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(番外編) 本能を騙してくる?デザイン

どうも、プランナーの宮洋輔です。最近『響』のことばかりだったので久々にデザインについて書きたいと思ったのですが、「ステキ」とは思えなかったので今回も(番外編)となっています。とはいえケチョンケチョンにdisりたいかというとそうではなく、これはこれで「ほう…」と逆に感心してしまったからこそ、あえて取り上げるのですが。

先日、業務に必要な調べ物をしていた時、とあるサイトにたどり着きました。その画面を一部キャプチャしたものがこちらです。どん!(モザイク処理をさせていただいております)

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何の変哲もない、左に記事・右にバナー広告がレイアウトされたwebページじゃないか。ジブンも最初はそう思ってました。が、右のバナーが曲者。けっこうなサイズがある上に、スクロールしても追従してくる。そこまではイイのですが(そんなサイトはいくらでもある)、ページを印刷しようとした時も、でっかく表示されて肝心の本文を隠してくるんですね。

これはいけない。

せっかくお金を払って表示されているバナーだというのに、ユーザにこんなマイナス感情をいだかせてしまっては間違いなく逆効果ですよね。もったいない。それもまたいいとして、「とにかくこのバナー邪魔だな…」「何とかしたいな…」と思ったら見つけたのがコレ。

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右上部分に白でバッテンが。なるほど。これをクリックして閉じればいいのね…と思ったら普通にこのバナーの遷移先にとばされてしまいました。

え?!

となったのでもう一度よく見たら…

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こういうことなのでした。あくまで「No.1」というグラフィックにかかる「キラキラ」処理である!ということなんですね。

考えたなぁ…。

ということで、ユーザにとって邪魔なものが表示されているとき、そのオブジェクトの右上に「バッテン」があれば、人はついクリックしてしまう。という本能を逆手に取った「なるほどね」なデザインだなと思いました。ニンゲンって面白!