中、
ぼくが選んだのはウインドサーフィン。でっかいサーフボードみたいなやつに
ヨットの帆みたいなのを立てて、風の力で進むサーフィンっぽいスポーツです。通常は海で行うことがほぼらしいのですが、
そのときの実習先はなんと霞ヶ浦。おおよそ人が入るべきではないような色とにおいの湖に
まだ取り扱いもままならない、帆を立てたでっかいサーフボードとともに投げ出され、
どうにかこの湖にだけは落ちまいと、全身の筋肉を酷使するも
そうはいかず、最終的には筋肉痛だけが残るという苦い思い出が残っています。次やる機会があるかはわからないですが
やるとしたら今度は綺麗な海でやりたいなあと思っています。サワダさんの海ブログ?を見て、
そんななつかしい思い出に浸っていた今日日でした!ババ
海釣り。
2018-09-19そうだ、応募しよう。どーも、さわっちょです。
先日初めて、海釣りに行きました。
釣り好きのパパ友に誘われ、
船や釣り竿の予約などすべてお任せあれ、
ということだったので、ならばと、
最強の酔い止め薬だけを持参し出かけました。ようやく夏休みらしいことができるわーい、
と浮かれていたのですが、なんか場違い。
参加者の本気度が違う。
6000円も出して乗るのだから元を取りたい、
というレベルではなく、心も装備もほぼ漁師。
Tシャツ、短パン、スニーカーできた自分が恥ずかしい。
当然ながら水と餌と魚に格闘し、
ビショビショのドロドロの血だらけになりました。でも、釣りましたよ。5匹ほど。
鯵とキスとカサゴ。
楽しかったあ。それ以上に気持ち悪かったあ。
薬が早々に切れたのだ。
ひたすら遠くの陸を見つめ、胃を落ち着かせていました。澤田
鋸山で石仏を見飽きる
2018-09-18山記[caption id="attachment_15822" align="alignnone" width="640"]
今回やってきのは鋸山。
名前だけ聞くと、どんな険しい山なんだ? って思うかもしれませんが。
標高330mの小さな山です。
しかも場所は千葉県。
誰ですか? 千葉に山なんかないでしょ、って言ってるのは。[/caption][caption id="attachment_15825" align="alignnone" width="640"]
登るのはあっという間。なんなら、ロープウェイでも頂上まで行けちゃいます。
この山の魅力は、なんといっても石切り場の跡。
岩肌が直角に削り取られているのです。[/caption][caption id="attachment_15824" align="alignnone" width="640"]
垂直に切り立った岩。なかなかスゴイと思いません?[/caption][caption id="attachment_15823" align="alignnone" width="480"]
途中からは有料エリア。
太陽寺というお寺の敷地内なのです。
で、この巨大観音。
大迫力です。[/caption][caption id="attachment_15827" align="alignnone" width="640"]
展望台から下を覗くと、おー、ラピュタの世界だ。[/caption][caption id="attachment_15828" align="alignnone" width="640"]
さらに進むと。
もういいです、勘弁してください、ってくらいに石仏のオンパレード。[/caption][caption id="attachment_15826" align="alignnone" width="640"]
でたー!ラスボス。
最後に鎮座するのは、薬師瑠璃光如来。
高さ31m。
ちなみに、東大寺の大仏は約18m。
あれよりデカいとは。[/caption]全然、山記になってない?
おっしゃる通り。
ま、次回。夏休み
2018-09-14ゆとり日記こんばんは、
港区には「双子のライオン堂」という書店があり、
仕事終わりに行こう行こうと思っているのですが、
なかなか閉店時間までに足を運べずやきもきしています、ババです。この前少し遅めの夏休みをいただいて、土日含めて4日間の連休を取りました。
計画的にとったお休みではなかったので、特に旅行とかにも行かずほぼ家にいたのですが
おかげでたくさん本を読むことが出来ました。この前吉祥寺で買った江戸川乱歩の『パノラマ島奇譚』や、町田康『きれぎれ』、泉鏡花『高野聖』、谷崎潤一郎『卍』、
少し前のブックフェアで買った内沼晋太郎の『本屋読本』、朝日出版社『夢の本屋ガイド』、
ブックオカ『本屋がなくなったら、困るじゃないか』、
河野裕『夜空の呪いに色はない』、恩田陸『蜜蜂と遠雷』etc......今まで積読していた本を一気に消化しました!
