
問いをつくれ。
社長ブログ
人生で一度きりのイベント
2015-01-13
昨日は成人の日でしたね。
たまたま、お昼時に駅ビルのレストランフロアに行ったのですが、
成人式帰りと思われる晴れ着やスーツ姿の男女を結構目にしました。
さて、お昼ご飯も食べ終わり、下りのエレベーターを待っていると、
すぐエレベーターそばの中華店の前で、
晴れ着姿の若い女性と店員と思われる40~50代の女性が何やら会話しています。
もう14時近かったので、「今日はレストランの順番待ちも大変だ」などと思っていたら、
着物姿の女性の目からポロリと涙が。
「えっ!?」と思ってしばらく遠目に眺めていると、
もう一人の女性がその子の頬をハンカチでふきながら、自分も泣いています。
「そうか、この二人は親子なんだ」
成人式の帰り、お店で働くお母さんに「ありがとう」を伝えに来たのでしょうか。
結婚式ではよく目にするシーンですが、
成人式でこのような光景を見たのは初めての気がします。
程なく来たエレベーターの中で自分の成人式を思い返してみると、
「そうだ、センター試験だった!」
大学入るのに2浪もしてしまったせいで、
宙ぶらりんのまま二十歳を迎えてしまい、日程が被ってしまったのです。
人生で一度しか経験できないイベントはいくつかあると思いますが、
成人式もそのひとつと思います。
自分にさっきの娘さんのような行動ができたとはとても思えないですが、
「こういうイベントは、面倒くさがらずに大事にした方が良いな」
と反省させられたのでした。
※「荒れる成人式」はメディアが取り上げなくなったおかげで減ってきたらしいです。ロゴ、変わります(その2)
2015-01-09
昨年末から、あーでもない、こーでもないと検討していた雑誌ロゴの方向性が、
ようやく固まりました(ロゴ、変わります(たぶん))。
公募ガイドのロゴの変遷を振り返ってみます。
①創刊号~1986年秋号(VOL.4)
②1987年1月号(VOL.5)~1989年4月号(VOL.31)
③1989年5月号(VOL.32)~1990年6月号(VOL.45)
④1990年7月号(VOL.46)~1993年4月号(VOL.79)
⑤1993年5月号(VOL.80)~2002年1月号(VOL.185)
⑥2002年2月号(VOL.186)~2007年1月号(VOL.245)
⑦2007年2月号(VOL.246)~
第3代の「KOBO」はなかなか斬新です!
今となっては、大手ネット系企業から同名の電子書籍サービスが提供されているのも、何かの縁を感じます。
が、肝心の雑誌の売上は読者から「公募ガイド」と認知されずに激減したらしく(笑)、
第3代は短命に終わったようです。
第4代として第2代のロゴを再登板させたところ売上は元に戻ったらしいので、
「アイデンティティの変更は慎重に」という好事例と思います(笑)
それにしても、ロゴは好きなジャンルのひとつなので、
こうやって変遷を辿るのとか、けっこう楽しいですね。
第8代は2015年4月号から採用される予定なので、
どんな感じになるのかご期待下さい!戦略的カニバリ
2015-01-08以前のブログで書きましたが、ウェブサイトのリニューアルに続き、
雑誌の全面リニューアルを進めています(ロゴ、変わります(たぶん))。今、社内で問題となっているのが、
雑誌とウェブの「カニバリゼーション(共食い)」です。
「新店オープンしたら既存店とカニバって、売上が10%ダウンしてしまった」
というように、カニバリという単語は、一般的には悪い意味で使用されるケースが多いと思います。
これを弊社に当てはめて言えば、雑誌に載せるようなコンテンツをウェブで掲載
↓
雑誌の売上が落ちる
↓
売れない雑誌にはクライアントは広告出稿しないというのが想定リスクシナリオです。
ところが、実際にはカニバるとわかっていても、敢えて類似商品を投入するケースもあります。
どういうケースかと言えば、「自社既存商品とのカニバリリスク」 < 「他社商品からのシェア獲得」
というケースです。
つまり、「新商品は自社の既存商品の売上を下げるかもしれない。
でも他社のシェアを奪うことで、会社全体としての売上は増えるだろう」という場合においては、カニバリを戦略的に選択することもあるということです。
ただし、メニューやラインナップが増えるほど一般的には管理コストが増えるので、
最終的には、「売上(シェア)」と「コスト」の兼ね合いです。出版各社は、試行錯誤しながらも雑誌とウェブでそれぞれ工夫した展開を見せています。
当社も慎重かつ大胆な展開を推進したいと思います。「いつやってもいい」は一生できない
2015-01-07
趣味でマラソンをはじめて、4シーズン目になります。
当時のお取引先の方から、
「リレーマラソンに出るので、一緒に走らないか」とお誘い頂いたのがきっかけです。
このブログのタイトルも、仕事とマラソンを兼ねてつけました。
マラソンを走る目的は、「健康のため」、「痩せたい」、「レースで良い結果を出したい」、
人それぞれ違うと思いますが、私の場合は間違いなく、「自己ベスト更新」です。
ですから、レースがないとまるっきり練習できません。
この年末年始も6日で130km走ったのですが(自己最長の”走り溜め”です)、
これも全ては2月1日にエントリーしている別府大分毎日マラソンで結果を残したいがゆえです。
逆に夏場はほとんど走れません。
フルマラソンのレースはめっきり数が減りますし、
出たとしても暑くてとても自己ベストが狙えるコンディションではないからです。
「締め切り効果」という言葉がありますが、締め切りは最大のモチベーションだと思います。
レースは「締め切り」ではなく、「目標・ゴール」という見方もできますが、
自分の中では「目標」というより、「締め切り」という強迫概念的なイメージが強いですね。
「いつやってもいい」は一生できない、そう思います。
初フルマラソン(2012年東京マラソン)の時。
この頃は今ほどシリアスに結果を求めていなかったのに・・・おかげさまで30周年
2015-01-06
このブログで新年の抱負的なものを書こうかなと考えていたら、
大事なことを忘れていました。
そう、公募ガイドは今年、2015年で創刊30年を迎えるのです!
