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  • No 秋のフェス, No Life なはなし。

    まだジメジメした日が続きますが今日で8月もいよいよ終わり。
    娘は今週から幼稚園が始まり夏休みムードも終わりを迎えつつあります。

    夏という事で音楽フェスを軸に音楽関連のエントリーを挙げてきましたが
    野外音楽フェスもこれで終わり...

    ではありません。
    まだまだ続きます。

    というわけで、これからでも間に合う音楽フェスをピックアップしてみたいと思います。

    Labyrinth



    毎年9月の連休3日間を通して実施され、今年で10年目を迎えるLabyrinth
    ロックフェスではなくDJばかりのいわゆる「レイブ」になります。
    今年は主催者側の方針で当日まで出演者が明かされないという事でしたが
    毎回とても良い人選なので非常に楽しみなフェスです。

    過去には私の敬愛するフランスの建築家・音楽家のkangding ray も参加していましたが
    残念ながらこの時は見に行けませんでした。

    このフェスでは食材の持ち込みが認められているので
    キャンプを中心に楽しみつつたまに踊りに行って、といった贅沢な時間の使い方が出来るのが魅力です。

    私の場合、どのフェスに行っても大概は飲んで食べて寝てが中心にはなりますが。。

    子供も連れていくにはいい環境だと思うので、
    我が家も下の子がもう少し大きくなったら連れていきたいなと考えています。

    朝霧JAM


    フジロックに行かれる方なら当然、こちらにも行くでしょう。
    今年はボアダムスにクラムボン、YO LA TENGOなど、こちらも非常に気になるメンツがそろっています。

    先ほどのLabyrinthもそうですが、
    9月に入ると夏よりも少し落ち着いた感じで楽しめるフェスが多くなり
    朝霧JAMもまさにそんなチルできる(落ち着ける)フェスの代名詞的なイベントです。

    演者も激しいロックというよりも、もう少し落ち着いた音楽で
    かつ今が旬な感じのミュージシャンが多いです。
    個人的には夏真っ盛りに大量の人が押し寄せるイベントよりも
    これくらいの時期に少しキャパも少なめなイベントでゆっくり楽しむのが好きです。

    半分キャンプしに行っているような感じではありますが
    同じ目的で集まった人が一定数いて、その中で自由に各々の時間を過ごす
    その一部として音楽がある、という環境が最高に幸せなのです。

    今年は第二子が生まれたばかりでなかなか遠出は出来ないため
    私はどちらも来年にお預けとなりそうですが、行けそうな方は是非行ってみて感想を教えてください。

  • No Tool, No Life なはなし。

    前回のエントリーで書いたサマーソニックが明日、明後日と目前に迫ってきました。
    そして今このエントリーを書いている1時間後にはその前夜祭的なソニックマニアが始まります。
    NINE INCH NAILS にマイブラ、フライングロータスなんてステキにも程があるメンツですが
    フジに続きこちらも断念です。

    そこで引き続き過去の思い出を語るシリーズとして
    前回のエントリーで書いた2005年のサマーソニックで当初のお目当てとしていた
    私史上、最も影響を受けたバンドにスポットを当ててみたいと思います。


    TOOL

    1990年にロサンゼルスで結成された4人組のロックバンド。
    ジャンルで別けるとするとエクスペリメンタルロックやプログレッシブメタルでしょうか。
    もうすぐキャリア30年を迎え、アメリカでは大物として扱われているバンドの一つですが
    とにかく「変態的なバンド」として有名です。

    ギターのAdam Jones はターミネーターやプレデターなどの有名な映画作品で特殊メイクやエフェクトを担当していたという
    変わった経歴を持っています。

    私が初めてTOOLの存在を知ったのは高校の頃。
    神奈川テレビの音楽番組でたまたま見たこのMVがきっかけでした。

    ブラーザズ・クエイを彷彿させるクレイアニメーションの作品ですが
    こういったビジュアル面はギターのAdamが監修しています。

    今でこそライブ中に後ろに大きく映像が流れているのは当たり前ですが
    2000年よりも前からこの手法を取っており、ビジュアル面にもかなり力を入れています。

    そんなビジュアル面でのインパクトをさらに強烈なものにしていたのが
    ボーカルのMaynard James Keenan です。

    身体の右半身を黒塗りにして、左半身を白塗りに。
    横を向いたら方向によって見えたり見えなくなったり、という強烈すぎるビジュアル。

    これだけではなく全身を真っ青に塗ったり、顔面白塗りで女装をしていたり。
    2005年のサマーソニックあたりからは格好はだいぶ落ち着きましたが
    謎の警察コスプレなど、とにかく変わった人です。