どれもオススメなのでぜひ読んでみてください!!連休のおかげで積読本の半分くらいは読めたので、
次とその次の三連休で全部読み終わりたいなと考えています。外に出ない日が続くのが少しばかり心苦しいですが
まあ9月=秋は読書の季節なので、わざわざ外に出なくてもいいかと開き直り、
読書にいそしむことにします。
ババ銀蔵君、家族に迎えていただきました🎵
2018-09-13保護猫ラウンジ嬉しいニュースです😆トライアルに出ていた銀蔵君の正式譲渡が決まりました😂銀ちゃん、トライアル初日は夜鳴きをしたり、夜になると家中をウロウロ徘徊したりと。。。里親様から、銀ちゃんはずっと五十嵐さんのお母様を探しているように思いますって伝えられて(泣)数日後、それも収まって来たかと思ったら今度は環境の変化から来るストレスか、片方の目が開かなくなってしまったと連絡を受けました😱里親さまは直ぐに近くの動物病院に受診してくださり大事には至らなかったのですが、銀も可哀想だし里親さまにも大変なご迷惑が掛かるし、これはもう帰って来るのを覚悟した方が良いかもしれないと思った事も有りました。それでもトライアル期限ギリギリまでは銀蔵にも里親さまにも頑張ってもらおうと、私もほぼ毎日のように連絡を取りアドバイスをしていました。運良くお子さま達が夏休み期間だった事もあり、銀蔵の夜中の徘徊にも付き合ってくれたり、また仕事の遅番で帰って来たお父様までが夜中の3時頃まで銀ちゃんの身体をさすってくださったりと銀の気持ちを落ち着かせようと必死に努力してくださいました。次第に銀ちゃんも優しい里親さまご家族の愛情を感じ、それに応え始めてドンドンと距離が縮まって来たようです😂❤️子供達の夏休みの自由課題の宿題は、下のマヤちゃんは読書感想文にさくら猫についての本を選び、上のお兄ちゃんは発明工作で、銀ちゃんのご飯をテーマにし健康面重視でバランス良く配合したものを作ってくれて提出したのだとか♬少しづつ。銀ちゃんとの生活が当たり前のようになって来ていますと❤️遂に、銀蔵君を正式に家族に迎えたいとお伝えいただいた時は、お母様から嬉しいメッセージが添えられました。「皆、銀ちゃんにメロメロです。私達家族にこんなにも愛らしく安らぎを与えてくれる銀ちゃんに巡り会わせてくださり、ありがとうございました。お名前は、長く呼ばれている名前を変える事はしたくないので、そのまま銀蔵君でよろしくお願いします。子供達同様に末永く愛情を注いで参ります。」こんなにも銀ちゃんの事を大事に大切に思ってくださるご家族さまに巡り会えた事が本当に嬉しくて、有り難くて涙が止まりませんでした😭推定年齢9歳でエイズキャリアというハンディを負った銀ちゃん、それでもこんなにも幸せになれる事ってあるんですね😭❤️銀ちゃん、本当に本当におめでとう😭心温かい里親さま、そしてこのような素敵なご縁を結び付けてくださったネコリパブリックの皆様、銀ちゃんに、この上ない幸せをありがとうございました🙇工場見学
2018-09-12先日友人に誘われて工場見学に行ってきました。
工場のライン工程を見るのが好きなのですごく楽しみにしていました。
予約なしでも大丈夫なところだったのでどんなのだろうとわくわくしていたのですが、
実際行ってみると、通路からガラス越しに眺めるだけで終わってしまったので、
私が想像していた工場見学とは違うな…と残念でした。ホームページやパンフレットだとたくさん見どころがあって一日中過ごせそうな雰囲気だったので、
広告に惑わされてしまった……と思うと同時に少ない材料でも、
ここまでたくさん見どころがあるように見せる技術はすごいな……と、
関心してしましました。勉強になります。次は違う工場見学にチャレンジしたいと思います。
