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社員ブログ

  • 七年後の君へ。

    先月、長野県の善光寺の御開帳に行きました。
    御開帳の説明はこちら

    親戚が長野にいるので善光寺には何度も行ったことがあるのですが御開帳は初!
    祖母の法事のついででしたが、行ってよかったと心から思いました。
    というのも、御開帳は「7年に1度」という特別な機会。
    前回の御開帳には祖母も来ていて、当時の祖母が触ったであろうご神木を触りながら
    なんだかとてもノスタルジックな気持ちになりました。

    7年前の祖母に想いを馳せながら、
    逆に7年後の自分のことも想像したりして、
    過去と未来を一気に感じた忘れられない誕生日になりました。
    (奇しくもその日は私の誕生日)

    この日は夜に行ったのですが、一瞬降った雨が情趣を漂わせていい感じ。

    MORI

  • 小説抄 其の8「芥川龍之介『魔術』」

    2022-05-24
    小説抄

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    純文学/エンターテインメント小説という分類があるが、直木賞作家の白石一文さんは、「小説が100冊あったとして、これを純文学かエンタメ小説かに分けろと言われたら、全部分けられる」と言っていた。


    また、芥川賞作家の平野啓一郎さんは、「純文学とエンタメ小説に分けられているのは日本だけと言う人がいるが、ミステリーがノーベル文学賞を受賞することがないように厳然と区別がある」と言っている。

    日本の近代文学は、西洋から輸入したフランス文学、ロシア文学の模倣から始まった。模倣ではあるが一応は文学。一方、大衆の読み物はというと、落語や講談を速記して印刷した書き講談がそのルーツの一つ。両者は同じ読み物とは思えないぐらいかけ離れた存在で、全くの別物だった。

    しかし、関東大震災を機に大衆小説が人気となると、人気に乗じて粗製乱造された大衆小説と一緒にしないでくれとばかり、「純」が強調されるようになる。この時点での純文学は反大衆小説という共通項はあるものの、個々の作風は十人十色だった。

    戦後、純文学はどんどん先細っていく。昭和36年に伊藤整は「『純』文学は存在し得るか」という評論を書いているが、ということは絶滅危惧種だったのだろう。そこで出版社は、食い詰めた純文学作家にエンタメ小説を書かせる。いわゆる中間小説で、これが100万部という市場にまで発展する。そうなると、もはや純文学と大衆小説は対立概念ではなくなるのだが、ここで問題になるのは、そもそも純文学と大衆小説は対立概念だったんだっけということ。

    (注)以下、ネタバレを含みます。
    純文学の賞である芥川賞にその名を残す芥川龍之介に『魔術』という短編がある。
    ある夜、主人公がインド人を訪ね、魔術を教えてほしいと乞う。インド人は「欲のある人間にはできません。あなたはそれを捨てることができますか」と問う。主人公ができると言うと、習うには時間がかかるので今日はここに泊まりなさいと言い、「御婆サン、御婆サン、御客様ガ御泊リニナルカラ、寝床ノ支度ヲシテ置イテオクレ」と言う。

    主人公は魔術を習い、家に帰ると早速、友人に見せて自慢などするが、あるとき、トランプで賭けをし、大勝ちする。負けたある男は気が収まらず、全財産を賭けるから、君も有り金を賭けろと狂ったように挑んでくる。主人公は受けて立つが、勝負が決するカードを引くその刹那、欲が出て、魔術を使ってしまう。相手のカードは「九」、主人公は「王様(キング)」。主人公の勝ちだ。すると、そのキングの絵がひょいとカードから抜け出て、「御婆サン、御婆サン、御客様ハ御帰リニナルソウダカラ、寝床ノ支度ハシナクテモ好イヨ」。主人公はまだ魔術を習う前だったのだ。

    このどんでん返しは見事というしかなく、伏線の張り方もミスリードのさせ方も、のちの世のミステリーやショート・ショートの教科書にしたいぐらい。純文学作家がこんなエンタメの技巧を駆使していたなんて。こうなると、純文学/エンタメ小説の境目がわからなくなる。