    しかしこの人、ただ見た目だけが変わった人ではありません。
    声量も人間離れしています。

    曲によっては1分近くブレス(息継ぎ)なしのスクリーム(シャウト)をやってのけます。
    しかもだんだん声が小さくなるとかではなく、同じ声量で出し続けるというとんでもない肺活量。

    あのビジュアルでこのスクリームをされたらこれ以上のインパクトはない、ってくらい強烈です。
    そして楽曲も非常に特徴的なものが多いのですが
    なかでもこれは強烈。

    フィボナッチ数列というものをご存知でしょうか?
    詳しくはこのあたり を参照していただきたいのですが
    なんとこの楽曲ではボーカルのメロディがフィボナッチ数列に沿って譜割がされています。

    こういった仕掛けをサラッと入れてくるので、それを見つけようとしていると自然と何度も聞いてしまいます。

    さてそんなTOOLというバンド、最後に出したアルバムは2006年。もう12年が経過しました。
    来年にはアルバムを出すと言っていましたが、去年もそんなことを聞いた気がします。
    出ない、ということは楽しみが残されていると良い方に解釈して明日も頑張る糧にしたいと思います。

  • No METALLICA, No Life なはなし。

    前回のエントリーで「熱中症にはお気を付けください」と書いておきながら
    見事に熱中症に掛かってしまった鈴木です。

    本日配信をさせて頂いたメルマガでフジロックへ行った話が掛かれていますが
    残念ながら行ったのは私ではありません。
    私は土曜はエアコンの効いた我が家でゆっくりと配信を見ておりました。

    配信では他の人のメッセージがば~っと流れてくるので、あたかも周りに多くの人がいる中で見ているような楽しさがありました。
    巻き戻しも出来たのもとてもよかったので、是非来年もやっていただきたいものです。

    そしてその翌日、日曜に娘(5歳)が「原宿のお店に行きたい」と言い出し
    連れて行ってやったらこのざまです。。
    人が多いし自販機に辿り着けないしで、自宅に戻る頃には頭痛が酷くなりそのままダウン。。

    というわけで改めて、皆様熱中症にはお気を付けください…

    さて、今年もフジロックには行けなかったわけですが
    夏のビッグフェスといえばもう一つありますね。
    SUMMER SONIC」(通称サマソニ)

    今年は大好きなMASTODONが来る他、2日目のヘッドライナーはBECK
    またThundercatなどBrainfeeder勢も出るなど面白そうなメンツであります。

    私はフジはまだ行ったことは無く、サマソニの方が行く機会が多かったのですが
    その中でも思い出深い個人的ベストアクトを挙げてみたいと思います。

    2005年 METALLICA



    この年は私史上最大に聞きまくった、最も影響を受けたバンドの一つ「TOOL」や
    これも散々聞きまくったMASSIVE ATTACKやDEFTONES、当時話題を集め始めていた65daysofstaticなど
    大好きなバンドが多く出るという事で行く前からテンションが上がる回でしたが
    METALLICAについてはあまりしっかりは聞いてこなくて、まぁ折角だから見てみるかーくらいにしか考えていませんでした。

    METALLICAは初日の大トリ。
    それまでにお目当ての一つだったDEFTONESなどでだいぶ体力を使い果たしてしまい
    最初はスタジアムの中の端っこの方で座って見てたのですが、
    遠くから見ててもとにかくオーラみたいなものが違いすぎる。
    上手い下手ではなく、とにかく佇まいがカッコいい。
    2曲目、3曲目と進むにつれてだんだんとステージの近くに引き寄せられていきました。

    そしてこの年、何がすごかったかというとMETALLICAの中でもファンが最も愛するアルバム
    「Master Of Puppets」の1曲目"Buttery"からアルバムの最後を飾る8曲目"Damage Inc. "まで完全再現。
    アルバム名ぐらいは憶えてる程度でしたが、完全再現を宣言をした瞬間のオーディエンスの発狂はものすごかった。
    それにつられて鳥肌がゾクゾクと。
    いつの間にか周りに倣ってサビの大合唱に加わっていました。
    以前、実写映画化もされたバンドを通した友情や成長などを描いた"Beck"というマンガがあり
    その中で主人公の「コユキ」が所属するバンドがフジロック風のフェスにたまたま出ることになってしまったとき
    その歌声につられて沢山の客が集まってくる、というシーンがありましたが
    METALLCAのライブでそれを体感してしまうとは。

