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  • 【アート】DELL Studioノートパソコンデザインコンテスト ほか

  • 【フォト&ビデオ】「ハートのラスク」写真コンテスト ほか

    ●第3回北海道インディペンデント映像フェスティバル 上映作品募集
    締切:2月20日
    資格:北海道在住者または在住経験者
    ●「ハートのラスク」写真コンテスト
    締切:3月15日 内容:ラスクと一緒に撮った、楽しいおやつのワンシーンや家族でのベストショットを募集。

  • 第13回文化庁メディア芸術祭 内覧会および贈呈式

    2010-02-03

    2月2日、「第13回文化庁メディア芸術祭」の内覧会と贈呈式へ行ってきました編集部の(矢)です
    文化庁メディア芸術祭は、メディアアートだけでなく、エンターテイメント性のあるアニメ、マンガ、ゲームなどを含んだ日本初の柔軟な概念としたメディア芸術の創造と発展を図ることを目的に開催されています。

    年々応募数も増え、今回は最多の2592点
    その中から選ばれたアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの各部門の受賞作品などを含めた約180作品が展示されています
    作品の展示や上映という見るだけでなく、実際に触って体験できる作品もあります。
    「あら、これはどうなっているのかしら? 不思議だわ。この作品は見たことあったけど、こういう過程で作られていくのね」そんな凡人の感想を抱きつつ、かなり面白かったです

    (矢)受賞作のNemo Observatoriumにて受賞作品の1つである、白い微粒子が舞っている巨大な透明の筒を発見渦の中央には椅子があり、まるで嵐の目の中に人がいる印象でした。
    編集部(石)に「体験できるし、写真撮ってあげるよ~」と言ってもらって、いそいそ列に並んでご満悦でした

    ではここからは、編集部(石)に贈呈式の様子などバトンタッチします


    先日は全国的に大雪でしたね!
    関東でも雪が積もり、怪我をした人も多かったようですが、皆様は大丈夫でしょうか。
    不覚にも風邪を引いてぶっ倒れていたものの、雪が降り出した瞬間、ものすごい勢いで外に踊り出て行った、ワンコのような(石)です。
    雪のおかげもあってか?? すっかり復活し、元気いっぱい、(矢)と共に六本木で開催された第13回文化庁メディア芸術祭の会場へと足を運んできました~

    受賞者、審査委員、主催者の方々贈呈式では、各部門の大賞・優秀賞・奨励賞、またメディア芸術の分野に大きく貢献した人を対象とした功労賞、そして今回特別に選出された特別功労賞のそれぞれの受賞者に各賞が贈呈されました。

    アート部門 大賞「growth modeling device」(David BOWEN氏)
    エンターテインメント部門 大賞「日々の音色」(ナカムラ マギコ氏/中村将良氏/川村真司氏/Hal KIRKLAND氏)
    アニメーション部門 大賞「サマーウォーズ」(細田守氏)
    マンガ部門 大賞「ヴィンランド・サガ」(幸村誠氏)

    そのほかの受賞作は、会場ならびに公式ウェブサイトでも紹介されています。

    大賞と功労賞の受賞者からはそれぞれコメントがありました
    細田氏曰く、作品は奥さんの家族からインスピレーションを得たものとのこと。
    受賞に対して、優秀なスタッフ、キャスト、また親戚のおかげで完成した。と、感謝の気持を述べていました。

    とっても似合ってました。会場を一番沸かせたのは、幸村氏
    「厳粛な式だと聞いていたので正装してきました」と、マントをばっさ~と翻し登場
    その姿は、受賞作の登場人物を思わせる中世のヴァイキングそのもの
    手には金の斧を持っていたため、トロフィーや賞状が受け取りにくそうで、それがまた笑いを誘っていました
    幸村氏も、「2名の優秀なスタッフがいなければ仕事を続けることが出来なかった。父母、妻、担当、そしてなにより読者のおかげ」と、やはり周りの人への感謝の気持を述べていたのが印象的でした。
    功労賞には、ドンキーコング、スーパーマリオ、ゼルダの伝説などを手がけた宮本茂氏が受賞。最近では、Wii Sportsシリーズ、Wii Fitのシリーズも手にかけた方。納得の受賞です。
    「一人で(賞を)とれるものではないので、一人でもらうのは気恥ずかしい」との殊勝な発言の後、「久しぶりにスーパーマリオ(wii)を手がけたのだが、期待以上に売れた。もうちょっと(発売が)早ければ、エンターテインメント賞をとれたのに!」と語り、来年も現役で賞を狙いに来ることを宣言していました