    よくよく考えれば、夏目漱石の『坊っちゃん』も、太宰治の『御伽草子』もエンタメそのもの。端から境界などなかったかなとも思ってしまう。ただ、そうは言っても明らかに純文学ではない、もっと言うと文学では絶対にない小説もある。だから、小説を二つに分けるのなら、純文学/エンタメ小説ではなく、文学/非文学だろうと思う。ちなみに、文学と言える賞は文学賞のタイトルを冠し、そうでない賞は小説賞というタイトルになっている。
    (黒田)

  • 夏号の制作開始。

    2022-05-23

    7月8日発売の夏号の制作がぼちぼち始まってきました。

    WEBの制作をしながら雑誌も制作したい、
    と思っていましたが、なかなか難しいです。

    どちらもコンテンツを作るってところは同じですが、
    コーディングという制作工程が入るからか、
    絶対的な締切がなくて油断してしまうのか。
    ついついどちらかに比重を置いてしまいます。

    だもんで、6月は雑誌制作に集中!
    夏号をお楽しみに。

    澤田

  • 伊吹山 登り

    2022-05-20
    山記

    今回は伊吹山に登ります。 日本百名山のひとつです。
    今回は伊吹山に登ります。
    日本百名山のひとつです。

     

    樹林帯を抜けると、あとは気持ちのいい道が続きます。
    樹林帯を抜けると、あとは気持ちのいい道が続きます。

    百名山ということもあって、道は整備されています。 とても歩きやすい。
    百名山ということもあって、道は整備されています。
    とても歩きやすい。

     
    いい気分で歩きながら、ふと上を見ると。 なんということでしょう、山頂だけガスに覆われているではありませんか。
    いい気分で歩きながら、ふと上を見ると。
    なんということでしょう、山頂だけガスに覆われているではありませんか。

    3合目通過。 1合目と2合目の標識はどこにあったのだろうか。
    3合目通過。
    1合目と2合目の標識はどこにあったのだろうか。

    5合目通過。 あれ、4合目は?
    5合目通過。
    あれ、4合目は?

    こんなところに自販機が。 さすが百名山ですね。
    こんなところに自販機が。
    さすが百名山ですね。

    6合目。
    6合目。

    で、7合目。 なんでこんな写真ばっかりかと言うと。
    で、7合目。
    なんでこんな写真ばっかりかと言うと。

    すでに周りがガスだらけで、風景とか何も見えないのでした。
    すでに周りがガスだらけで、風景とか何も見えないのでした。

    8合目。 そろそろ飽きてきました。
    8合目。
    そろそろ飽きてきました。

    山頂到着、何も見えん。 で、9合目はどこにあった?
    山頂到着、何も見えん。
    で、9合目はどこにあった?

    山頂には、立派な神社がありました。 お参りしてすぐに下山。 寒いのです。
    山頂には、立派な神社がありました。
    お参りしてすぐに下山。
    寒いのです。

    次回、伊吹山下山。

  • 自己紹介って難しい

    今日からブログにもお邪魔することになりました、4月に入社したSです。

    初投稿なので簡単に自己紹介します。
    ・読書が好きです。2日に1冊くらいのペースで小説やらエッセイやら読んでます
    ・芸人の深夜ラジオをよく聞きます。お笑いは漫才より断然コント派です
    ・歩くのが好きすぎて毎日1万歩は歩かないとモヤっとします
    ・社会人よさこいチームに入っています。週1の練習で毎回筋肉痛になるのどうにかしたいです
    ・他の楽器は楽譜すら読めないのにドラムだけ叩けます
    ・辛い食べ物が大好きです

    昔から、所属するコミュニティが変わると食の好みも変わるというよくわからない癖?があり、
    最近は毎日ラーメン食べたくてしょうがないです。
    既にこの1年で就活用に買ったスーツが入らなくなるという事件が発生しているので、できればヘルシーなものを好きになりたいところですね。
    これからどうぞよろしくお願いします!

