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社員ブログ

  • 編集報13 報の巻 其の4「お年玉プレゼントと投稿募集のお知らせ」

    2012-11-30

    次号の公募ガイド1月号(12月8日発売)の特集は、いつもとは趣向をがらっと変えて、言葉と漢字に関するクイズをどばっと出題します。名づけて「言葉と漢字のQ10」、コエンザイムは配合してないけど、頭脳と暇つぶしに効きます! また、各ページには「言葉と漢字のパズル」を用意、こちらには応募ができ、抽選でお年玉5,000円が10名に、図書カードが30名に当たります。なかなかの難問なので正解すれば倍率は低いかも!
    それから、来年4月号でのリニューアルに伴い、読者のエッセイ、言葉に関する投稿も募集します。読者のエッセイの賞金は1万円、言葉に関する投稿の掲載謝礼は図書カード500円分を用意しています。テーマなど詳細は1月号での募集告知をご覧ください。(黒)

  • 第43回JX童話賞授賞式

    11月22日、ANAインターコンチネンタルホテル東京で行われた第43回JX童話賞授賞式に行ってきました。
    一般の部 最優秀賞は、山野大輔さんの「キーーーーーーーーーーーーーーリンだ!!」、
    応募総数は1万3213編でした。
    山野大輔さんに「公募ガイドはご存じですか」と聞くと、「年間購読をしています」と。
    しかも、弊誌がやっている「10人に1人無料キャンペーン」に当選し、現在無料購読中だとか。
    毎年応募しているのになかなか入選しなかったそうですが、今年は当たり年なんですね。
    おめでとうございます!(黒)

  • 編集報12 外の巻 其の3「ら抜き言葉は市民権を得るか?」

    2012-11-23

    「見れる」などのら抜き言葉が問題になったのは、私の記憶では1980年のこと。小学生がら抜き言葉を使っていたので指摘すると、「だってママも言ってるよ」。親からしてそうなのならどうにもならんなあと。しかし、その後、国語学の大野晋先生にお会いしたとき、「ら抜き言葉ってどうですか」と聞くと、「いいんじゃない」と。なんでも、「行ける」も元は「行かれる」しかなかったが、敬語と可能動詞と受身が同形なので、そこで「行ける」という言い方が生まれたのだとか。つまり、合理性があれば定着するし、なければいずれ消えていくというのが先生の見解だった。ちなみに件の小学生の母親は関西出身で、関西や北海道ではら抜き言葉は昔からあったらしい。ら抜きの元は方言だったんだな。(黒)

  • 編集報11 巧の巻 其の3「物語の入り口と出口」

    2012-11-16

    「踊る大捜査線」の君塚良一は、起承転結を「しゃがむ、ジャンプする、ひねる、着地する」と捉えているそうですが、小説は器械体操に似ていて、着地が決まると爽快です。しかし、「あれ、なんかうまく着地できないぞ」ということもあり、そういうときはたいてい起と結が呼応していません。たとえば、「桃太郎」には「村人を困らせる悪い鬼がいる」という前提があり、これが「鬼退治」という結末と呼応しているわけですが、もしも冒頭で桃太郎に「みんな仲良くすればいいのに」と不用意な一言を言わせてしまうと、結末は「桃太郎と鬼は和解する」というような内容でないといけなくなります。物語を着地させられる人はこれを理屈で理解しているか、無意識のうちに感じとっているのだと思います。(黒)

  • 【作品添削講座】藤咲あゆな先生の新刊『戦国姫~鳥の巻~』が発売中!

    藤咲あゆな先生(ストーリーメーカー養成講座講師)の新刊
    『戦国姫~鳥の巻~』(集英社みらい文庫)が発売中!
    戦国姫・鳥の巻

    【あらすじ】
    豊臣家のリーダーとなった姉・茶々と、徳川家の二代将軍に嫁いだ妹・江(ごう)。
    敵対する立場になった姉妹の架け橋になるべく、力を尽くす初姫(はつひめ)。
    義父の徳川家康から婿選びを命じられた小松姫。
    父・明智光秀の謀反により、過酷な運命を背負うことになった細川ガラシャ。
    ほか、戦国時代を果敢に生きた、7人の姫君たちの物語。

