ふつうの子。
2022-08-19
そうだ、応募しよう。勉強やら仕事やらでなかなかまとまった時間がとれず、
小説を読むことが極端に少なくなりました。
それでも教科書以外の活字を読みたくて、
最近はエッセイなど瞬間的に読めるものに手を伸ばし始めました。
先日買ったのは、プロダクトデザイナー・深澤直人さんの
『ふつう』というエッセイ。
「ふつう」というと、なんだかありきたりで面白味のないもの、
という印象で、言われて一番イヤな言葉ですが、
深澤さんが考える「ふつう」は、
その形も存在も当たり前で、当たり前すぎてその場になじんでいる、
なじみすぎてその場の空気すら作り出しているもの。
改めて光を当てると、その良さに気づく。
これって人でも言えるなと思いました。
ふつうすぎてパッとしないなと思っていたけど、
いやいや、このグループの自然な空気を作っているのはこの子だと気づく。
わたしもそんな人になりたいなと思いながら、
ついつい何ページも読み進めてしまいました。
澤田