

社員ブログ
編集報 読の巻 其の1「食堂かたつむり」
2012-09-14今、小川糸さん原作の『つるかめ助産院』がNHKでドラマ化されている。小川さんの小説を初めて読んだのはデビュー作の『食堂かたつむり』だったが、章とか一行空きといった区切りがほとんどなく、最初は面食らった。風には「ヒュー、ヒュー」という息つぎの部分があるが、南極のブリザードにはないと新田次郎は書いている。小川さんの文体にも似たところがあり、読んでいるほうとしてはブレスする場所がない。しかし、そろそろ一休みさせてくれないかなあと思いつつも、なんだかずるずると先に引き込まれていった。その筆力、類まれなり。ちなみに章がない件について小川さんに聞くと、「それが普通かと思っていました」とあっさり。書く肺活量がとんでもなく多いのかも!(黒)
編集報 報の巻 其の1「編集報アウトライン」
2012-09-07今日から始まった「編集報」は、公募ガイド編集部による雑報でもあり、
週報というサイクルでやっていきます(たぶん)。
コンテンツは、
編集誌面等の予告や募集ものの告知をする「報の巻」、
かつて読んだ本や今読んでいる本を紹介する「読の巻」、
文章や小説の書き方、考え方を紹介する「巧の巻」、
上記以外の様々なお知らせや雑感などを報じる「外の巻」、
の四つの連載を週替わりでやっていきます。
(黒)連載開始のお知らせ
2012-08-27この9月から、編集部ブログを盛り上げるため、「編集報(ほぼ週報)」を始めます。
「編集報」は、「編集に関すること」「小説に関すること」「次号予告や作品募集」など4つの項目に分け、
毎週金曜日に更新します。お楽しみに!小説の虎の穴 掌編募集
2012-08-24清水義範先生を審査員に、小説の掌編を募集しています。
8/31締切の第9回課題は、「背筋も凍る怖い話」。
思わずぶるっとくるような怪談! をお待ちしています。
稲川淳二になったつもりで語ってくれ。
9/30締切の第10回課題は「コージーミステリー」。
コージーミステリーは、殺人とかは起きず、日常を舞台としたほのぼのミステリーだな。
アガサ・クリスティーなら、「ミス・マープル」シリーズがそう。
ちょっとハードル高いかも知れませんが、頑張ってください!
応募先は、発売中の月刊公募ガイド、または、
http://seisaku.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/9-d2af.html【作品添削講座】藤咲あゆな先生の新刊『魔天使マテリアルXIV』が発売中!
2012-08-14旧スタッフブログ藤咲あゆな先生(ストーリーメーカー養成講座講師)の大人気シリーズ「魔天使マテリアル」の
最新刊『魔天使マテリアルXIV 翠の輪舞曲』(ポプラ カラフル文庫/税別790円)が発売中!
【あらすじ】
今度の「マテマテ」は運動会に修学旅行、生徒会選挙、と日常を彩るイベント満載の短編集。
レイヤが運度会で大活躍!?
翔と翼が京都の町で縁結びの神様に!?
生徒会長に立候補した尚紀の運命は?
サーヤや志穂の初恋の行方は?
そして、ついに圭吾も年貢の納め時!?
――波乱に満ちた展開がいっぱいの一冊。
謎の少女ユリの秘密も気になる、大人気シリーズ第14弾!!
作品添削講座事務局(澤)【作品添削講座】図書カードプレゼントキャンペーン実施中!
2012-08-13公募ガイド9月号 文学賞特集「すべての小説にミステリーを」連動企画!
作品添削講座「公募対策1回コース ミステリー」(講師:野崎六助)を受講いただいた方に、
最大2,000円分の図書カードをプレゼントいたします!
【内容】受講料18,000円以下の方には、図書カード1,000円分をプレゼント
受講料22,000円以上の方には、図書カード2,000円分をプレゼント
【対象】公募対策1回コース「ミステリー」を受講いただいた方
【期間】9月8日のお申し込みまで
*お問い合わせ*
作品添削講座事務局 担当:澤田
TEL:03-5312-1600(平日9:30~17:30)
メールでのお問い合わせはこちら。
作品添削講座では、小説をはじめ、童話、占い、作詞、ネーミングなど、
さまざまな講座を設けております。
ご興味のある方は、ぜひ一度、ホームページをご覧ください。
http://tensaku.shop-pro.jp/
作品添削講座事務局(澤)「シナリオ創作セミナー」を開催します
2012-08-08旧スタッフブログ公募ガイド社では、「シナリオ創作セミナー」を開催いたします。 講師はシナリオスクールの講師河合雅子先生。シナリオ創作のポイントを講義いただきます。また、事前に募集する作品の講評アドバイスも行います。初めての方も大歓迎。皆様のご参加をお待ちしております。
日時 2012年10月20日(土) 13:30~16:40(13:00開場)
会場 東京都港区北青山3-15-14
シナリオ・センター大教室(地下鉄表参道駅A1、B2出口徒歩約5分)
参加費 5000円
主催 株式会社公募ガイド社
協力 シナリオ・センター
お申し込み、詳細はこちら【作品添削講座】新井リュウジ先生・藤咲あゆな先生の新刊発売中!
2012-08-03旧スタッフブログ第8回創作トレーニング実習採用者の方
2012-07-24第8回創作トレーニング実習で採用させていただいた大畠久美子さま、採用の記念品の送り先を編集部までお知らせください。公募ガイド編集部(黒田)TEL 03-5312-1600 mail ten@koubo.co.jp
創作トレーニング実習 第25回発表
2012-06-17創作トレーニング実習 第25回発表
第25回(最終回)の課題は、「間を省略しても、前後関係からそこで何があったのかが分かるように複数のシーンを並べてみましょう」でした。
シーンを飛ばして間を省略し、あとで分からせていますね。
ただ、くれぐれも飛ばしすぎには気をつけてください。
■第25回採用作
比嘉隆太郎
「飴ください」
見れば、客はまだ年端もいかねえ娘だ。
「おや、親分」
後ろからおっ母らしき女が声をかけた。同じ裏長屋の千代だった。
ということは? 改めて娘を見ると千代の娘おりんだ。
「なんだ、お参りかい?」
俺は浅草寺の近くで飴屋をしている。
「これから花見に」千代は言い、「でもなんで親分が飴なんか」
「俺の本業はテキヤさ」岡っ引きは副業だ。
「そう。親分が暇なら世は泰平ってことね」
「ちげえねえ」
俺は笑ったが、千代は不安げに空を見ていた。
「どうかしたかい?」
「どうも降りそうで」
俺も見上げる。空が真っ黒だ。
「これは来るぜ」
俺はさっさと商品をかたづける。おりんが「飴」と言ったが、それどころじゃねえ。でっけえ雨粒が二つ三つ落ちたと思ったら、たちまち滝のような夕立になった。周りのテキヤも大騒ぎで店じまいをしている。俺は飴を並べていた台をかかえ、軒先を探した。
翌朝、朝飯を食ったあと、表の井戸に行き、房楊枝で歯を磨いていると、千代がやってきた。
「おう、千代。昨日はとんだことだったな」
千代は首を振り、「かえってご心配をおかけして」と下を向いた。
「あの、これ」
千代が何かを手渡した。手のひらを広げると銭だった。
「銭なんかいいよ」
「でも、飴だけじゃなく、かんざしまで土産にいただいて。おりん、大喜びでしたわ」
「あれぐれえの雨ではぐれ、どしゃぶりの中を帰らせたお詫びだ、安いくれえだよ」
俺は飴代を千代に返した。「それでおりんにだんごでも食わせてやんな」
(了)


