
問いをつくれ。
社長ブログ
20年前なら完全にアウト
2020-07-09明日、懇親会を予定している新卒内定者は、
2021年春の卒業予定です。
私が卒業したのが26年前の1995年。もしですが、コロナがその当時に流行っていたら、
どうなっていたんだろう、とたまに考えます。会社のPCはちょうど一人1台支給され始めたくらい。
ノートPCはまだまだ高価で、
当時画期的と言われた直販モデルのDELLでも、
1台30-40万円くらいした記憶があります。それでも何とか頑張って買ってはみたものの、
「ピーヒョロヒョロ」のダイアルアップ接続は重い。
通信の基本は有線で、
無線といえばポケベルがまだまだ勢いをもっていました。サービス面では、
ECという概念が出はじめでAmazonは上陸前。
銀行や証券も「ネットは信用できない」と、
サービスを提供しているのはシティバンクなどの外資だけ。そう考えると、
100%ではないものの今はずいぶんとマシです。
就活も当時だったら完全に麻痺していたでしょう(氷河期という別の問題はありましたが)。というわけで、明日の懇親会はオンラインでの実施です。
寂しいですが、それでもインフラの進歩に救われています。夏バージョン
2020-07-08オフィスグリコさんが夏バージョンになりました。
チョコやスナック中心の通常バージョンに対し、
夏バージョンでは新たに冷蔵庫も配備されて、
アイスやドリンクも提供されます。
四谷オフィス時代に1ケースからスタートし、
今では4ケース+1冷蔵庫にまで増殖。
お菓子好きが多いのか、めんどくさがりが多いのか。いずれにしても、
残業のお供にアイスってたまりません。商標登録は新サービスの手がかりになる
昨日エントリーした電通のアマビエ問題。
J-PlatPatから申請情報が消えていました。リンク間違えたかと思い、検索し直してみてもやっぱりない。
気になって調べてみたら、
電通が出願を取り下げたというニュースが出ていました。電通の広報によれば、
商標を独占的かつ排他的に使うつもりはなく、
クライアントがこれから予定している「アマビエ」キャンペーンについて、
予めトラブルを回避するのが目的。
キャンペーン自体が見直しとなったため、
出願取り下げとなったということみたいです。真相はどうなのかよくわかりませんが、
つまりはJ-PlatPatって、
単に商標登録の有無を確認できるだけでなく、
各社がこれからどんな新しいことをやろうとしているのか、
その動向を知る手がかりになるということです。例えば、アップルはこの4月に「アップルロゼッタ」を新規出願していますね。

これは何かあるかもしれません。
「アマビエ」って誰のもの?
2020-07-06コロナ禍でアマビエが人気です。
疫病の守り妖怪?という出自もさることながら、
なんかかわいいですからね。
※京都大学附属図書館蔵さらに話題なのが、
この「アマビエ」という呼称を、
電通が文字商標として出願しているということ。特許情報プラットフォーム(j-platpat)
商標公開2020-073403ついでにJ-platpatで「アマビエ」を調べてみると、
他にもいくつかの企業が出願してるみたいです。元絵は江戸時代のものなので、
とっくにパブリックドメインになっていますが、
文字情報は認められるのでしょうか。
結果にちょっと注目しています。それはそれとして、
いろんなイラストレーターさんがアマビエを二次創作していて、
かなり楽しいことになっていますね。
私のイチオシはやっぱり坂崎さんバージョンです。
https://www.instagram.com/p/B_7De0sDafV/お中元が経済振興の解になるかもしれない
2020-07-03今年も返本業者さんからのお中元が届きました。
お中元とかお歳暮とか、
これまでずっと廃れゆく風習だと思ってましたが、
このコロナ禍の状況においては、
なかなか素晴らしい仕組みです。離れたところから気持ちを伝えることができると同時に、
経済活動の活性化にもつながる。自宅待機でいろんな人に思いを馳せる機会が増えていることを考えると、
経済振興に向けたひとつの解決策として、
うまく使える気がします。それにしても、
返本業者さんから版元に「いつも返本ありがとうございます」と思いを伝えられても、
かなり微妙ではあります(笑全社員エンジニア?