  • 編集報 読の巻 其の3「一億三千万人のための小説教室」

    2012-11-09

    指南書は大別すると二種類ある。一つは奥義を書いたもの、もう一つは具体的な技術解説書。これらはそれぞれ一長一短がある。奥義のほうは深いところで物事の原理を捉えてはいるのだと思うが、素人が読むと禅問答としか思えなかったりする。一方、どんな小説下手でも簡単に真似できるように実例を出してテクニックを解説したものもある。これはこれで大いに役立つのだが、話が細かくなってくるほどに、そんな瑣末なことはどうでもいいと思ってしまう。高橋源一郎の『一億三千万人のための小説教室』は前者のタイプで、すぐに使えるテクニックは書かれていないが、小説の仕組みは分かる。あまりに深すぎてよく分からないところもあるけど、じわじわ効いてくる。遅行性の薬みたいだな。(黒)

  • 編集報 報の巻 其の3「11月9日発売号は12月号」

    2012-11-02

    公募ガイド12月号は11月9日発売ですが、「12月号は12月9日発売ではないの? 表紙には12月9日発売って書いてあります」のように言われることがあります。表紙の発売日は本来の発売日ですが、昭和の頃、雑誌業界では類誌より1日でも早く発売したいと過当競争になり、そこで最大40日なら正式の発売日より前に発売できるというルールが発足、月刊誌は慣例的に1ヶ月前に発売するようになりました。それでもファッション誌や主婦雑誌などなら、次号が出る直前に前の号を買ってしまってもあまり問題にはなりません。しかし、情報誌の場合は、締切済みのものが出てしまったりして申し訳ありません。恐縮ですが、発売日は表示された月号の1ヶ月前と覚えていただけると幸いです。(黒)

  • 「童話創作セミナー」を開催 日時:12月8日(土)

    公募ガイド社では、「童話創作セミナー」を開催いたします。 講師は作家で大学でも講義をされている牧野節子先生。童話創作のポイントを講義いただきます。また、事前に募集する作品の講評アドバイスも行います。初めての方も大歓迎。皆様のご参加をお待ちしております。
    日時  2012年12月8日(土) 13:30~16:40(13:00開場)
    会場  東京都新宿区大久保3-5-1
         新宿スポーツセンター 大会議室(高田馬場駅、西早稲田駅より徒歩)
    参加費 5000円
    主催  株式会社公募ガイド社
    お申し込み、詳細はこちら

  • 高橋書店「第16回 手帳大賞」 授賞式

    shohin先週の23日に帝国ホテルにて執り行われた、高橋書店主催の「第16回 手帳大賞」の授賞式にお伺いしてきました。
    機能的な手帳やカレンダーなどで有名な高橋書店主催の同公募は、「高橋をうならせたら 50 万。」のキャッチコピーのもと、「思わずメモしたくなった『身近な人の名言・格言』部門」と「手帳・日記・家計簿の商品企画部門」の2部門での募集となり、今回で16回目となります。
    前回までの両部門の累計応募数は20万通を超え、今回の16回も2万通を優に越える応募があったとのこと。それだけ来ると毎回選考が大変そうですよね・・・。
    meigenkikaku
    takamon今回は、昨年から今年3月まで募集されていた同社「手帳は高橋」ブランドキャラクターのネーミング募集の結果発表と授賞式も併せて行われました。
    日本全国より集まった18,380通もの作品の中から、キャラクターの名称は「たかもん」に決定!受賞者はなんと7歳の小学生でした。
    第16回の各部門受賞作品はこちら
    実は既に第17回「手帳大賞」の募集が始まっております。(山)
    http://www.takahashishoten.co.jp/techotaisyo/boshu.html

  • 第2回アガサ・クリスティー賞 授賞式

    10月29日、明治記念館で行われた「第2回アガサ・クリスティー賞」の授賞式に行ってきました。
    冒頭、早川書房の早川浩社長が挨拶をしましたが、さすがは海外ものを多く手掛ける早川書房、スピーチも英語でした。
    受賞者は公募ガイド11月号の「賞と顔」にも登場した中里友香さん。受賞作の『カンパニュラの銀翼』は傑作と絶賛されていました。文学賞の成否というのはどんな作家を出したかによってはかられるところがあり、その意味では中里友香さんに寄せられる期待には並々ならぬものがあるよう。公募ガイド社としても、近い将来、人気作家となって公募ガイドに帰ってきてくれることを切に願います。
    ところで、早川書房では日本人作家の小説を翻訳して世界配信するそうです。これはすごいこと。日本で人気作家になってもただのお金持ちですが、英語圏で人気作家になったら富豪ですね。世界規模で見ると日本語で小説を読むマーケットは非常に小さいということですが、翻訳されるとなると桁が違ってきますからね。
    ちなみに第3回アガサ・クリスティー賞は来年1/31締切です。詳しくは発売中の公募ガイド参照!(黒)
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    ▲受賞者の中里友香さん(右)