    フェスの面白さってこういうところにあると思います。
    たまたま聞いてみたらハマってしまったという出会い。
    お目当てだけに目を向けるのではなくて、ちょっとよそ見をしたらそこに凄い面白いものがあった、という発見。
    それを本当に実感したベストアクトでした。

    METALLICAはその後2013年に再度、サマソニに出る事となりましたが
    この年はMETALLICAを見るためだけに1日3万円のプラチナチケットを買って最前列で見る程に
    見事にはまってしまいました。

    なお余談ですが、私が学生時代にバンド活動をやってたときに
    "Beck"に出てくる主人公「コユキ」にギターを教える「斎藤さん」というキャラのモデルとなった人に
    飲み屋で捕まって(※見ず知らずの他人です)お酒をおごってもらった事があったのはいい思い出です。

  • No Post Rock, No Life なはなし。

    ついにファミコンミニ ジャンプ50周年版が発売され、無事に発売日にGETした鈴木です。
    途中セーブ機能を使って初代のドラゴンボール(紫色のカセットのやつ)を
    なんとか数十年越しにクリアしてやろうと意気込んでやってみましたが、やはり異常な難易度で早くも心が折れ気味です。

    さて、前回は我が子に聴かせているうるさい音楽を紹介しましたが
    もっと広く音楽を楽しんでほしい、そう思っている私は他にもいろいろな音楽をこっそり聴かせています。

    というわけで今回は前回に続き、ちょっと懐かしいエレクトロニカ・ポストロック編でお送りします。


    telefon tel aviv


    2,000年代の「エレクトロニカ」ブームの中でも独自の立ち位置を築いた telefon tel aviv
    その2作目にあたるこのアルバム。
    どちらかというと1作目がこのグループの代名詞的な作品ではあり、それも大好きなのですが
    アルバム1枚を通して聴いた時の気持ちよさはこちらの方があるかなと思います。

    細かいエディットを多用した作風は1作目から変わらず、メロディセンスも抜群ですが
    最も大きな違いは「歌」「声」を多用しているところ。
    特に2曲目の「I Lied」はメロディもアレンジも最高でリリースから10数年たった今でもよく聞いています。

    こんな甘い声で歌える息子に、なってもらいたいものです。

    HOOD


    イギリスのポストロックバンドHOODが2001年にリリースした5枚目のアルバム。
    この頃から「ポストロック」と呼ばれるバンドが増え始めていましたが
    その中でも「知る人ぞ知る」バンド。

    動画はアンダーグラウンドHIP HOPのレーベル"Anticon"のDoseone、Whyとコラボレーションしたアルバムの2曲目。
    90年代末から徐々に盛り上がり始めていた「エレクトロニカ」を吸収した、非常にボーダーレスな作品です。
    今聞いても全く色褪せないのは単に奇をてらった「ボーダーレス」ではない、ちゃんと音楽的に優れた作品だという証拠ですね。

    そんな芯がしっかりした、息子になってもらいたいものです。

    downy


    自分がバンドマンとして全盛期だった2000年代前半から、いまもなお活躍する日本のバンド。
    検索すると大概、柔軟剤が引っ掛かりますがそっちではありません。

    当時としては珍しくメンバーに映像担当も居て、ライブではメンバーよりも映像を中心に見せるようなスタイルですが
    音楽的にもまさに「聴いたことのない音」でした。

    2004年に活動を休止後、2013年より活動を再開。
    しかし、今年の3月にギターの青木さんが亡くなりました。
    才能ある人が先に行ってしまった事が残念でなりません。
    息子には、日本にだってこんなすごい音楽作る人が沢山いるんだぞ、という事を伝えていきたいものです。

  • No MusicFes, No Life. なはなし。

    某ビッ〇カメラのレジ前を通り過ぎるだけの予定だったのに、予約受付中なんて書いているからいけないんだ・・・
    予約内金、全額払いますよそりゃ。
    7月7日(土)が楽しみです。鈴木です。

    前回のエントリーで挙げたヤン・シュヴァンクマイエルについても社内で微妙に反応を頂きましたが
    そろそろ映画以外の事も書こうかと思います。
    皆さんにとっての7月といえばなんでしょうか?
    一部の熱狂的なファンの方々はこう即答すると思います。

