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社員ブログ

  • 三味線の皮と胴のはなし

    2018-01-26
    ゆとり日記

    こんばんは、スンドゥブにドハマリしてます、ババです。

    今回は三味線の皮と胴のはなし。
    三味線の皮ってどの部分を指すかというと
    胴のところにある白い部分のところです。

    胴は三味線の下の部分の丸っこいところです。

    前回三味線には細棹と太棹があるという話をしました。
    一般的なイメージの三味線は恐らく細棹で、こちらは
    猫の皮を使用しています。
    しかし猫の皮は薄いので津軽三味線のような弾き方をすると
    一発で皮が破れてしまいます。

    それでは太棹の皮はなんなのかというと
    犬の皮が使われています。

    皮のなかにも良い皮・悪い皮がもちろんあります。
    皮の最上級は秋田犬の皮らしいです。
    日本では韓国から輸入されてきた皮が多く使用されており、
    あまり良い皮ではないのですが比較的安価で手に入るときいたことがあります。

    また、犬のお腹側の皮の方が背のほうと比較して毛穴が詰まっており、
    丈夫で良い音が出ます。
    そのため、お腹側の皮をバチでたたく胴の表側に用います。

    もちろん費用にも差が出ます。
    僕が頼んでいた三味線屋さんは
    表の皮交換が5万円~
    裏の皮交換が3.5万円~でした。
    ちなみに両方変えたら7万円にしてくれてました。
    髙い!と感じるかと思いますが、おそらく業界のなかでは相場より少し安いと思います。

    皮と胴は糊でくっついているのですが、
    その糊はお米でできています。
    そのため湿度に極端に弱く、うっかりするとすぐにはがれてしまいます。
    一度はがれた皮は張力を失うため二度と使用することはできず
    はがれたときの絶望感はなかなかのもの。
    はがれなくても使ううちにだんだんいい音が出なくなってくるので
    定期的に張り替えたほうがよいらしいです。

    胴は木でできているのですが、木の種類もいろいろあります。
    木の種類は花梨、紫檀、紅木(こうき)などありますが
    固いほうが良い音が出ます。

    胴には綾杉胴と丸胴の2種類がります。
    綾杉胴は胴の内部がギザギザに彫り込まれており
    中で良く響く造りになっているのに対し
    丸胴はつるつるなのであまり響きません。

    両者ではもちろん綾杉胴の方が高価で良いとされているのですが、
    実は音響学的な違いはいまだに解明されていません。

    ただ、両者を生音で比較して聞くと音の違いは一目(聞?)瞭然。
    明らかな違いがあります。
    そもそも安い三味線には綾杉胴なんて使われないので、元の素材などの影響も大きいのかもしれませんね。

    実はこの前の稽古で、すみだジャズフェスティバルに参加しませんか?というお誘いを受けました。
    せっかくなので参加の方向で考えているのですが、
    今僕の三味線は裏の皮がずれているので、出演させてもらえるなら皮張り替えないとなあ……
    もっと練習しないと!!

    さて、早くも2回でネタ切れになりそうです。
    次回は三味線の三つ折のはなし!

  • もっと遠くに。

    どーも、さわっちょです。

    先日、本を読んでいて、
    人生の指針となるような言葉に出会いました。

    「好きなものだけを勉強するって当たり前のこと。
    それだと、小っちゃくなる」

    「アイデアは遠い世界で探さなきゃいけない」

    いずれも、デザイナーのグエナエル・ニコラさんの言葉です。

    たとえば公募ガイドをもっと良くしたいなと思うとき、
    ついつい他社の雑誌に学ぼうとしてしまうのです。
    この雑誌ではこうやってるから、うちはこうしようって。

    でも、そこから生まれるものって知れている。
    他誌と大差ないものになってしまうし、
    公募ガイドの変化としても大差ない。
    近視眼的なんですよね。

    アイデアが小粒なのは、近くばかりを見ているから。
    好奇心をもっと遠くに飛ばさないといけないなあ、
    と一人反省したのでした。

    澤田

  • 握手っていいね!

