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社員ブログ

  • 読書遍歴そのいち

    2022-08-24
    ゆとり日記

    こんばんは、
    いまはやり?のNFTについてちょいちょい調べているのですが、
    技術的な話が全く分からず困っています、ババです。

    この前友人らとオンライン飲み会をしていると
    子持ちの女性から
    「なんで本を読むようになったの?」と聞かれました。
    そろそろお子さんが小学校に上がる年で、お母さんとしては本を読むようになってほしいらしい。
    でも今のところ絵本にも興味を示さずどうしようかと考えている、とのことでした。

    残念ながら有益なことはお伝え出来なかったのですが、
    私個人としては明確なきっかけがあります。

    小学校5年生の夏休みに転校をしてしまい、
    夏休みに遊ぶ相手がいなくなってしまったのです。
    そこで親に半強制的に図書館に連れていかれ、
    読まさせられた本がシャーロックホームズ。
    暇だったこともあり、あっさりハマってしまいました。

    そこからはシャーロックシリーズを読みつつ、
    江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズなど少し昔の児童書を読み始めます。

    新しい学校に通い、友達ができ始めたころにちょうど世間で流行っていたのが
    ハリーポッターシリーズとダレンシャンシリーズ。
    どちらも私の世代で読んでない人の方が少ない(と思っている)児童書です。
    ダレンシャンは刊行ペースも比較的早かったのですが、図書館でなかなか借りることもできず
    本屋さんで通って立ち読みして読んだことを覚えています。
    ハリーポッターは何とか買ってもらいました。これもまたドはまりしました。

    そこで海外ファンタジー児童書を読み始めるようになり、
    今度は岩波少年文庫や指輪物語、黄金の羅針盤シリーズなどに手を出し始めます。

    読むペースが遅い(いまも)のと、本を買うお金があまりなかった(いまも)こともあり、
    小学校時代は上記のシリーズを読むだけで手いっぱいでしたが、
    中学校からは新潮文庫と朝の読書時間のおかげで本を読むペースが少し早くなっていきます。

    書いてて思いましたが、子供に読ませたいときは流行りモノを買い与えるのが一番なのかもしれませんね。

    続きはまた次回に。

  • 小説抄 其の12「戸川幸夫『高安犬物語』」

    2022-08-24
    小説抄

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    戸川幸夫は毎日新聞の記者であり作家志望ではなかったが、友人の作家に誘われ、大衆文学の大御所、長谷川伸が主催する新鷹会という小説の勉強会に参加する。3ヶ月後、君も何か書いてこいと言われ、旧制山形高校(現山形大学)時代の思い出を書いた『高安犬物語』を提出した。その処女作がなんとその年の直木賞を受賞してしまうのである。すると、師匠の長谷川伸は「こうなった以上は新聞記者はやめて……」と言い、戸川さんも専業作家になる。なんていう劇的な人生か。

    当時(昭和29年)、新人文学賞は少なく、新人の多くは長谷川伸のような重鎮の推薦でデビューしていたのだが、『高安犬物語』もそのような形で「大衆文芸」に掲載され、そのまま直木賞を受賞した。「大衆文芸」は新鷹会の会誌といっていい面もあり、ここでは村上元三など新鷹会の同人が多く活躍、のちには池波正太郎や平岩弓枝も輩出する。
    ちなみに「大衆文芸」は白井喬二・江戸川乱歩が創刊させた雑誌だったが、経営難のため休刊していたのを長谷川伸らが復活させた。長谷川伸が関わったのは第三次「大衆文芸」になる。

    さて、『高安犬物語』。高安犬とは、山形県の高安地方に生息し、昭和初期に絶滅してしまったマタギ犬であるが、戸川さんはこの高安犬より先に日本狼に興味を持ち、「もう一匹も残ってはいないのだろうか」と日曜ごとに自転車を駆って探しまわったという。しかし、山犬(日本狼)が撃たれたとか、米沢の古老が狼を飼っていたといった噂を聞きつけては調査してみたが、いずれも野生化した日本犬に過ぎず、ついに発見には至らなかった。

    それもそのはず、日本狼は明治期に絶滅してしまっていた。亡びゆく種族に対して愛惜を持っていた戸川さんとしては無念だったと思うが、しかし、このときの情熱と悔しさは、昭和44年のイリオモテヤマネコ発見として実を結ぶ。野生ネコの新種発見は70年ぶりのことであり、当時は20世紀最大の生物学的発見と言われた。戸川氏55歳のときの偉業である。