    「フジロックのある月!」
    そう、夏といえばフェスです。
    最近では何でもかんでもフェスと付ければいいみたいな風潮がありますが、私が好きなのは野外音楽フェス。
    そこで夏を待ちわびつつ私が過去に行った音楽フェスについてご紹介させて頂きます。
    是非、夏の予定のご参考になればと。

    taico club


    毎年5月末~6月初旬の土日、2日にかけて長野県の「こだまの森」で行われる野外音楽フェス。
    今年も今週末、6/2~3と迫りました。

    国内外のミュージシャン、DJが多数出演しオーバーナイトで一晩中楽しめるフェスですが
    ロケーションが素晴らしく、海外の音楽メディアで世界の野外音楽フェスTOP10にも選ばれたほどです。

    山の麓の駐車場にメインのステージがあり、
    少し山を登ったところにある音楽堂がサブステージ、という2ステージ構成。
    最近ではまた別の小さいブースもあったりします。

    今年で10数年目で、半分くらいは私も行きましたがなんと今年で最後。
    いつも山の上の音楽堂のステージ後方にテントを立てて、優雅にテントからステージを眺めていたものです。

    子供を一度は連れていきたいなと思っていたのですが、今年また一人生まれたので断念。
    5/28時点でまだギリギリチケットありそうなので、行ける方は是非楽しんでください。

    Re:birth

    割とトランス寄りのレイブ感が強いフェスですが、バンドも色々と出たりなかなか楽しいイベントでした。

    私が行ったのは2015年の1度だけでしたが、この時は千葉県富津岬にある変な形をした灯台の麓で開催しており
    夜は変な形の灯台を使ったプロジェクションマッピングなどでかなり非日常な空間を楽しめました。

    日が出てから灯台登ったりもしましたが、その後老朽化のため現在は上に登れなくなっているそうな。
    自分が上った時に壊れなくてよかった。。

    千葉だし車じゃなくても行けるだろうと友人と二人だけで電車でふらーっといったのですが
    思いのほか道のりが遠く、移動がしんどかった思い出が。。

    テクノは好きだけどあまりトランスは聞かない私でしたが、意外にも楽しめる良いフェスでした。
    海辺で遊んでる子供もいたり、家族で楽しめるかも。

    書いているとますます行きたくなってきますが、今年~来年は育児に専念して
    再来年辺りには家族で行けたらなと考えています。

  • No Movie, No Life なはなし(アートすぎてもはやよくわからない映画編)

    夏も目前、といった陽気が続いています。
    芝公園でのランチが捗る季節ですが、目の前をホバリングしたり、ひたすら後を追いかけたりして
    こぼれたご飯を狙うスズメやハトと戦っている鈴木です。

    さて、前回のエントリーでは胸糞映画をご紹介してみましたが、その中で挙げたファニーゲームについて聞かれたり
    微妙に反応をもらったので今回も映画ネタを続けてみます。

    今回は「アートすぎてもはやよくわからない」映画特集です。

    デレク・ジャーマン「BLUE」


    1994年にHIVで亡くなったデレク・ジャーマン監督の作品。

    彼は死の直前まで映画を作り続けており、遺作となったのがこの作品。
    この作品を作っていたときには、既に目が見えなくなっていたため
    なんと終始、画面が全面青一色という画期的過ぎる映画を作り上げました。
    セリフや音楽、効果音のみで展開していく作品。
    映画の概念を覆す唯一無二の作品です。

    デレク・ジャーマンは他の作品も好きで、この「BLUE」も含めてDVDを持っていますが、
    他の作品では鮮やかな色彩による映像美を楽しめます。

    ちなみにこの作品、かなり前にやっていたTV番組「トリビアの泉」でも紹介されたそうです。

    ヤン・シュヴァンクマイエル「悦楽共犯者」


    チェコのシュルレアリスト、ヤン・シュヴァンクマイエル監督の1996年の作品。
    公開当時、某音楽系の雑誌でこの作品の紹介を見て以来気になって、実際に作品を見てからハマりにはまった監督。
    下北あたりにいそうなサブカル好きな人の間では超有名な監督なので、ご存じな方も少なくないかもしれません。