    今年の目標として、週に2本は映画を
    観ることを自分に課しています。

    1月もあともう少しで終わりそうですが、
    今のところ達成しています。

    毎週末2本レンタルするのですが、
    映画を選ぶ際に心がけていることは、1本は今まで食わず嫌い(?)で
    自分の中では避けていたような内容の映画(アメコミ映画とか小難し
    そうなのとか)を敢えて選び、1本は自分好みのものを選ぶようにしています。

    別に映画を観ることを強制しなくてもいいんじゃないのと思われそうですが、こんなブログを書いていますし、今年は映画偏差値を上げていきたいと思っている次第です。
    根本的には映画を観るのがただただ好きなんですけどね。

    で、こんなにも映画を観ることが好きになったきっかけの一つが、TBSラジオで毎週土曜日に放映している「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」のコーナー「ムービーウォッチメン」(旧名・シネマハスラー)が大きく影響しております。
    宇多丸さん(呼び捨てになんてできないですわ)が最新映画を評するこのコーナー。
    自分好みではない映画もこのコーナーで取り上げられたなら観てみようと思うことが多くなりました。
    そんな宇多丸さんの著書「ブラスト公論」のイベントが先日開催されまして、サイン会で思いがけず、宇多丸さんに握手をしていただいて、体感温度が一気に上がった私。
    ああ、アイドルの握手会に行く人の気持ちがすごくよく分かりました。
    今年は頑張れる気しかしません。
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    これが宇多丸さんです。
    「ブラスト公論」は夜寝る前に読むのが最高です!

  • 奥多摩から海へ! 後半

    2018-01-23
    山記

    [caption id="attachment_14486" align="aligncenter" width="640"]夜の丹沢主脈縦走。 深夜にこういう場所を通るときは、若干緊張しますね。 夜の丹沢主脈縦走。
    深夜にこういう場所を通るときは、若干緊張しますね。[/caption]

    [caption id="attachment_14477" align="aligncenter" width="480"]焼山の展望台。 登りませんよ。夜ですから。 焼山の展望台。
    登りませんよ。夜ですから。[/caption]

    [caption id="attachment_14488" align="aligncenter" width="600"]やっと夜明け。 朝日がまぶしい。 やっと夜明け。
    朝日がまぶしい。[/caption]

    [caption id="attachment_14485" align="aligncenter" width="600"]富士山、檜洞丸、蛭が岳の影、の三連写真。 富士山、檜洞丸、蛭が岳の影、の三連写真。[/caption]

    [caption id="attachment_14480" align="aligncenter" width="600"]蛭が岳の山小屋を通過します。 蛭が岳の山小屋を通過します。[/caption]

    [caption id="attachment_14483" align="aligncenter" width="600"]早朝のトレイルは、人が少なくて気持ちいい。 早朝のトレイルは、人が少なくて気持ちいい。[/caption]

    [caption id="attachment_14484" align="aligncenter" width="600"]鹿に道をふさがれる。 そこ、通りたいんですけど。 鹿に道をふさがれる。
    そこ、通りたいんですけど。[/caption]

    [caption id="attachment_14481" align="aligncenter" width="600"]塔の岳を過ぎれば、丹沢主脈も終わり。 塔の岳を過ぎれば、丹沢主脈も終わり。[/caption]

    [caption id="attachment_14487" align="aligncenter" width="600"]しばらくの車道歩きの後、竹やぶの道を行く。 しばらくの車道歩きの後、竹やぶの道を行く。[/caption]

    [caption id="attachment_14489" align="aligncenter" width="600"]で、射撃場に出てきました。 で、射撃場に出てきました。[/caption]

    [caption id="attachment_14479" align="aligncenter" width="600"]今度はシダ類の茂る道。 今度はシダ類の茂る道。[/caption]

    [caption id="attachment_14475" align="aligncenter" width="600"]ようやく海が見えてきた。 テンション上がります。 でも、まだ8kmほどあります。 ようやく海が見えてきた。
    テンション上がります。
    でも、まだ8kmほどあります。[/caption]

    [caption id="attachment_14482" align="aligncenter" width="600"]国府津駅が目の前に。 あと少し。 国府津駅が目の前に。
    あと少し。[/caption]

    [caption id="attachment_14478" align="aligncenter" width="600"]海! 海![/caption]

    [caption id="attachment_14476" align="aligncenter" width="600"]御嶽神社で汲んだ手水を、海に流します。 これで、ミッションコンプリート。 長かった。 御嶽神社で汲んだ手水を、海に流します。
    これで、ミッションコンプリート。
    長かった。[/caption]

    結局、歩いた距離は87km。
    累積標高(登り)5000m超え、でした。
    とにかく疲れた。眠い。

  • 凄い雪です!!

