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社員ブログ

  • 言葉処 其の93「タバコロード」

    2009-06-09

    タバコの起源はマヤ文明で、持ち帰ったのはコロンブス。当時は薬効があると言われていたために世界中に広がり、日本には1542年、鉄砲とともに伝来した。日本語ではポルトガル語の「tabaco」に「煙草」「多巴古」「佗波古」「多葉粉」「莨」の字があてられ、その行為は「吸う」ではなく「喫(の)む」と言った。ちなみに英語ではtabacco」と書き、「cigarette」は紙巻きタバコを指す。



    日本で紙巻きが主流となるのは明治以降。銘柄は「朝日」「新生」「憩(いこい)」「響(ひびき)」「誉(ほまれ)」など漢字が多く、「チェリー」「ゴールデンバット」は戦時中、「桜」「金鵄」に変えられた。戦後は「ホープ」「ピース」「ハイライト」「カレント」「エコー」「セブンスター」といった横文字が主流になり、日本語の銘柄は「峰」と「わかば」と「宙(おおぞら)」ぐらいだった。



    「今日も元気だ たばこがうまい」は「いこい」の宣伝文句だが、この時代、映画のヒーローもギャングもみなタバコを咥えていた。また、今ではタバコのニオイを付きにくくする薬剤や、ニオイを抑えたフィルター(D-spec)が流行りだが、当時は「男らしいたばこの香り」と銘打った整髪料まであった。しかし500年以上も続く喫煙という文化は、1980年代以降急速に衰退していく。



    きっかけは1978年の「嫌煙権確立を目指す人びとの会」の発足。「嫌煙」という言葉の普及によって、にわかに「昔からあのニオイが嫌いだった」と言い始める人が増えた。言葉を知って初めて無意識にあった概念を顕在化できたわけだ。コロンブスは図らずもインドと間違えて新大陸を発見したが、タバコと梅毒を流行らせたのはオレのせいじゃないと草葉の陰で言っているかも。(黒)

  • 公募ガイド7月号発売です!

    夏目前で、汗をかくのがうれしい夏っ子(熊)です。
    公募ガイド7月号が本日発売しました!
    公募ガイド7月号表紙
    くまのアングリーが宇宙へ飛び立ったようです。
    今月号の特集は「童話を書こう!」。
    ■特集 短いから簡単?短いからこそ難しい?童話を書こう!
    応募枚数が5枚~15枚と、比較的簡単に書けてしまう童話。しかし「子ども向けだから」と侮ってはダメ。童話づくりのポイントやコツを伝授します。
    ■インタビュー連載
    〈目指す君へ〉フードコーディネーター 「作ってあげたい彼ごはん」
    SHIORIさん
    〈今月の一冊〉「ガール・ミーツ・ガール」
    誉田哲也さん
    〈アートなお仕事〉
    網中いづるさん
    ■好評連載中
    あべたみおの“○○の日”ポスター大会
    colobockleの一枚の絵からコンテスト
    五月女ケイ子の笑言(ワラコト)
    そのほかにも内容盛りだくさん!
    公募情報も大増量の7月号をぜひご覧ください。(熊)

  • 【ノンセクション】お料理レシピコンテスト情報をまとめてご紹介

  • 【文芸】ぱちんこおぼっちゃまくん 川柳コンテスト

    ぱちんこおぼっちゃまくん 川柳コンテスト
    締切:6月30日 資格:18歳以上の人

  • 【フォト】地デジカ フォトコンテスト

    ●テレビ東京 地デジカ フォトコンテスト
    締切:6月22日 内容:7にまつわる写真で応募

  • 【アート】アートラインかしわ2009 アーティスト募集 ほか

  • 第4回ダ・ヴィンチ文学賞&第3回幽怪談文学賞授賞式

    2009-06-03

    編集部の弾丸娘(石)です。
    何事にも首をつっこみたが・・・いえいえ、好奇心旺盛な私がまた取材に行ってきました!
    今回はメディアファクトリーが主催する「第4回ダ・ヴィンチ文学賞」と「第3回幽怪談文学賞」の合同授賞式です。

    会場内の様子会場は恵比寿のウエスティンホテル東京。
    エスカレータで地下にある会場に下りていくと、すごい人の数です
    それもそのはず。マスコミ各社、受賞者や主催者の方々のみならず、全国から「書店員」の方々も招待されたそうで、そこかしこで会話の花が咲いておりました。

    また、会場には幽怪談文学賞の審査員の先生方が!
    京極夏彦先生や岩井志麻子先生など錚々たるメンバーがすぐ目の前にいて、本好きの(石)は心の中できゃーっと嬉しい悲鳴をあげていました。