藤井
No TECHNO, No Life なはなし。
2018-09-11No 〇〇, No life なはなし。前回のエントリーで挙げたLabyrinthなど秋フェスも近づいてまいりましたが
今年は誰が出るのか、行く予定はないけれども予想をするのは楽しいものです。これまでの記事ではバンド(特にメタル、ハードコア勢)を多く取り上げてましたが
以前は電子音楽を作っていた時期もあり、テクノなんかも大好きです。今回は是非、今年のLabyrinthに来て欲しい(ついでに代官山unitとかでもやってほしい)
秋の夜長に聴きたい四つ打ちを聴かせてくれるDJ、プロデューサーを取り上げてみたいと思います。
kanding ray前回のエントリーでも挙げたフランスの建築家であり音楽家のkanding ray
ドイツの音楽家、alva noto などが主催するレーベル "raster noton" よりリリースしており
最近では "Stroboscopic Artefacts" といったレーベルからのリリースも増えています。私が初めて聞いたのは10年ほど前。
先に上げた "raster noton" というレーベルが好きで、そこの新作という事で前情報なく手に取りました。
"raster noton" というレーベルに所属するミュージシャンの多くは
サインウェーブやグリッチノイズを使い、極限までシンプルかつミニマルに、数学的に構築された音楽が多くありました。そんな中で10年ほど前にリリースした "Automne Fold" はそんな同レーベルの中でも "ROCK的なアプローチ"と評されましたが
音楽的な起承転結がハッキリとしているなど、それまでのレーベルのカラーとは大きく異なる作風が非常に新鮮でした。これがリリースされ、購入した当時は札幌に住んでおり
雪が降りしきる中、これを聴きながらよく家路についていたものでした。その後はBattlesといったバンドのリミックスでも多く名前を聴かれるようにもなり
よりはっきりとしたビート感のある楽曲が増えましたが、
昨今では最初に上げた動画のような完全フロア仕様なミニマルな四つ打ち路線になってきました。Labyrinthでは数年前に一度、出演しているのでないかもしれませんが
今年はMUTEKあたりで呼んでもらえないかな。dadub
こちらも "Stroboscopic Artefacts" などのレーベルからリリースしている二人組。
マスタリングエンジニアもされているそうで、この人たちの楽曲のミックスを聴いていると
それぞれの音の要素に明確な意図があって、このミックスになっているんだろうなと
非常に勉強になるところが多いです。3~4年ほど前にリリースされた "You Are Eternity"は散々聴いてきたのですが
中でも拍の表と裏がいつのまにか入れ替わっているように聞こえてしまう
"Circle"というトラックは、DJならうまい事使いこなしたい名トラックだと思います。perc
自身の "perc trax"や前述の "Stroboscopic Artefacts" など
様々なレーベルより良質なハードテクノをリリースし続けているpercこの動画では最初の1分40秒まではセッティングをしている様子ですが
突然フェーダーをガッとあげた時の高揚感はたまりません。以前は先にも書いた代官山unitによく顔を出していたので、
仕事帰りに行ったり終電無くなっても歩いて帰れように近場に住んでいた事もありましたが
ここ数年はクラブも卒業し通勤途中にイヤホンで聴いているくらいです。久しぶりに現場に行く機会があれば、是非この中の誰かを聴きたいものです。