    予報通り、今日の関東地方は大雪のようですね。

    勤務先の港区芝公園でも、ほら、もう窓から見る景色が
    何時もと全然違い、真っ白で何も見えません(^^;;;

    IMG_0126

    皆、珍しいようで携帯片手に雪景色を撮影しております♪

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    雪の影響で交通機関が大きく乱れるとの予報が出ているようで
    緊急の社内メールも回ってきたので、皆さま、気を付けてお帰りくださいね。

    IMG_6946-1IMG_6883-2

    こんな寒い日は、私も、我が家の猫になりたい気分です💛

  • ただ立つ

    オガワです。
    演劇をやっていたころ、レッスンで「ただ立つ」というものがありました。
    大勢の人の前で何もせずに「ただ立って」いなくてはいけないのです。

    人の視線は気になるし、「恥ずかしい」とか「どうしたらいいかわからない」いう気持ちに押しつぶされそうになるわで、「なんでこんなことしなくちゃいけないんだ!」と最初は嫌いなレッスンでした。

    しかし次第に、何もしていない時ほどその人の個性のようなものが
    その姿から色濃く浮かび上がってくることに気が付きました。

    某ビール会社のCMでも星野源
    「こう見られたいと思っているときに個性は死んでいる。
    エゴってものが一番なくなったときにその人の個性が出てくる」
    と言っていますよね。

    今年の目標は「自分の足でしっかり立つ」です。
    日々押し寄せる情報や自分自身の雑念・思い込みに惑わされず
    ただ立ち続けることができるような一年でありたいです。

  • おねがいごと

    イチゴを購入しすぎて、食費が赤字ですふたむーです。

    きっかけは風邪をひいてしまい、とりあえず食べれそうなものを…と思ってでしたが、色々な品種があって、ついつい食べ比べするのが楽しくてこの有様です。

    それはそうと、先日営業で外出した際に久しぶりにお詣りをしました。

    IMG_1107

    道端で3畳程のスペースに、お線香やお賽銭箱などがあり神社もカジュアル化が進んでいるのでしょうか。

    せっかくなので、お賽銭を入れておねがいごとをしました。

    手を合わせて念じると、周りが静かになって自分の声と向き合うことができました。
    健康や仕事についておねがいごとをした後、ふと見上げたらそこは縁結びの神社。

    縁結びの神様って専門外のおねがいでも聞いてくれるものなのでしょうか
    (あー久しぶりに神様はじめました見たい~)

    ま、これもご縁ですかね。

  • No Programing, No Life なはなし(その2)

    前回のエントリーがちょうど2017年の締めに当たってしまったので
    その前のエントリーの続きです。

    最近は論理的思考を鍛えるために子供のうちからプログラミングを学ばせる、なんてことを聞く機会が増えました。
    子供向けの玩具でもプログラミングの基礎を学べるようなものが増えてきていたり
    子供向けのスクールなんかも多く見かけるようになりました。
    私にも現在5歳になる子供がおりますが、興味を持ってもらいたい、ぜひ教えたいなと思っています。

    ではプログラムを教えると子供にとってどんないいことがありそうか?
    私なりにちょっと考えてみました。

    「プログラム」というとなにやら難しそうな計算式とかそういったもので作られてそう
    なんて思う方もいるかもしれませんが、
    基本は「自分がやりたいことの手順を明確にして、整理する事」です。

    例えばジュースの自動販売機を例に挙げてみると、
    お金を入れる⇒ボタンを押す⇒ジュースを出す

    といった流れで使われるものですよね?

    しかしこれだけではなくて、例えばジュースより高い金額のお金を入れた場合はおつりを出す必要があります。
    またその場合はおつりが幾らになるかを計算する必要があって、買った後にはそのお釣りを出す、という手順もあります。

    ではその自動販売機の中に小銭があまりなかったらどうでしょうか?
    お釣りが出せないかもしれませんよね?
    その場合は最初から買えないようにする、という事もしなくてはいけません。

    こういった「もし〇〇だったらどうする?」というのを「条件分岐」と言いますが
    その場合にどうするのか、具体的な手順をひとつづつ明確にして「プログラム」という命令にする
    これが「プログラミング」の概念の一つです。
    何をしたら何が起こるのか、その可能性をいかに把握し明確にできるかが重要です。