(社内ではあまりに当たり前すぎて、つい忘れていた…)
折角なので、手もとに創刊号をひっぱり出してきてパラパラと見てみます。
↓
※表紙はこちら
最近の号とずいぶん違うと言えば違うけれど。
・・・基本的な内容は同じですね(笑)
今のような特集や連載・企画ページは皆無で、
公募情報のみがエクセルの表のようなスタイルで機械的に掲載されています。
(でも第2号からはちょっとしたインタビューも掲載されているので、ますます変わらない、笑)
定価は1,200円(当時は消費税はなかった)、
30年前でこの値段、けっこう強気の設定でうらやましい限りなのですが、
当時の雑誌市場は右肩上がりだったので、
需要はかなりあったのだと思います。
当社として次の節目となるのは、おそらく5年後の2020年。
東京オリンピックが開かれる年です。
事業計画は5年で立てているので、ちょうど最終ゴール年、
順調にいけば会社としては大きく変貌を遂げているはずです。
その時に「月刊公募ガイド」が一体どうなっているのか、楽しみではあります。明けましておめでとうございます。
2015-01-05今年もありがとうございました。
2014-12-29
公募ガイド社の年内の営業は、本日が最終日となります。
振り返ると、今年の5月に代表に就任してから、あっという間の半年でした。
就任当初に計画していたことで、予定通り進められたもの、
うまく行かなかったもの、両方ありますが、
やはり一番印象に残っているのは、ローソンでの雑誌販売スタートです。
結果的には、「うまく行かなかった」ので印象に残っているのですが(苦)、
コンビニで本を売るのは本当に難しいと感じました。
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発売初日(8/9)の東京23区内ローソン棚から
↓
「公募ガイドをさがせ!」その①
(答)下段平積み棚の最上段右から2列目
「公募ガイドをさがせ!」その②
(答)前から3段目の右から5列目
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マクロ的には、「雑誌の委託販売制」と「コンビニのFC制」と原因分析していますが、
これについては長くなりそうなので、またの機会に譲りたいと思います。
ただ、
初めてタレントを表紙に採用したり、
購入特典を付けたり、
コンビニユーザーを意識した誌面づくりを心掛けたり、
経験不足もあって、強烈に訴求するには至りませんでしたが、
中長期的には重要な販売チャネルとなるであろうコンビニ棚に対して、
確実にノウハウは溜まってきていると感じています(負け惜しみではなく)。
今年、公募ガイド社は、30年以上に渡り継続していた経営体制がガラリと変わりました。
プラスもマイナスもあったとは思いますが、
今後も、「新しい発見や驚き」を提供することを意識しながら、
社員一同、頑張っていきたいと思います。
末筆になりますが、本年は色々とありがとうございました。
来年もまた宜しくお願い致します。ロゴ、変わります(たぶん)
2014-12-26
年明け1/9に「公募ガイドONLINE」という新サイトをオープンさせる予定ですが、
実は一部が見切り発車の仕掛りスタートになりそうで、
基本的な要修正ポイントがいくつか積み残されています。
代表的なのが、「公募ガイド」というロゴタイプです。
元々は、「サイトのリニューアルに合わせて、新しいロゴを」と考えていたのですが、
ご覧のとおり、今の雑誌ロゴと何ら変わりありません。
理由は色々とあるのですが、
一番の論点は、「雑誌タイトルロゴとの兼ね合い」です。
つまり、
雑誌ロゴは、春先のリニューアル号での変更がほぼ確定(ただし、ロゴ自体は未定)
↓
新サイトのロゴは、それと同じものにするのか、違うものにするのか
↓
同じものにする場合、雑誌に先行して新サイトで披露してよいものか
違うものにする場合、(まだ決まっていない)雑誌ロゴとのバランスは無視してよいのか
(全く違うテイストであればまだ良いが、微妙に似た感じになってしまうとかなり変)
といった問題がクリアーになりませんでした。
一方で、営業的な側面からは一日も早く新サイトをオープンさせる必要があり、
やむなくベータ版でオープンしたというのが裏事情です。