    特別功労賞には、アニメーターで、宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999などを手がけた、故金田伊功氏が選ばれ、代理として奥さんの牧子さんが賞を受け取りました。
    「主人の影響を受けた人が、日本の映像を支えていってくださると思います」を、少し涙を浮かべながら受賞を喜んでいました。

    学生CGコンテスト受賞作の1つ。実物は会場でのお楽しみさて、受賞作品はもとより、公募ガイドでも紹介していた、「学生CGコンテスト」の受賞作品展、表現のための新技術を紹介する「先端技術ショーケース」など、様々なメディア芸術に触れることができます。

    第13回文化庁メディア芸術祭
    会期:2010年2月3日~2月14日 ※休館日 2月9日
    時間:10時~18時(金曜は20:00時まで)
    会場:国立新美術館

    入場料は無料ですので、興味のある方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。(矢)(石)

  • TK-プレス 其の14「作家名と思い込み」

    2010-02-02

    純文学作家になって十年が経つのにさっぱり売れないのは、きっと名前が悪いせいに違いない、と思ったかどうかは分からないが、筆名を庄司薫に変えて『赤頭巾ちゃん気をつけて』を発表した。それは思惑通り注目され、第61回芥川賞を受賞する。別に名前で売れたわけではないだろうが、本名の福田章二だったらどうだったろうか。三島由紀夫にしろ司馬遼太郎にしろ、平岡公威、福田定一名義だったら売れていない、ということはないと思うが、食いつきは悪かったかもしれない。


    庄司は章二のもじりだが、もじりと言えば、江戸川乱歩はエドガー・アラン・ポーをもじって名付けられた。太宰治(津島修司)はダダイズムから来ているというが、これは後付けかもしれない。親に「くたばってしまえ」と言われて二葉亭四迷にしたというのは、俗説ながらつとに有名。


    なんらかの理由で本名を隠す場合もある。コラムニストの泉麻人は「テレビガイド」の編集者だったので本名の朝井泉をもじって付けた。『日本人とユダヤ人』のイザヤ・ベンダサンは山本七平で、奇作『家畜人ヤプー』の沼正三も変名だ。理由は読めば分かる。


    イメージを払拭するため、ジャンルによって名義を変える場合もある。官能小説の宇能鴻一郎は推理小説では嵯峨島昭。胡桃沢耕史の純文学の名義は清水正二郎。同じく純文学の色川武大は『麻雀放浪記』で阿佐田哲也を名乗ったが、これは「朝だ、徹夜」のもじり。作家・詩人の辻井喬はセゾングループの堤清二だが、これは本業との使い分けと言うべきか。


    以前、「和佳」を「わか」と読んで女の子だと思っていたら、「かずよし」という男の子だったことがあったが、人の思い込みは奔放で歯止めが利かない。昨年、直木賞を受賞した北村薫は覆面作家としてデビューしたが、名前から勝手に女性だと思っていた男性ファンは、のちに公開された顔写真が中年のおじさんだったのでショックで寝込んだとか。本人のせいではないけどね。(黒)

  • 【ノンセクション】"つぶやきシロー"に愛のつぶやき(告白)コンテスト ほか

  • 【ネーミング】『遠野物語』100周年キャラクター 愛称募集

    ●『遠野物語』100周年キャラクター 愛称募集
    締切:2月12日 内容:水木しげるデザインのカッパのキャラクター愛称募集

  • 「ルノワール ~伝統と革新」報道内覧会

    2010-01-28

    気温の変動が激しいこの頃ですが、風邪などはひかれてないでしょうか
    お久しぶりです編集部の(福)です

    (石)と「ルノワール~伝統と革新」の報道内覧会へ先日行ってきました
    1月20日から国立新美術館で開催されている同展ですが、4月17日から大阪の国立国際美術館へも巡回するので、関西の方も要チェックですね

    さて、柔らかな筆づかいの愛らしい女性像や豊麗な裸婦像で知られる、印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワールですが、生涯新たな表現方法を探し求めるという一面も持っていました。同展は、この部分に焦点を当てており、ルノワールの表現方法の変動を観ることが出来ます
    また同展を機に行われた光化学調査により、最新の知見も知れるので、ルノワールファンも必見な展覧会ではないでしょうか