    チェコというお国柄、風刺的な作品が多い方ですが
    中でも食や性的なメタファーを多用する監督です。
    その中でも特に後者にフォーカスしたのがこの作品。

    色々な「癖」を持った人たちが、自らの欲を満たすために起こす様々な行動を収めた作品ですが
    なんとも理解が難しい「癖」の方々がたくさん出てきます。

    しかもセリフは一切なく、ほぼ効果音のみ。
    ストップモーションのアニメーション技法と、過剰な効果音の演出で
    視覚的にも音的にも他では味わえない異常な空気感を作り上げています。

    ちなみに十数年ほど前に葉山の神奈川近代美術館で実施されたヤン・シュヴァンクマイエル展に行った際に
    この作品で出てきた欲を満たすために作った数々の道具を見てとても感激したのを覚えています。

    あとDVDコンプリートしてますが、短編作品にも素晴らしい作品が多いです。

    今回は以上2本のご紹介です。
    どちらも考えるだけ無駄なほど尖った作品ではありますが、話のネタくらいにはなるかもしれません。

    アクションや恋愛など、メインストリームな作品のなかにもとても良い作品は沢山あると思いますが
    たまには尖った作品もいかがでしょうか?

  • No live, No Life なはなし

    これまで音楽に関する投稿を幾つか行ってきていて、社内でも地味に音楽好きとして認知されてきました。
    鈴木です。

    学生時代は自身のバンドで週1回はライブを行っていたこともあり、
    月の半分はどこかしらのライブハウスやクラブに居たものですが
    歳を重ねて生活スタイルも変わり今では年に2~3回行けたらいい方。
    なかなかライブを見に行くという機会がなくなってしまいました。

    そこで活躍するのがYouTubeなわけです。
    今回は寝る前に5分でも見るのが日課となってる私の独断と偏見で
    個人的に素晴らしいと思ったライブ映像を
    このエントリーを見に来た方全てに対して勝手に共有をさせて頂きます。

    Gorilla Biscuits


    ハードコアと呼ばれる音楽ジャンルのライブでは
    客がステージに上がる、ステージからダイブするというのがとても一般的なのですが
    中でもこの人数がぐちゃぐちゃになってる感は素晴らしい。
    あと10歳若かったらここに混ざりたいです。

    FourTet


    音に併せて映像をリアルタイムで操作するVJといった手法に始まり
    その後もプロジェクションマッピングを活用した演出など
    音と映像の両方を使った演出というのは今では一般的ですが
    一見、アナログにも見えてしまうようなFourTetの光を使った演出は
    視覚と聴覚の両方に同時に訴えかける、
    また立体的に空間を見せる手法としてはこれまでと違った可能性を見せてくれたと思います。

    AT THE DRIVE IN


    学生の頃に大好きで聴いていたバンド。
    聴いていた当時に突如解散しここ数年で復活しました。
    歳のせいもあり今はもう少し落ち着いたステージングですが
    当時のこのテンションは今見ても最高です。

    今回はここまで。
    また勝手に共有させて頂きます。

  • No Son, No Life なはなし。

    私事で恐縮ですが、つい先日 息子が誕生しました。
    3,500グラム近くある大きな赤子でした。

    丁度、私が公募ガイドに入社するタイミングで妻と籍を入れ
    それとともに妊娠が発覚。
    一気に多くの事が変わりました。

    特に子供が生まれるとなると、以前は同じ家に住んでてもほぼ会話すらない親とも
    話す機会も会う機会も徐々に増えました。
    子は鎹、という言葉を改めて実感します。

    息子の名前は以前から夫婦間で決めていましたが
    自分の人生の大きな部分を占める、音楽に関わる文字を使った名前にしました。

    音楽の英才教育も企んでおり、ちょっとずつデスメタルやハードコアを聞かせて
    いつか親子でヘドバンやダイブが出来る日を楽しみにしています。
    妻からは反対されていますので妻の見てないところで実行します。

    こうして、責任がまた一つ増えたので
    改めて気を引き締め直して、仕事も家庭も、日々努力したいと思います。

  • No Beasties, No Life なはなし

    前回の投稿に続いて音楽ネタです。

    これまでも何度かブログでも書いてきましたが、学生時代は自分も音楽活動をやってたり
    行きたくなったら人でもフェスに行くくらいの音楽好きです。

    そんな私も音楽に興味を持ってから色々なものを聞いて、見てきましたが
    最近みた記事では、音楽の趣味は14歳の頃に聞いてたもので決まるのだとか。

    自分はその頃なに聞いてたっけな?
    今回は中2~高校1年あたりに聞いていたものを晒してみたいと思います。

    Beastie Boys

    Beastieは自分の中でも本当に革命的でした。
    小学生の頃「天才・たけしの元気が出るテレビ」でやっていた「ダンス甲子園」で音楽に興味を持ち
    HIP HOPを知ることになった自分は「黒人のCNN」とも言われるようにいかつい黒人の音楽というイメージがありました。

