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戦略的カニバリ

以前のブログで書きましたが、ウェブサイトのリニューアルに続き、
雑誌の全面リニューアルを進めています(ロゴ、変わります(たぶん))

今、社内で問題となっているのが、

雑誌とウェブの「カニバリゼーション(共食い)」です。

「新店オープンしたら既存店とカニバって、売上が10%ダウンしてしまった」
というように、カニバリという単語は、一般的には悪い意味で使用されるケースが多いと思います。
これを弊社に当てはめて言えば、

雑誌に載せるようなコンテンツをウェブで掲載

雑誌の売上が落ちる

売れない雑誌にはクライアントは広告出稿しない

というのが想定リスクシナリオです。
ところが、実際にはカニバるとわかっていても、敢えて類似商品を投入するケースもあります。
どういうケースかと言えば、

「自社既存商品とのカニバリリスク」 < 「他社商品からのシェア獲得」

というケースです。
つまり、

「新商品は自社の既存商品の売上を下げるかもしれない。
でも他社のシェアを奪うことで、会社全体としての売上は増えるだろう」

という場合においては、カニバリを戦略的に選択することもあるということです。
ただし、メニューやラインナップが増えるほど一般的には管理コストが増えるので、
最終的には、「売上(シェア)」と「コスト」の兼ね合いです。

出版各社は、試行錯誤しながらも雑誌とウェブでそれぞれ工夫した展開を見せています。
当社も慎重かつ大胆な展開を推進したいと思います。

※飲料は戦略的カニバリの典型例といえます
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