    ここで子供にとっての影響に話を戻します。

    例えば子供が悪いことをすると、大半の親は叱りますよね?
    小さいうちは怒られると怖いから、といった動機で子供は同じことをやらないようにしたりするかもしれませんが
    徐々に歳を重ねるとちょっと怒られたくらいでは響かなくなったりすることもあると思います。

    そういうときに、自分がやったことがどういった影響を与えるのか
    どういった可能性が生まれるのか、といった理由を自分で考えられるようになる。

    要は論理的思考なわけですが、それを親が備えてあげられるかどうかで
    子供が生活していく中で様々なリスクを減らしてあげることが出来るのではないかなと思います。

    例えば最近のデジタルネイティブな子供の中には
    面白いからといってSNS等で過激な事をやっている様子をアップし
    大炎上して話題になる、なんてことがたまにありますが
    大人からすると「考えればわかるだろう」と思えるけど
    その「考え方」自体を知らないが故に
    潜在するリスクの本当の大きさを分からないまま行動してしまったりするのかな
    なんて思ったりします。

    そんな思いを持つ父に対して我が家の5歳の娘、
    将来の夢はパフェ屋さんとユーチューバーらしいです。
    なんとかプログラムを教え込みたい昨今です。

  • (番外編)「月刊MdN」vs「月刊公募ガイド」

    どうも、プランナーの宮洋輔です。毎号好きで買っている雑誌の1つに『月刊MdN』さんがあるのですが、今月発売号の特集がなんと「著作権」について。


    月刊MdN

    我らが『公募ガイド』誌も、奇しくも今月は「盗作」特集。これはガッチガチの対決ですね!!!


    月刊公募ガイド

    もちろん正確にいうと「著作権」と「盗作」でフォーカスしている角度は違うのですが、近いといえば近いともいえる、微妙な関係。

    また、『MdN』さんはデザイン(やアート)、『公募ガイド』は文芸などの文章系と、主となるジャンルも違いますが、もしかしたら近くに並べていただいてる書店さまも少なくない(私の最寄りの本屋では隣同士でした)のではないでしょうか。ぜひ併読して、より理解を深めていただけると幸甚でございます。

  • 三味線のバチの話

    2018-01-15
    ゆとり日記

    こんばんは、ババです。
    これからしばらくこのブログでは津軽三味線認知度アップのために三味線の話をしようと思います。

    第1回目は三味線のバチの話。
    バチとは三味線の糸をはじく道具で、皮の音と大きく関係します。

    そもそも三味線は細棹と太棹の2種類に大きく分かれます。
    (その真ん中もありますが今回は置いときます)

    細棹はいわゆる西物の民謡に用いられるもので京都の芸者さんが弾くお座敷芸の三味線を想像してもらえればと思います。
    一方、津軽三味線は東北で育った三味線なので音が大きく荒々しいのが特徴です。

    流派にもよりますが太棹は皮を叩くようにして弾く楽器なので細棹のバチと比べて強靭さとしなやかさが必要です。
    そのため、バチの糸をはじく部分はべっこうでできているのが主流。
    べっこうだとよくしなるので皮にバチを打ち付けても折れにくいのです。

    もちろんべっこうにもランクがあります。
    べっこうは黒い部分と黄色いすきとおった部分がありますが
    黒いほど固くて黄色いほど柔らかくてよくしなります。
    そのため、べっこうの部分が黄色ければ黄色いほどお値段が高くなります。

    一方、持ち手の部分はいろんな素材が用いられています。
    いちばん安価なのはプラスチックのもので、高いものだとべっこうでコーティングされているものもあります。
    他によく見るのはアクリル、黒水牛の角、緑水牛の角、花梨、紅木などです。
    この辺は手の馴染みやすさとかいろいろありますが、使い手の好みによって選ぶ観点は色々です。
    ここで共通しているのは柄の中に鉛が仕込まれているということです。
    中に鉛がないと軽くてうまく振り下ろせないらしいです。

    ちなみに僕が持っているのは柄が紅木でできた素敵なバチ。
    割とお高めでしたが一目ぼれして買ってしまいました。
    木なので夏場に汗をかいてもすべりづらく、
    冬の寒い時も他のと比べて冷たくなりにくいのが特徴です。

    最初に始める時は全部プラスチックでできたバチを買う人もいますが
    僕としてはあまりオススメできません。
    西物の民謡なら全然OKですが、津軽ものになるとおそらくすぐに折れてしまいます。
    初期費用が少しかかりますが、買うならぜひべっこうのバチを買ってください。

    次回は皮に関するお話!!