    それを見事に覆し、これまで聞いていたものとは全く違う軽やかさは自分の中での革命でした。

    上のビデオは当時聞いていた"Ill Communication"の1曲目ですが、2曲目はパンク。
    jazzyにウッドベースを鳴らしたかと思えばチベットのお経も出てくる。

    「音楽って、こんなに自由でいいんだ!」という革命でした。

    残念ながら2012年にメンバーのMCAが他界したことでもう生で聞くことは叶わなくなりましたが
    2004年のSUMMER SONIC で最前まで人波を掻き分けて見に行ったのは最高の思い出です。

    そんな私は自由な発想を追い求めた結果、
    十数年前のバンド時代にはKAOSS PADをギターにつなぎ
    足でKAOSS PADを操作しながらギターにフィルターやディレイを掛けたりルーパー的に使ったりという荒業にたどり着きましたが
    いまだにこの奏法をしている人は他に見たことも聞いたこともないです。

    もし足でKAOSS PADを操作しているギタリストがいたら是非教えてください。

  • No Noise, No Life なはなし

    前回までプログラム関連で書いてきていましたが、ネタ切れにつき別の話題に変えます。

    ノイズ、というとネガティブなイメージの言葉のように思う方も多いと思います。
    しかし、私はノイズが好きです。

    "noise" を単純に和訳すれば「騒音」とか「雑音」といった言葉になりますが
    音楽の世界ではそういった「雑音」とされるようなものを使った様々な音楽があります。

    例えば「あまちゃん」のテーマ曲を作ったことで一躍、一般にも有名になった大友良英氏。
    元々はノイズ音楽の世界では超が付く有名人です。

    その他にも日本人でノイズ音楽の世界での有名人は沢山いるのですが
    MERZBOW こと 秋田正美氏も世界的に活躍されており、評価もされています。

    なにがなんだかよく分かりませんよね。
    「騒音」「雑音」そのままという感じです。

    さらに訳がわかないものとしては、こんなものもあります。

    現代音楽の世界で多大な影響を与えたジョン・ケージ氏。
    ジョン・ケージといえばこれ、「4:33」という作品。
    音すらない、ただ座っているだけの一見すると意味不明なこの動画。

    しかし、これちゃんと楽譜もある音楽作品です。
    演者が歩いてくる音、ピアノの前に座る音、聴衆の服がかすれる音
    そういった通常の音楽の構成要素以外の「雑音」とされるような音、それ自体を作品としています。

    通常はノイズ音楽の中で「4:33」を語ることはあまりないと思いますが、
    その系譜の根底にある作品であると私は思っています。

    ここまでは一聴して「雑音」そのままな作品を並べてきましたが
    これはどうでしょうか?

    坂本龍一とのコラボレーションなどで名前を目にしたことのある方もいるかもしれません。
    私の敬愛するドイツの電子音楽家のalva noto氏。

    これまでよりもずっと音楽らしい感じに聞こえると思いますが、
    「グリッチノイズ」と呼ばれる、例えばイヤホンのケーブルを挿したときに聞こえる「ぶつっ」というようなノイズを
    音楽の要素として取り入れるなど、今日の電子音楽に多大な影響を与えています。

    ちなみにalva notoが主催するドイツの電子音楽のレーベル"raster noton"はこういった手法を取り入れた様々な作品をリリースしており
    自分の音楽人生でもものすごく大きな影響を受けたレーベルです。

    このように本来は不要と思われるものを別の側面でとらえて、音楽にしてしまった。
    そしてそれが後世でさらに新しい解釈がされたり、技術の変化も加わりさらにさまざまな音楽に変化していきました。

    本来はゴミ、不要なもの、と捉えられるようなものが
    その扱い方や見方で別の意味を持ち一つの作品に昇華される。
    ノイズの魅力はそこにあると思っています。

    普段の仕事の中、生活の中でもこういったものの見方を忘れないようにしたいものです。