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ご機嫌は行方知れず、ときどきは高円寺。
2016-09-26この美しき星の上こんにちは。こんばんは。
東京お散歩ライターユミです。世界中がどしゃぶり。
人生はぐしょぬれ。そんな陰鬱な気分にもなってくる今日この頃ですが、みなさまお変わりありませんでしょうか。
せめてもの目の保養に、スカイ・ブルーを。
現在お散歩ライターは低気圧に迫害されるがまま。
偏頭痛にうめき、雨にずぶ濡れて、34度代の平熱を軽くオーバーする微熱つづき。
内臓が痛いと訴えたら、なぜか医者に怒られる始末です。けれども生きては参りましょう。
人間だもの。
(ゆみつを)そんなわけで今回私のお散歩魂はどこかで行方不明です。
中央線の高円寺の街を紹介しようといそいそ支度をしておりましたが、冒頭の写真にてその片鱗だけ御覧いただければ幸いです。飲み屋と酒飲みと古着屋がひしめく高円寺。
ちょいちょい「ディープ」という単語で形容される高円寺。けれどもその実態は、表層的な事象の雑多な集合体という印象です。
「中央線沿線のディープな街・高円寺」
案外その水深は浅いのじゃなかろうか。
そう睨んでいるこの頃です。ユミ
さらば冷やし中華、文豪と握手。
2016-09-12この美しき星の上こんにちは。こんばんは。
東京お散歩ライターのユミです。
いかがお過ごしでしょうか。
こちら東京では、少しずつ秋の気配が立ち込めてまいりました。この夏は何かと手間暇をかけて、朝に晩に主菜をこしらえることも多く、
主菜といってもまあ一皿料理がほとんど、という毎日であったのですが、
よく冷やし中華を作っては食べ、盛り付けてはすすり。
そんな日々を過ごしておりました。ちなみに我が家は純然たる日本人で構成されている家庭なのですが。
なぜか醤油の代わりにナンプラーを。
万能ネギではなくパクチーを。
食材と献立のチョイスが、不思議と東南アジアに寄っています。当然ながら冷やし中華も何だかその名とは微妙にずれた、
ハムやキュウリの千切りなぞどこにも見えない、
そんな代物に仕上がるわけで。しかし、こう潮が引くように暑さが退いてゆくと「冷やし中華」も店じまい。
そろそろ食卓も衣替えの時節ですね。そういえば、今年は少しだけ長めの夏休みがありました。
東京からあちこちへ。
用をかたづけ、人に逢うべく、長く電車に乗りました。移動中の間延びした、中途半端な時間。
トルストイの『アンナ・カレーニナ』をめくりながら。東京からロシアへ。
現在から過去へ。なかなか語らう機会の少ない文豪としばしお喋り。
握手を交わし、
またこの日常へと戻ってきました。季節の変わり目・セプテンバー。
めくるめくお天気模様が続くようです。
どうぞ体調など気をつけてお過ごしくださいね。※冒頭の写真はジャズが爆音でかかっている吉祥寺のカフェ。
音楽さえなければ、とても過ごしやすい素敵なお店です。ユミ
溶けてゆく市ヶ谷、この美しき星の上。
2016-08-31この美しき星の上こんにちは。
こんばんは。
今月より公募ガイド社にやってまいりました、
東京お散歩ライターのユミです。ひたひたお散歩していたら、働くことになりました。
どうぞ皆様末永く、ごひいき頂ければ幸いです。さてさて。
夏の暑さはいわずもがな。
去ったと思うそばから、またやって来る台風が悩ましい今日このごろ。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。街も人も、アイスクリームも。
あまねくすべてのものたちが、
あつあつに熱したフライパンのような温度の中に溶けてゆくこの夏。お散歩ライターの私はと言えば。
日傘と麦茶で装備を固め、ひたすら歩く毎日です。
(写真は氷山のように見えますが、マンゴーアイス・パフェの無残な姿)最近はお散歩のお供に「あいふぉーん」なる器具も導入いたしました。
(まるでお菓子のような箱に入っていますが、中身は食べられません)雨にも暑さにもビル風にも負けず、
お散歩ライターのそぞろ歩きは続きます。古さと新しさ。
無駄と合理性。
聖と俗。
明るさと暗さ。対照的な要素が、心地よい違和感とともに共存する街。
それが東京の魅力です。人も物も出来事も。
何もかもがそこに在って良い。この街に暮らしていると、
ふとすべてを許されるような感覚が、心に兆してまいります。バターのように溶けて温まった市ヶ谷から、また東京模様をお便りしますね。
みなさまも、どうぞ息災でお過ごしください。※冒頭の写真は、公募ガイド社の最寄りのJR市ヶ谷駅からの眺めです。
夜の釣り堀は、まるで秘密めいた大人の遊技場ですね。ユミ