    そんな賑わいの中、大賞受賞者として表彰されたのが、
    ダ・ヴィンチ文学賞大賞 朱野帰子さんダ・ヴィンチ文学賞大賞   「ゴボウ潔子の猫魂」(朱野帰子さん)
    幽怪談文学賞 短編部門大賞 岡部えつさん幽怪談文学賞 短編部門大賞 「枯骨の恋」(岡部えつさん)です。

    ダ・ヴィンチ文学賞に輝いた朱野さんは、前の会社で、小説家になるために「仕事を辞めます」と宣言。その後未曾有の不景気などもあって、再就職。その際には「小説は書かない」と言ってしまったそうなんです。ですが、見事大賞に輝き、急遽ばれないように、本名からペンネームに変更。まだ受賞に関しては内緒にされているそうです。

    受賞作の「ゴボウ潔子の猫魂」は、復讐ではなく『小さな仕返し』をしていく物語。働く人にはとても共感できる作品になっているそうです
    朱野さんは、半年ほど会社の帰り道などで、仕返しの方法を色々考えており、それが作品の元になっているのでは・・・とのこと。
    それってすっごくわかります
    私も嫌なことがあると、色々(自分にとって)痛快な仕返しをよーく妄想します。
    えー・・・公募ガイド編集部はみーんな良い方なので、私に仕返しされると心配しなくて大・丈・夫ですよー
    幽怪談文学賞、今回は短編部門大賞1名のみが選出されましたが、質が下がったわけではなく、ワンランク上の作品を!という意気込みがでた結果、1作品の受賞になったそうです。
    受賞作の枯骨の恋にキャッチフレーズをつけるとすると「エロ怖い」。だそうです。
    内容に関しましては、6月5日に、受賞作を含めた短編集が発売されますので、そちらを是非ご覧ください。
    受賞者の岡部えつさんは、短編集を出すにあたり、半年近く頭がエロと怨念に埋め尽くされていたそうです。ですがそれも嫌ではなかった、という頼もしい発言が。

    会場を爆笑させた岩井志麻子先生の選評岩井志麻子先生からの選評もあったのですが、色々と「エロ面白い」ネタを披露してくださり、会場は笑いに包まれていました。作品に関しては、「最後にぽかっと空間がある話」とのお言葉。その空間が怖いと。

    私も作品を読ませていただきましたが、個人的に女性がぞくっと楽しめる作品だと思いました。男性は女の情念を恐れてくださいませ


    メディアファクトリーでは、いままでの文学賞以外にも、新しい公募を企画しているそうです。またワクワクする公募が増えるのですね!
    メディアファクトリー主催のもののみならず、面白い公募情報はできる限り誌面、ブログの方で紹介していきますのでお楽しみに(石)

  • 言葉処 其の92「野球とベースボール」

    2009-06-02

    ベースボールのルーツは、アメリカで行われていたらラウンダーズだそうだ。このスポーツは、打って何点取れるかという競技で、投手は下手投げで好球を投げる。だから、いい球を見逃すと審判は「打てよ」という意味で打者に「ストライク」と言い、投手が悪球を投げると「打ちにくいよ」という意味で投手に「アンフェア・ボール」と言う。これが投球の「ボール」の語源。


    攻守交替はワンアウトチャンジだが、打者は打球をノーバウンドで捕球されなければアウトにならないので、なかなか終わらない。154215」なんてこともざらにあり、だからベーベキューでもしながら日がなゲームに興じる。3時間以内に終わらないと近代スポーツとして発展しないと言うが、その意味ではラウンダーズはレジャーであり、このままではスポーツたりえなかった。


    ベースボールは明治5年に日本に伝わり、正岡子規の先輩でもある中馬庚によって「野球」と意訳された。しかし、ルールも道具も海を越えたが、指導法まではない。そこで武道のやり方が模倣された。「試合前の礼」「グラウンド挨拶」「道具を大切にする」「グラウンドは神聖なものである」。みな武道からの借り物だ。特に社会教育を兼ねるアマチュア野球ではこれらが徹底される。


    アメリカにおいてレスリングがプロレスになったように、アメリカ人は、受けるときは徹底して攻めさせ、攻撃となると派手にやるのが好きなようだ。アメリカンフットボールにも似たところがある。一方、武道では堅守が重視され、相手の良さを殺して瞬殺してもいい。“見せる”ことは想定の外だ。野球とベースボール、どちらもいいが、根底にある思想はまるっきり逆だ。(黒)




  • 【ノンセクション】9月末で48年の歴史に幕 多摩テックでの「思い出」募集 ほか

  • 【文芸】宮柊二記念館全国短歌大会

    2009-06-01

    ●第15回宮柊二記念館全国短歌大会
    締切:一般部門=7月31日 ジュニア部門=9月10日