    さて、いきなり作家になってしまった戸川さんにとっては、それからが作家修業の時代となるのだが、そんなある日、同門の新田次郎がこう言った。「(勉強会は)まだまだ生ぬるい。もっと罵りあい、つかみかかるほどの厳しい批判をしあおうじゃないか」と。戸川さんはそれに賛同し、池波正太郎らを誘って「炎の会」という組織を作り、毎月一度、那須山中の宿に泊り込んで研鑽会をしたそうだ。その甲斐あって新田次郎は山岳小説の、池波正太郎は時代小説の第一人者となり、戸川幸夫は動物文学の草分けとなる。まさに大衆文学の梁山泊だった。
    (黒田)

  • ふつうの子。

    勉強やら仕事やらでなかなかまとまった時間がとれず、
    小説を読むことが極端に少なくなりました。
    それでも教科書以外の活字を読みたくて、
    最近はエッセイなど瞬間的に読めるものに手を伸ばし始めました。

    先日買ったのは、プロダクトデザイナー・深澤直人さんの
    『ふつう』というエッセイ。
    「ふつう」というと、なんだかありきたりで面白味のないもの、
    という印象で、言われて一番イヤな言葉ですが、
    深澤さんが考える「ふつう」は、
    その形も存在も当たり前で、当たり前すぎてその場になじんでいる、
    なじみすぎてその場の空気すら作り出しているもの。
    改めて光を当てると、その良さに気づく。

    これって人でも言えるなと思いました。
    ふつうすぎてパッとしないなと思っていたけど、
    いやいや、このグループの自然な空気を作っているのはこの子だと気づく。
    わたしもそんな人になりたいなと思いながら、
    ついつい何ページも読み進めてしまいました。

    澤田

  • 12月の霧島は雪でした

    2022-08-18
    山記

    今年一番の暑さの中ですが……。 最も寒い時期に登った記録を。 12月の霧島(鹿児島県)です。
    今年一番の暑さの中ですが……。
    最も寒い時期に登った記録を。
    12月の霧島(鹿児島県)です。


    高度が上がるにつれて、徐々に雪の量が増えていきます。
    高度が上がるにつれて、徐々に雪の量が増えていきます。

    霧氷が咲き誇ってますね。
    霧氷が咲き誇ってますね。

    階段も雪に埋もれています。
    階段も雪に埋もれています。

    岩と雪。 この辺りまで来ると、アイゼンがないと歩けません。
    岩と雪。
    この辺りまで来ると、アイゼンがないと歩けません。

    完全にモノクロの世界です。
    完全にモノクロの世界です。

    7合目付近。 もこもこの泡のように雪が付いています。 植物じゃないみたい。
    7合目付近。
    もこもこの泡のように雪が付いています。
    植物じゃないみたい。

    9合目の標識はなんとか読めます。 辺りは、荒涼とした別世界です。
    9合目の標識はなんとか読めます。
    辺りは、荒涼とした別世界です。

    霧島の最高峰、韓国岳。 読みは「からくにだけ」。 「かんこく」ではありません。
    霧島の最高峰、韓国岳。
    読みは「からくにだけ」。
    「かんこく」ではありません。

    で、やっぱり山頂付近はガスの中。 何も見えず。 寒いのでさっさと下山します。
    で、やっぱり山頂付近はガスの中。
    何も見えず。
    寒いのでさっさと下山します。

  • よみにくいだろうなあ

    お盆休み前のバタバタで、初めてブログの掲載が遅れてしまいました。
    ちょっとやってしまったなあという気持ちです。

    優先順位を考えて「今日の何時ぐらいまでにここまで終わらせよう」と
    だいたいの目安も考えながら仕事するようにしていますが、
    急な電話対応とかもあるし、まとまった休みの前はどうしても忙しいものです。
    時間割やペース配分が、必ずしも自分の思い通りにはならないなんて、
    学生時代は思ってもみなかったです。
    だからといってスケジュール管理しないわけにはいきませんが。

    学生はまだ夏休み期間ということで、そういえば積極的な就活生はもうそろそろ
    行動しているんだよなあ…とふと思いました。
    自分が就活生のとき、このブログも企業研究的な位置づけで
    ちょこちょこ読んでいたなあとちょっと懐かしくなりました。
    今では自分も執筆者だなんて、不思議なご縁ですね。

    私が今つらつらと書くネタを振り絞って書いているこのブログも、
    出版志望とか公募業界に興味がある学生が読んでいるのかもしれませんね。
    ターゲットや目的というか、誰の何のために書くのか決まっていたら
    もうちょっと書きやすくなるのでしょうか。

    自由なテーマで書いていい、常識の範囲内でなら書きたいことを書いていい
    ブログなので、今日は試しに思ったことをだらだら書いてみました。
    きちんとした文章を書く習慣づけもこのブログの目的の一つと認識していますが、
    おそらく今回の文章は落第点でしょうね。