諸々スケジュールの関係から、
年内にはこの問題をクリアーしないといけません。
近いうちに、このブログで公募ガイドのロゴ変遷をご紹介しようと思っているので、
一緒に悩んで(?)頂けると嬉しいです。岩崎俊一さんが亡くなられた。
2014-12-25
「21世紀に間にあいました。」(トヨタ自動車)
「年賀状は、贈り物だと思う。」(日本郵便)
これらのコピーを世に送り出された岩崎俊一さんがお亡くなりになられました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG23H28_T21C14A2CZ8000/
と言っても、私自身、何ら面識があるわけでもなく、
間接的に仕事をご一緒させて頂いた経験があるわけでもありません。
鉄道会社が発行するフリーペーパーにエッセイを連載されていて、
毎月それを読むのが楽しみでした(要は単なる一ファンということ)。
「いつか一緒に仕事したい」と勝手に妄想している方が何人かいらっしゃるのですが、
岩崎さんもそのうちの一人でした。
出版の仕事をはじめるにあたり、
「タイミングをみて、飛び込みでアプローチしてやろう」と考えていたものの、
いくら検索しても事務所の連絡先が見つからないこと
連載されているエッセイの内容
から、健康上の理由で仕事をセーブされているのかもしれない、
と推察してはいました。
連載エッセイのタイトルをいくつか挙げてみます。
(流石に超一流のコピーライターだけあって、どれもこれも秀逸で、選ぶに選べないのだけれど)
・蜂に、心を刺された日。
・たたく手は、たたかれる手より、痛かったかもしれない。
・この子の3歳は、たったの1年。
どうです?
読んでみたいと思いませんか?
これからあの連載はどうなるのでしょう?
もう読めなくなってしまうのでしょうか…
公募ガイドも、こう思われるサービスを目指したいと思います。
最後になってしまいましたが、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
※岩崎さんのエッセイについては書籍化されています。
興味のある方は是非。
大人の迷子たち(廣済堂出版)
http://honto.jp/netstore/pd-book_26402939.htmlどうしたら公募ガイドを買って頂けるのだろう??
2014-12-24ウェブサイトのリニューアル(1/9予定)に続き、
春先には新サービスのスタートと雑誌の全面リニューアルを検討しています。雑誌不況と言われて久しいですが、弊誌も例外ではなく、
「どうやったら、公募ガイドを買って頂けるのか」、
その解を見つけるのは本当に難しいです。現状のビジネスモデルを前提とすれば、手段は大きく2つしかありません。①サービス向上への飽くなき努力(お値段以上の価値を提供し続ける)②売り方の工夫(店頭での露出確保、積極的な販促展開など)誌面の全面リニューアルは、①を目的とするもので、
「これまでの編集部内の常識を捨てろ!」と発破を掛けながら進めています
(これがなかなか難しいのですが…)②は当社がこれまであまり取り組んでこなかったアプローチです。通常はトライ&エラーを繰り返しながら、
サービスにピッタリ合った販促施策を見つけ出していくものなのですが、
これまで何もやってこなかっただけに、
ノウハウはほとんど溜まっていません。ただ、最近の打ち合わせで何となく決まってきたのは、
「なるべく雑誌に近い所で販促をやろう」ということです。当たり前のことですが、お客様が「欲しい」と思っても、
商品が無ければ買いようがありません。
やはり商売の基本は「お客様の近くに商品を置きに行く」ことであり、
古くは富山の薬売り、最近ではオフィスグリコに見られるように、
「欲しいと思った時に、そこにある」ことが理想形です。販促についても同じことが言えて、
ポスターなり、チラシなりの販促ツールと商品・サービスとの物理的距離が近い程、
目先の販売には効果的です。
そういう点において、
「今の公募ガイドがまずやるべきは、書店やコンビニでのPR活動だろう」
ということで話がまとまりつつあります。
誌面のリニューアル時には、
読者の皆様に興味を持って頂けるような販促活動を展開したいと思っています
(それ以前の問題として、誌面内容の抜本改革がどこまでやれるかなのですが)。