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No TECHNO, No Life なはなし。

前回のエントリーで挙げたLabyrinthなど秋フェスも近づいてまいりましたが
今年は誰が出るのか、行く予定はないけれども予想をするのは楽しいものです。

これまでの記事ではバンド(特にメタル、ハードコア勢)を多く取り上げてましたが
以前は電子音楽を作っていた時期もあり、テクノなんかも大好きです。

今回は是非、今年のLabyrinthに来て欲しい(ついでに代官山unitとかでもやってほしい)
秋の夜長に聴きたい四つ打ちを聴かせてくれるDJ、プロデューサーを取り上げてみたいと思います。



kanding ray

前回のエントリーでも挙げたフランスの建築家であり音楽家のkanding ray
ドイツの音楽家、alva noto などが主催するレーベル "raster noton" よりリリースしており
最近では "Stroboscopic Artefacts" といったレーベルからのリリースも増えています。

私が初めて聞いたのは10年ほど前。
先に上げた "raster noton" というレーベルが好きで、そこの新作という事で前情報なく手に取りました。
"raster noton" というレーベルに所属するミュージシャンの多くは
サインウェーブやグリッチノイズを使い、極限までシンプルかつミニマルに、数学的に構築された音楽が多くありました。

そんな中で10年ほど前にリリースした "Automne Fold" はそんな同レーベルの中でも "ROCK的なアプローチ"と評されましたが
音楽的な起承転結がハッキリとしているなど、それまでのレーベルのカラーとは大きく異なる作風が非常に新鮮でした。

これがリリースされ、購入した当時は札幌に住んでおり
雪が降りしきる中、これを聴きながらよく家路についていたものでした。

その後はBattlesといったバンドのリミックスでも多く名前を聴かれるようにもなり
よりはっきりとしたビート感のある楽曲が増えましたが、
昨今では最初に上げた動画のような完全フロア仕様なミニマルな四つ打ち路線になってきました。

Labyrinthでは数年前に一度、出演しているのでないかもしれませんが
今年はMUTEKあたりで呼んでもらえないかな。

dadub

こちらも "Stroboscopic Artefacts" などのレーベルからリリースしている二人組。
マスタリングエンジニアもされているそうで、この人たちの楽曲のミックスを聴いていると
それぞれの音の要素に明確な意図があって、このミックスになっているんだろうなと
非常に勉強になるところが多いです。

3~4年ほど前にリリースされた "You Are Eternity"は散々聴いてきたのですが
中でも拍の表と裏がいつのまにか入れ替わっているように聞こえてしまう
"Circle"というトラックは、DJならうまい事使いこなしたい名トラックだと思います。

perc

自身の "perc trax"や前述の "Stroboscopic Artefacts" など
様々なレーベルより良質なハードテクノをリリースし続けているperc

この動画では最初の1分40秒まではセッティングをしている様子ですが
突然フェーダーをガッとあげた時の高揚感はたまりません。

以前は先にも書いた代官山unitによく顔を出していたので、
仕事帰りに行ったり終電無くなっても歩いて帰れように近場に住んでいた事もありましたが
ここ数年はクラブも卒業し通勤途中にイヤホンで聴いているくらいです。

久しぶりに現場に行く機会があれば、是非この中の誰かを聴きたいものです。