    たまにはゆるいクオリティでもいいかな。
    意識的に手を抜くこと、とりあえず仕上げることをゴールにする練習ということにします。

    あつ(行動の意義は自分で見出さないと、言い訳だけが残りますね)

  • 砂と運命の女と

    Yです。
    引っ越してからはMacBook(13インチ)で映画を観ています。
    そろそろディスプレイが欲しいです。PS5もしたい……。

    先日、SF映画「DUNE(2021)」を(知人宅のでかいテレビで)観ました。

    ギリシア彫刻のような美しいたたずまいと、ずば抜けた演技力を持つ、
    現代のプリンス、ティモシー・シャラメが主演をつとめています。

    舞台は遠い未来の宇宙。
    カギになるのが「メランジ」という、惑星アラキスでしか採掘できない希少な物質です。
    これは、高値で取引されるスパイス。
    公爵家の後継者である主人公とその両親は、砂の惑星であるアラキスの管理を任され、移住します。
    ですが、そこには危険な大型原生生物と、武力で抵抗してくる原住民が。
    未来予知の能力をもつ主人公は、その力で自身の未来を切り開いていくことになります。

    調べてみると、どうやら続編があるシリーズ作品のようで、
    今作では、世界設定の説明と、伏線を張ることが大部分を占めていた印象。
    (これも長編SFあるあるらしい)

    1984年に一度映画化されましたが、
    砂漠の繊細な表現は、現在の技術によって今作でやっと再現できたのだとか。
    どのシーンにも莫大なコストがかかっていて、かなり見ごたえのある映画でした。

    この映画の面白いのが、
    服装や政治は中世ヨーロッパを踏襲しているのに、
    ホログラムのような防御シールドをまとっていたり、
    トンボを模したオーニソプター(鳥型飛行機)が登場したりと、
    レトロと科学技術をうまくマッチングさせているところ!

    大好きな押井守監督もweb記事で言っていましたが、
    オーニソプターがちゃんと飛べそうな構造をしてて良い!

    科学的に矛盾せず、しかしロマンあふれる技術やモチーフ。
    これを無限に浴びたい。

    広大な世界のCG表現、音楽、脚本など、かなり絶賛されていた作品というのもあり、
    SFの端緒をつかむにはぴったりでした

    原作は1960年代のアメリカ小説だからか、フィルム・ノワールっぽい要素もあり。
    主人公がファム・ファタール(運命の女)を回想するシーンが多いのがちょっと面白い……。

    砂というとすぐに阿部公房の『砂の女』を思い出して口の中がじゃりじゃりします。
    Yでした。

  • 日傘は使った方がいい

    結構こんにちは。エビスです。
    毎日暑いですね。外を歩くのがつらい季節。
    最近は男性でも日傘を使っている人をたまに見るようになりました。
    先日わたしも、あまりの日差しに耐えかねて日傘を買いました。
    荷物がかさばるのが嫌だったので折り畳み傘タイプのものを選びました。

    今までは「折り畳み傘タイプでも結構かさばるしなあ」と思い買っていなかったのですが、
    いざ店で見てみると思いのほか小さく、「このサイズならもって見てもいいかな」と思えたのが購入を後押し。
    雨傘だと人だけじゃなく荷物も雨から守る必要があるのに対し、
    日傘は持ち主を日差しから守るだけの仕事なので小さくてもいいということなんでしょう。おそらく。

    元々人目をちっとも気にしない性格なこともあり、「男性なのに日傘なんて……」的な視線は特に感じません。
    日傘をさしたとて気温は高いので熱いししんどいのですが、日差しから守られるのは結構快適で、ずっと日陰くらいの過ごしやすさです。
    今まで外を歩くときはなるべく日陰を選んでいましたが、日傘を使いだしてからは無駄に日向を歩いてしまいます。

    日射病、熱中症は結構恐ろしいようで、後遺症が残ってしまうこともあるようです。
    メディアで人気の感染症だけでなく、いろんな健康リスクを排していきましょう。

    🗼<おしまい

  • 休日の身支度

    久しぶりのブログになってしまいました。よしだです。

    休日に家にこもっていると「せっかくの休みに何をしているんだろう……」と若干自己嫌悪に陥ってしまうのですが、解決策がわかりました。
    「身支度を整えること」です。
    一日家にいるとしても、です。
    平日にあまり着ない服を着たり、いつもと違う感じのお化粧をしたりすれば完璧です。

    身支度をしたけど結局家を出なかったという日と、身支度もせず家でだらだら過ごした日では、虚しさが違います。
    たぶん、身支度によって一応何かをしたという達成感が得られるのだと思います。単純ですね。