  • はじめまして。

    今年の4月に入社しましたmmと申します。
    いつも見ていたこのブログに自分の書く記事が載るのかと思うと何だか感慨深いです。

    カテゴリの通り推しとお酒が大好きです。推しはいればいるほどいいと思っている人間なので、K-popから映画俳優、アニメ漫画などとにかく色々な沼に足を突っ込みまくっては顔まで沈み、息ができなくなっています。      お酒に関しては、大学生時代にバーでバイトをしていたため美味しいお酒ばかり飲み(過ぎて)、次の日の授業にまだ酔った状態で出席するというトンデモ大学生でした。絶対にやめましょう。基本的に良くも悪くもこだわりが少ないので何でも美味しくいただきます。料理も好きなのでお酒に合うおつまみを作って推しを見ながら飲むことが最高のご褒美時間です。


    今回のお酒は私の地元栃木のニッコーブルーイングさんの「日光べるじゃんストロベリー」です。実家で飲んだため非常に背景が雑多ですがお許しください。                               こちらはベルジャンペールエールの一種で、酵母とモルトから作られています。元々赤みがかった色合いで、フルーティーな特徴を持っているのでいちごとの相性も抜群でした!昨今クラフトビールがはやっていてエールとかモルトとか何ぞや!という方はこちらのサイト(https://beergirl.net/category/column/beer-beginner-guide)を見ると分かりやすいかな~と思います。私もよく見ています!

    そして今回の推しはアベンジャーズです。先日アベンジャーズ展に行ってまいりました。
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    本当にMARVEL初心者なのですが、MCU作品を一通り視聴したらまんまと沼った2022上半期です。         今回のアベンジャーズ展は映像と体験で魅せる形の展示が多く、自分がアベンジャーズの一員になったかのような錯覚ができました。ただ、コスチュームや等身大フィギュアなどを見たい!という方には少し物足りないかもしれませんね。この日はドクターストレンジの公開日でもあったので展示の後映画鑑賞もしました…。控えめに言ってめちゃめちゃ面白かったですね。はい。いい意味で裏切られました!

    ちなみに、今回の推しとお酒セレクトのコンセプトは「マルチバース」でした。いちごとビールという出会うことがあるんや!という組み合わせ。そしてアベンジャーズというまでもない多元宇宙論。まあ全然意味合いは違うのですが出会うはずのない出会いって素敵ですねというお話でした。

    このブログでは推しとお酒のマリアージュを皆様にも楽しんでいただけたらなと考えております。お酒を飲まなかった時は日々の思ったことなどを書くこともあると思いますので雑記仕立てになりますが是非美味しく読んでいただけたら幸いです。これからよろしくお願いいたします。

  • マルチバースなファンタビ

    Yです。

    突然ですが皆さまに推しはいますか。
    公募ガイド社内ではちょこちょこ主張していますが、
    私はマッツ・ミケルセンという俳優さんが大好きです。

    北欧の至宝と呼ばれており、
    常に口元に微笑みをたたえ、神秘的ともいえる唯一無二の雰囲気をまとった俳優さん。

    そんな私の推しが最近出演しているビッグタイトルが、
    ファンタスティック・ビースト」なのです。
    人間界との戦争を画策する魔法使い・グリンデルバルド役を演じています…!

    元々、グリンデルバルドはジョニー・デップが演じていたのですが……、
    大人の事情により降板してしまったため、それを引き継いだのが我らがマッツ。

    グリンデルバルドは、今まで公開された2作品ですっかり完成されているキャラクターですし、
    マッツがどんなグリンデルバルドを見せてくれるのか、期待半分、不安半分。
    どきどきしつつ公開日翌日に劇場へと足を運んだわたし……。

    まあ杞憂でしたね。

    前作までのジョニデバルドに流されることなく、
    最高のマッツバルドを演じきっていました……! 推し、ありがとう。

    さて、ここで「ファンタスティック・ビースト」がさらに面白くなってくる訳です。

    「民衆に語り掛けるシーン、マッツだと穏やかな教祖って感じだけど、
    もしジョニデだったら尖ったナイフみたいなカリスマ性が醸される気がする」

    「ジョニデが輸送されてたシーン、無言だからこそ底知れない恐怖があったけど、
    マッツなら慈悲深いまなざしで、もっと優雅に脱走してたのかも……」

    という、1キャラで2回美味しい、
    いわば「グリンデルバルド・マルチバース」の世界が開かれてしまったのです!!!!