2020-07-02将来的な展開を見越した組織づくりと人材育成を進めています。
その一環が「社員のエンジニア化」(社内ではまだ公言してないけど)。
第一弾として、
ほぼプログラミングスキルを持たない社員1名について、
今日から2か月間、専門の教育機関に送り出しました。研修の状況はシステム上で確認できるので、
さきほどちょっと覗いてみたら、
初日からなかなか充実した時間を送っているようです。その分、彼の担当業務を他のメンバーでカバーしあう必要があり、
みんなの協力のもと、この施策が実現しています。まあ、持ちまわり的な部分もあるので、
うまく制度化できればと考えています。今のうちに
3月から自粛していた不要不急の宴席について、
小規模なものに限って先週から解禁しました。家でくつろぎながらの食事もいいですが、
外でしか食べられない料理を囲んで、
ワイワイやるのはやはり楽しい。東京都の感染状況を見ていると、
いつ外出自粛が再要請されてもおかしくない状況。
いろんなことを今のうちにやっておきたい。辞書を買いました。
2020-06-30国語辞典が好きで、何巻か併用しながら使っています。
最近、買い増したのが「岩波 国語辞典 第八版」。
5月末まで特別価格と知り、駆け込みで購入しました。岩国はスタンダードとかオーソドックスとか、
よく言われますね。
よく言えば堅実、悪く言えば地味。
最大公約数が納得できる定義とでもいうのでしょうか。大学に入ったばかりの頃、レポートの書き方みたいな講義があり、
その時の国語辞典の選び方の話でも、
そんなことを聞いた記憶があります。そんな岩国に、新しく収録された項目のひとつが「ひやりはっと」。
「ひやりはっと」って私が工場の現場研修で習った言葉なので、
なんで今頃?感がぬぐえない。
もともと安全衛生分野の言葉だと思うのですが、
より広範に使われ出したということでしょうか。そんなところもオーソドックス感があって、
いいですね。KPIの運用は難しい
東京都の新規感染者が今日で4日連続50人超え。
もともとの基準に照らせば、
東京アラート再点灯となる局面ですが、
逆にアラート自体を見直す方向ということで、
「基準クリアーしてないのに解除したことが間違い」
「そもそも何のためのアラートだったのか」
といった意見も出ているようです。東京アラートって一種のKPI(Key Performance Indicator=重要評価指標)ですが、
長年、経営管理に携わってきた立場からすると、
KPIの運用ってかなり難しいです。組織として具体的な数値目標があった方がアクションに繋げやすく、
また行動評価もしやすいということで、
「この指標、大事だよね」的にわりと気軽に決めたりしますが、
問題となるのは、いざ評価するとなったとき。指標を大きく上回ったり、逆に下回った被評価対象に対して、
どう対処したらいいのか。特に下回った時の対処が大変で、
例えば遅刻の常習犯に「遅刻厳禁、次回やったら大目玉だぞ!」と諭したとしても、
実際に何らかの処分を下すことはなかなか難しい。
それは契約的なリスクもさることながら、
心情や状況などのウェットな部分が絡んでくるからです。今回のアラートもまさにそうで、
何らかの数値基準があった方がわかりやすいと導入したものの、
あまりにも影響が大きすぎて、
基準通りには「出す/出さない」を決断できない。状況は理解できる気がします。
やはり基本はデータ
2020-06-26第二波に備えるにあたり、
3月以降の振り返り記事を目にするようになりました。「接触8割減」「日本人はキレイ好き」「BCG説」など、
それぞれの分野の専門家が解決への糸口を探るべく、
いろんな角度から分析を進めています。国内での感染発覚から4か月程度の時間が過ぎ、
感染者数のトレンド、発生要因などの実績データが溜まってきたことで、
ようやく分析ができるようになってきました。
(PCR分析データとか、もっと欲しいのでしょうけど)やはり分析の基本はデータ。
中小企業は当たり前の経営データが揃っていないことが多く、
打ち手を考える前段階でつまづいてしまうことも多いのです。当社も以前よりだいぶマシにはなりましたが、まだまだ全然ダメ。
何とかしていきたい。