    では、内覧会の様子を(石)先輩に紹介していただきたいと思います


    1月ももう終わりますね~
    12月~1月にかけての暴飲暴食を無かったことにしたい(石)です。

    鏡を見ても、むくむくとしたお顔の女性しか映らないものですから、美人を見て癒されたい!と、可愛い後輩(福)を引き連れて、温かな女性を描く「ルノワール」の展覧会に行ってきました~

    貴重なスケッチや彫刻作品も同展は、日本初公開の作品も多く、また世界各国から作品が集まり、日本では最大ともいえるルノワール展になっています。

    私お目当ての女性の絵も盛りだくさんでした
    また、生涯絵を描き続けたルノワールですが、実は彫刻なども手がけており、もちろんその彫刻作品も観ることができますよ!


    そして…。
    マネ、ドガ、シスレー、モネ、セザンヌ、モリゾなどの画家たち、彫刻家のロダン、音楽家のシャルル・グノー、ドビュッシー、作家のエミール・ゾラ、写真家のナダール
    当時の芸術家たちとの深い関わりのあったルノワール。
    ルノワールの作品も素敵だったけれど、それ以上に彼の出合った人々、その交流に(石)は心のトキメキがとまりませんでした。

    特に画家の友人たちは、お互いに絵のモデルになることも多く、同展でもロダンや、モネなどの肖像画や、なにげなく描かれている人が実は○○だった!な~んて絵を見ることができます。

    お互いに、あれこれ言い合いながら、作品を創りだしていったんだなぁ~と想像すると非常に微笑ましい♪
    男の友情っていいですよね(女の友情ももちろんいいですが)

    ブージヴァルのダンスの絵の前で
    ルノワール~伝統と革新 
    会場:国立新美術館
    会期:1月20日~4月5日 
    休館日:毎週火曜日
    開館時間:10時~18時 ※入場は閉館の30分前まで

    金曜日は20時まで開館しているそうです。
    また、4月5日までと、会期はまだありますので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか(石)(福)

  • 【アート】PSON HSV-010 GT カラーリングコンテスト

  • 【アート】第27回ザ・チョイス大賞展

    ●第27回ザ・チョイス大賞展
    2月2日~17日まで 会場:市ヶ谷・山脇ギャラリー

  • 小説抄 其の13「安部公房『終りし道の標に』」

    2010-01-26

    本との出会いは恋愛に似ている。一目見て気に入る場合もあれば、存在自体は以前から知っていたもののよくは知らず、しかし、ひょんなきっかけで急激に親しくなる場合もある。前者の例を言えば、私の場合は安部公房の『終りし道の標に』がそうだった。


    安部公房と言えば、『砂の女』『箱男』『他人の顔』『燃え尽きた地図』といった正統的な小説らしくない小説で知られるが、デビュー以前に、氏の一連の作風とはちょっと違う、しかし、その後を予感させるような処女長編を書いている。それが『終りし道の標に』だが、同作は埴谷雄高によって見出されたときは『粘土塀』という題名だった。それが昭和23年に出版されたときに『終りし道の標に』に改題され、その後、多少の改訂がされて昭和40年に決定稿に至っている。


    私が読んだのは改訂版のほうだが、本編の冒頭、《終った所から始めた旅に、終りはない。墓の中の誕生のことを語らねばならぬ。何故に人間はかく在らねばならぬのか?……。》には衝撃を受けた。昭和19年、理科系の学生も徴兵されると感じ、大学に無断で父親のいる満州に帰ってしまったという作者の実体験とは関係ないとは思うが、虚構ではない、生の言葉という気がした。


    このときの私と言えば、わけあって家族や友人など一切の過去と縁を切ってふらふらしており、こんな自堕落な毎日では将来は絶望的、人生終わった、終わったのだから死んだように生きるしかあるまいと思っていたときだった。そのせいか、「終った所から始めた旅に、終りはない」という言葉は、何かどんぴしゃと胸に嵌った思いだった。


    そんな思い出深い作品なのだが、あるとき、『粘土塀』の冒頭が、《旅は歩みおわった所から始めねばならぬ。墓と手を結んだ生誕の事を書かねばならぬ。何故に人間はかく在らねばならぬのか?……ああ、名を呼べぬ者達よ、此の放浪をお前に捧げよう。》という若書きとも言える書き出しであることを知った。一目惚れした成熟しきった女性の、まだ完成に至る前の少女時代を垣間見た思いだった。(黒)