    疲れているのか、最近はこういうことばかり考えています。
    「マルチバース」ってなに?という方はぜひマーベル作品でも観てください。

    ちなみに本日5/13は「シン・ウルトラマン」の公開日です。
    庵野監督のウルトラマン……怖いもの観たさで映画館に行くしかない。

    Yでした。

  • 振り返り、のような。

    最近、色々仕事する中で、「去年はこうだったなあ」
    「たしかあの時はこうしてたなあ」と思うことが増えました。
    いつの間にか1年、経ったんですよね。
    やることが次々増えますが、やったことは「もう次からできること」に進化すると考えてます。
    裏を返せば、やったことないものは最初からできなくて当然なので、頭を使う必要があります。
    まわりに相談する必要もあります。それが、自分の中でやっと腑に落ちてきたというか。
    自分でできることやわかることを増やしたいというのは、昔からある自分の欲です。
    その欲をガソリンに、どこに向かいたいんだろうなって最近たまに感じるようになりました。
    ゴール設定は人それぞれ。何がしたいのか、脳内問答する時間を作りたいものです。
    あつ(全然関係ないんですが、お茶漬けと沖漬けとはりはり漬け、
    「漬け」の法則性って自由度高すぎません?)

  • 当たり障りのないことを

    ブログ当番が回ってきました。
    何を書こうかなあと色々考えたのですが、
    本当に書きたいことには当たり障りがかなりあったので、
    今回は「当たり障りのなさ」を重視した薄い内容をお届けします。

    ・ソフトクリームっておいしいですよね
    つい食べちゃう

    ・熱い食べ物を急いで食べたらやけどするの、分かってるはずなのにしょっちゅうしちゃうなあ
    週1とかでしてるかも

    ・遠いところに出かけたら、帰り面倒ですよね
    行きよりも長く感じますね

    ・テレビ、たくさんのチャンネルがあって常に何かしらやってるのすごすぎ
    たくさんの番組があって、全部誰かが作ってるのすごい

    ・本屋にはたくさんの本があってすごい
    小さいころ、こんなにたくさんの本が出版されてるんだなあと思っていました

    ・図書館にも本がたくさんあってすごい
    貸してくれるの!?いいの???本当に!?タダで??って思う

    以上です。
    当たり障りはないはずです。

    🗼
    さすがにもう見慣れたので、東京タワーの写真撮らなくなってきたなあ

    おしまい

  • 「推し」ってなんだろう

    こんにちは、よしだです。

    突然ですが、みなさんに「推し」はいますか?
    実在する人間の「推し」です。
    私にはいません。
    とても好きなアーティストはいるのですが、
    「推し」ではない気がするんですよね。

    「推し」って
    「その人物を布教したい(誰かと気持ちを分かち合いたい)」
    みたいな思いを持つ相手のことなのかな~と思っているのですが、
    何か定義や共通認識はあるのでしょうか。
    でも、それぞれが思う「推し」でいいだろうし、
    わざわざ定義付けする必要性もない感じがしますよね。
    自分が「推し」と思うならそれでいいし、思わないならそれはそれでいいのだろうし。

    定義はいらないと思いつつ、人間を「推し」と呼ぶ文化を知ってから
    腑に落ちないまま何年も経っているので、
    「推しってこういうもの」という感触をつかみたい気持ちもあります。
    身近に有識者(推しがいる人)はたくさんいるので、今度じっくり話を聞いてみたいな。