    ほかの人は当たり前にやっていることなんだろうなと薄っすら感じつつ、こういう気づきを積み重ねることで人間の形に近づこうと思います。

  • ひぐらしのなく季節になりました。

    2022-08-08

    夏になると、ひぐらしがカナカナ鳴き出しますね。
    自宅周辺でもセミが鳴きまくっているYuEです。

    さて、ひぐらしと言えば『ひぐらしのなく頃に』という作品をご存じでしょうか?
    最初は同人から始まり、次第に人気に火が付き、アニメ、漫画、ゲームとメディアミックスが行われた作品です。
    一度は完結したものの現在では『ひぐらしのなく頃に業/卒』アニメ化や『ひぐらしのなく頃に令』の漫画連載と未だに続く息の長い作品でもあります。

    そんな、ひぐらしですが私も本編と呼ばれるものについては読破済みです。
    ただ、外伝やら番外編やらは読んでいないものも多いので、夏になるとSwitch版の『ひぐらしなく頃に奉』をちょこちょこと読み進めています。
    ひぐらし1
    もう、この作品を初めて読んだときは衝撃的でした。
    簡単に言えば、ホラーかと思ったらミステリーでミステリーかと思ったらサスペンスで。
    サスペンスかと思ったら熱血少年漫画になり、熱血かと思いきやギャグで。
    もうギャグでいいよと思ったら実はファンタジーだったという。
    ちょっと癖があるので万人にオススメできるかと言ったら出来ないですけどね(笑)

    少し、ひぐらしについて説明すると、
    本編の構成は出題編の4つと解答編4つの合計8編から連なっています。
    (その他に外伝や番外編があって、それらを含めるとかなりの数に……)

    ・信頼できない語り手を使った全ての人物が疑わしい出題編。
    ・惨劇を回避するにはどうするべきかが明かされる解答編。
    大きく分けてこの2種類です。

    出題編は全てBADEND。
    最終的に主人公たちは雛見沢大災害(やその他の惨劇)に巻き込まれて死亡します。
    対して解答編はそれぞれの惨劇を回避して、様々なエンディングにたどり着きます。

    出題編はミスリードしまくりで、初見は全くもって意味不明なことも多いですが解答編を読んだ後に読み直すと「ああ、なるほど」が味わえる。
    解答編は基本的に"人を信頼する、相談する"ことがキーワードになっていて解決に向かっていく展開や、出題編の謎が明かされるときに一種のカタルシスが味わえる。
    正に一粒で2度おいしいですね!こういうのも読み物として面白いトリックですよね。

    好きなエピソードは『罪滅し』編、『目明し』編、『鬼隠し』編
    『罪滅し』はレナの頑張り物語。終盤のレナVS圭一が熱くて、これぞ個人的TRUEENDである。
    『目明し』は詩音と魅音に感情移入しすぎた。私は魅音が好きなのよ…。
    『鬼隠し』は初回は圭一視点のミスリードが多くて、妙な描写が多いが2回読むと印象が変わるお話。これぞ、意味がわかると怖い話の代表である。
    どれも時がたつとたまーに読みたくなるから不思議。
    ひぐらし2

    しかし、それとは別に先述した、Switch版の『ひぐらしなく頃に奉』。
    これ、収録作品が多くて読み終わらないんだがー。
    2018年から夏の時期にだけ読み進めて、ようやく10作品目の『影紡し編』……。

    ―――いつ終わるんだよっ!!

    まあいいや、、、いつかは終わるだろ。
    ひぐらし3
    ってレナさんそんな目でみないでー!!ギャー!!!

    YuE

  • (番外編)『レガシーハーフマラソン』に出られることになりました

    「過去に東京マラソンに出て完走したことが3回ある」と言うと割と驚かれる、宮です。そうか……最後にフルを走ってから、もう10年くらい経ってしまったんですね。

    久々にチャレンジしよう、と先ずはハーフマラソンからエントリしてみることにしました。

    東京マラソン財団さんが今年から新しく『東京レガシーハーフマラソン』を始めるという事で、記念すべき第1回を走ってみたいというミーハーさがあったことも否めません。先日無事に当選通知を頂けたので出られることになりました。

    並行して申し込んでいた港区主催の『MINATOシティハーフマラソン』も当選していたので、10月・11月はめっちゃアクティブに走ることになりそうです。(調子に乗って、フルの『東京マラソン』もまた申し込みたいな、と思い始めるしまつ!)

    過去に(東京マラソンの練習で)出場した『千葉マリンマラソン』ではハーフが1時間40分くらいだったので、できれば今回も2時間を切ることを目標にしたいと思います。やったるぜ!

    sports_marathon_kyuusui

    『東京マラソン』では給水ボランティアもやったことあります