Bunkamura ザ・ミュージアム「奇想の王国だまし絵展」報道内覧会
新人の(福)です
はじめてブログを書かせていただきます
6月12日(金)、Bunkamura ザ・ミュージアムの「奇想の王国だまし絵展」の報道内覧会へ(石)と行って来ました
16、17世紀の古典的作品から、近現代の作品まで展示されています
「だまし絵」とは、ヨーロッパにおいて古い伝統をもつ美術系統のひとつだそうです
ギャラリートークをしてくださったのは、谷川渥教授。
「だまし絵で本当にだまされる人はほとんどいません。技法を楽しむのです。」
このお言葉により、だまし絵初心者の(福)でも、だまし絵の楽しみ方のヒントを知ることができ、まじまじと作品を観てしまいました
その技法は、普通の絵画より一味違う面白みを感じ、鑑賞というより「どうなっているのか」と考えさせられる作品が多かったです
西洋のもから日本のもの。古典的作品から現代作品まで、幅広い「だまし絵」が展示されており観終わった頃には、充実感でいっぱいになりました
では、ここから詳しい内容は(石)にお願いいたします。
会場のある渋谷には呑みにしか行かない、おっさん(石)です
新人の(福)はBunkamura ザ・ミュージアムでバイトをしていたこともあるそうで!
会場までの最短距離(東急本店の横にあり、駅から徒歩7分程)をスイスイと案内してくれました~
し・か・も、ギャラリートークをしてくださった、谷川教授の授業も受けたことがある!という芸術少女
なぜそんなオイシイ
ネタ
を書かないのだい?
さてさて、展覧会のお話に戻ります。
正確に言えばだまし絵ではないのですが(だまし絵はぱっと見て本物?あ、違う!絵だ!と分かるものを言うそうです)、今展覧会の目玉の一つに、アルチンボルド作、「ウェルトゥムヌス(ローマ神話の神)」をモチーフに、実在のハプスブルグ家の皇帝「ルドルフ2世」を描いた作品があります。
まさに食べごろ!という四季折々の果物
や野菜、満開の花
を寄せ集め、「皇帝の顔」を描いたもの。
一瞬、こんな顔を描かれたら、皇帝怒る
んじゃない、と思ったのですが、これには深~いワケが込められており、「神」「季節」「まさに成熟している作物や花」で皇帝を表すことで、あなたこそ全ての「支配者」であるという最大の賛辞を込めているんだそうです。
その他にも、この絵はどうなっているんだろう?と精神的に考えさせられるような「ダリ」や「マグリット」の作品。
遠近法などによって現実には不可能な構図を描いた「エッシャー」。
掛け軸から、本物か!と間違えるほどこわ~い
幽霊が浮かび上がる日本画。
江戸時代に大流行した「影絵」のハウツー本。
絵画だけでなく、写真をちょっとだけ加工して、本物をわざと偽物のように見せた作品・・・
会場には非常に面白い
作品が展示されています。
更に詳しい内容に関しては会場へ行ってからのお楽しみです
●「奇想の王国 だまし絵展」
会期:6月13日~8月16日(会期中無休)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
普通の展覧会とは違うちょっと考えさせられるだまし絵展。興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。(石)



