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社員ブログ

  • 「英国ヴィクトリア朝絵画の巨匠 ジョン・エヴァレット・ミレイ展」報道内覧会

    今年の酷暑もなんとかエアコンなしでのり切った(理)です。
    最近、気温差が激しいですが、皆様、体調などくずしておりませんでしょうか?
    暦の上では、もう秋。いよいよ芸術の秋の到来です。
    今回、「オフィーリア」で有名な、ミレイ展の報道内覧会に行ってきました。
    内覧会に参加するのは初めてなので、緊張と好奇心のミックス状態です。

    オフィーリアまず、受付を済ませ、ゆっくりと絵画を鑑賞します。
    報道関係者のみということで、会場は空いており、1枚1枚じっくりと観ることができました。
    私は普段、美術観賞するときは、音声ガイドは使用しない派なんです。というのも、混んでいると、じっくり聞きながら楽しめないこと、自分独自の視点で作品を堪能できないと思っていたからです。
    しかし今回は、せっかくのなで音声ガイドを初めて使用してみました。
    さて、その感想はというと…。耳に心地よい声で、それぞれの作品についてのエピソードがドラマチックに語られるではないですか!? まるで、その制作現場にいるようなライブ感、それゆえなのか、作品たちに親近感が。今さらですが、音声ガイドの使用はお勧めです! 次回からは多分、使用派になってます、私…。
    説明2しばらくすると、会場内でギャラリートークが始まりました。
    監修者は、テート・ブリテン学芸員のアリソン・スミス氏と
    メアリーマウント・マンハッタン・カレッジの美術史学准教授のジェイソン・ローゼンフェルド氏。
    説明3「ミレイはオフィーリアだけじゃない! そして、観終わった後には、皆にそれを伝えて欲しい!」と、熱く語っていました。確かに内覧後は、そう言われる理由が充分理解できました。
    皆さんも、150年以上たっても未だに強烈なエネルギーを発する作品に触れ、
    創作意欲を高めてみてはいかがですか?
    ●「英国ヴィクトリア朝絵画の巨匠 ジョン・エヴァレット・ミレイ展」●
       開催期間:8月30日~10月26日
       場   所:Bunkamura サ・ミュージアム
    追記:
    情熱的な語り口は、残念ながら英語だったのですが、
    何とか聞き取ろうと思う反面、通訳さんの「自動書紀かっっ!」と思われるような速記に目が釘付けでした。

  • 言葉処 其の53「語源を遡れば」

    2008-09-02

    唐の詩人、賈島(かとう)はロバに乗りながら詩作にふけり、政府の高官、韓愈の行列に突き当たってしまう。「無礼者」とひっとらえられた賈島は釈明して許しを乞う。「『僧は推(お)す月下の門』と『僧は敲(たた)く月下の門』ではどっちがいいか考えていてうっかり」。すると文学者でもある韓愈はしばし考え、音が感じられるから「敲く」だと。これが「推敲」の語源。
    「登龍門」は、ジッドの『狭き門』の影響か、そういう門があるのだと思いがちだが、これは書き下せば「龍門ニ登ル」。後漢時代、李膺という高官に認められれば将来の出世は約束されたも同然であり、世間はそんな人のことを「龍門に登った」と言った。龍門とは「そこを登りきった鯉は龍になる」と言われた急流で、人々はこの伝説になぞらえて言ったというわけだ。
    『隋唐佳話』という隋唐の逸話をまとめた書物によると、許敬宗という男は「曾植や謝霊運のような有名な人物と出会ったなら暗闇の中だってすぐに分かるさ」と言ったという。ここから「暗中模索」という言葉が生まれたわけだが、日本に入ってくるときに意味が逆になってしまった。「五里霧の中にいる」という意味の「五里霧中」(『後漢書』張楷伝)との混同か。
    逆と言えば、納豆は大豆を腐らせたものだから「豆腐」で、豆腐は豆乳を器に納めたものだから「納豆」。日本に渡る際に逆になったのかと思ったが、これは見当違い。納豆の「納」は倉庫のこと。また中国語で「腐」は「固まった」という意味だそうで、チーズは「腐乳」と書く。チーズと言えば、醍醐天皇の醍醐はチーズのこと。よっぽどチーズ好きだったんだね。(黒)

  • 【文芸】チキンラーメンにまつわるエピソード募集

  • 【ネーミング】レッサーパンダ赤ちゃんの愛称募集

  • 【ノンセクション】宇宙エレベーターアイデアコンテスト

  • 【アート】Shockwave AWARD2008 ほか

    ●Shockwave AWARD2008
    締切:10月31日 内容:インターネット上で楽しめるエンターテインメント作品を募集
    ※審査員は加藤夏希、高橋名人ほか
    ●「但馬家庭の日」運動シンボルマーク募集
    締切:9月12日
    ●高知県おもてなしイメージデザイン募集
    締切:9月12日
    ●香川県人権啓発マスコットキャラクター募集
    締切:9月16日
    ●KOBE ECO×DESIGN AWARD2008
    締切:9月16日 テーマ:「環境にやさしいライフスタイルをもっと身近に!もっと楽しく!」
    ●金沢わん・One大賞2008
    締切:9月16日 内容:毎日の食を彩る器(わん)を募集
    ●はまぐりのまち・桑名 キャラクター募集
    締切:10月10日
    ●熊野の情景スケッチコンテスト
    締切:2009年2月28日 資格:15歳以上の人(中学生を除く)
    内容:2008年4月1日以降に三重県東紀州地域で描写した作品を募集

  • 【音楽・芸能】津市民歌募集

    ●津市民歌募集
    締切:10月31日 資格:津市内在住、在勤、在学者/津市にゆかりがある人

  • 【フォト&ビデオ】下呂市写真コンテスト「下呂の街と人」作品募集

    ●第4回 下呂市写真コンテスト「下呂の街と人」作品募集
    締切:2009年1月15日 内容:2008年に下呂市内で撮影した写真を募集

  • お芝居

    2008-08-27

    急に涼しくなってきましたね。
    気温が下がったら、逆に夏の日差しが名残惜しい(石)です。

    先日、お芝居を観に行ってきました。
    場所は下北沢の「劇」小劇場。
    小劇場というだけあって、本当にこじんまり、とした場所なのですが、どこか懐かしさの漂う劇場です。

    お芝居は、「Pain」という、秦建日子さんが立ち上げた劇団「秦組」の初めての公演です。

    秦建日子さんといえば、『救命病棟24時』、『ドラゴン桜』、『ホカベン』などのTVドラマの脚本を手がけた方であり、かつTVドラマ「アンフェア」の原作本、「推理小説」の著者でもあるという多才な方なので、すごく期待していったのですが、期待を裏切らないほど面白かったです

    題名の通り人の“痛み”を題材にしたお芝居なのですが…
    お化粧をしていたので、女の意地でぐっとガマンしましたが、気を抜くと、涙がぼろぼろっと出てしまうようなお話しで。
    お芝居で泣きそうになったのは本当に久しぶりです。

    実は友人の1人が役者さんとして参加していたのですが、「友人がでてる」というよりも「そこに役者がいる」と思わせる熱演ぶり。
    色々な意味でとても感動しました。

    最後は出演者の方々、秦建日子さんも出ていらして、少しお話しをさせていただき、ミーハーにもサインまで頂いてしまいました。

    最後はあまりにも熱中しすぎてエネルギーを使ったのか、お腹がぺこぺこで、下北沢で有名なカレーパンをくわえて帰りました
    次の公演も行きたいなぁ。

  • 言葉処 其の52「文章作法の嘘」

    2008-08-26

    文章作法に「同じ言葉を使わない」がある。漢詩の修辞法からきたものだが、文字数の少ない漢詩ならともかく、散文では無理がある。同じ言葉が二度三度と出てくれば言葉選びがずさんという印象は持たれるが、同じ言葉でなければいいとばかり指示代名詞を乱用すれば文意が曖昧になってしまう。なるべくなら同じ言葉を、特に近くで使わないほうがよいと解釈すべきだ。
    起承転結も漢詩(四行詩)の構成法からきている。日本では「京の五条の糸屋の娘/姉は十六妹十四/諸国大名は弓矢で殺す/糸屋の娘は目で殺す」という頼山陽の俗謡が有名だが、この構成が文章に応用できるとは限らない。まとめやすくはなるが、形式に捉われないほうがいい。起承転結は論理的に主題を追究していく手段であって様式美ではないから。
    「接続詞を使わない」も注意が必要だ。多用すれば幼稚な文に見えるのは事実だが、ないと困る場合もある。接続詞は江戸時代以降、文と文の関係を明らかにする必要に迫られて頻用されてきた。接続詞なしでも通じるならいいが、文章作法のいう題目だけを鵜呑みにしてすべての接続詞を削除すれば、箇条書きを繋げたような前後関係の分かりにくい文になってしまう。
    「語尾を揃えない」はどうか。現代語の語尾は「た」「だ」「だった」ぐらいしかないから語尾が揃ってリズムが単調になりがちだが、推量や二重否定で語尾に変化をつけると文意が曖昧になり、体言止めや連用止めの乱用は文の品格を落とす。ではどうするか。文を長くすれば語尾が減って単調さが和らぐ。「文は短い」ほうがいいが、長くても構文がシンプルなら問題ない。(黒)