
問いをつくれ。
社長ブログ
流行に乗る素養
私の致命的な弱点。
それはいわゆる流行に疎いこと(特にエンタメ系)。
年齢的なこともありますが、元々の資質がそう。どちらかと言えば、
流行に左右されないトラディショナルかつ本質的なものが好きで、心の中に、
「それが本当に良いものなら、一過性ではなく、色褪せず未来に残るはず(だから今食いつかなくてもよい)」
という思いもあって、
流行に対して、一歩距離を置く傾向にあります。新しいビジネスを考えるときも、
いちいちそんなものに振り回されなくても、
常に本質的な価値さえ追求しておけば、
それは必ずや評価されるだろう、と。ですが、ビジネスで結果を出そうと思ったら、
(特に短期的には)それだけではだめで、
今、世の中で支持されているものにアンテナを張り、
ちゃっかり流行りに乗るというのも重要な素養だと思います。
エンタメ系は特にその傾向が強い。公募ガイドも広義にはエンタメに属すると思うので、
そこを避けていたわけではありませんが、
個人的な関心の低さと相まって、こだわりが弱かった。成長カーブがいまひとつ立ち上がらないのは、
そのあたりにも要因があるのではないかと、
最近思うようになりました。幸いにも、企業活動って団体戦。
私にその素養がなくても、
そういうことに長けた人に手伝ってもらえばいい。素養のある人、よろしくお願いします。
LIFOはモヤモヤが残る?
2018-11-01商品の在庫管理に、
LIFOとFIFOという二つのアプローチがあります。先入先出がFIFO(First In First Out)
後入先出がLIFO(Last In First Out)会計を学び始めたかなり初期段階で出てきた概念ですが、
普段生活していて、
「あっ、いまのFIFO」とか、
「LIFOはだめでしょ」とか、思うシーンがよくあります。例えば、忘年会の二次会で5Fにある居酒屋さんの席を今から押さえに行くシーン。
混雑したEVにギリギリ最後に駆け込んできたグループが、
5F到着と同時に最初にEVを降り、
従って最初に居酒屋さんの入り口に到着することになります。当然、居酒屋さんのウェイティングリストは、
最後に駆け込んできたグループが最上位になり、
最初からEVを待っていたグループは最後尾になってしまう。
つまり、後入先出(LIFO)のパターン。これって、なんかおかしくないですか?
1Fで最初にEVを待っていたグループこそ、
最初にお店に入る権利があるはずなのに。あとはスーパーでヨーグルトを買うとき。
日付が新しいものから買いたくなりますよね?
これもLIFOで、
食品の廃棄ロスが社会問題になっている昨今、
何とかならないのかなと思ってしまう。会計的な在庫評価という面では、
LIFO/FIFOそれぞれにメリット/デメリットがあるわけですが、
私たちの日常生活においては、
LIFOはモヤモヤが残るケースが多い気がしますね。キーワードは「面白いじゃん!」
2018-10-31新しい事業計画を策定しようと思い立って1か月。
期日は来週末までと区切っているので、
いよいよ時間が無くなってきました。ただし、核となる会社のビジョンは決まっているし、
向こう3年くらいの方向性も見えてはいます。必要なのは、聞き手が、
「それ、面白いじゃん!」
と思わず声に出してしまうような、
意欲を掻き立てられる計画。どこまでリアルで、迫力ある計画に落とし込めるか。
そして関係者を巻き込むことができるか。「面白いじゃん!」がキーワードです。
明日の渋谷
2018-10-30ハロウィーンを前に、
渋谷が物々しい雰囲気になっています。先週の土曜日に渋谷に行く機会があり、
小一時間ほど街を歩きましたが、
人は多いし、なんだか変にテンションが高い感じで、
既にちょっと怖い感じがしました。警官の配置数は例年の4倍、約800人という報道もありますが、
あの雰囲気の延長で明日の本番を迎えるとしたら、
そのぐらいの体制でもカバーし切れないかもしれません。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ではありませんが、
集団心理が悪い方に働くと、
軌道修正できないまま間違った方向に突き進んでいってしまうので、
行政に依存するだけでなく、
個人レベルでもリスクマネジメントしておく必要があります。事業に対する造詣と愛情が必須条件
10年来通っている散髪屋さん。
ずっと社長が切ってくれています。そう言うと、すごいVIP待遇のように聞こえますが、
私が行きはじめた頃は2店舗しかなく、
店長(=社長)がたまたま担当してくれたのが始まりです。いつも特に雑談などなく黙々とやってもらうのですが、
他のスタッフさんから30店舗にまで増えたと聞いて、
ちょっと話しかけてみました。「もう髪切らなくてもいいんじゃないの?」
「いやいや、自分で切らないとダメなんですよ」
「職人気質だから?」
「それもあるんですけど、髪切れない社長の言うことなんか、スタッフ誰も言うこと聞きませんから。
だから異業種から参入してくるケースも多いですけど、まあうまくいかないですね。
自分、今でも売上げNo.1ですから、スタッフみんな黙りますよね、ハハハ」半分自戒を込めて書くとすれば、
「プロ経営者」と呼ばれる人たちが失敗するケースは、
その会社の事業に対する造詣と愛情不足が根底にあり、理論を振りかざしているだけではまずうまくいきません。そういう意味で、
熱血技術者社長が奮闘する「下町ロケット」は、
いかにもドラマ仕立てにはなっていますが、
意外に会社経営の核心をついている気がします。なんでだろう?
2018-10-26今週もバタバタと終わったと思ったら、
土日は卒制スクーリング。先週末の時点で、
「平日の夜ちょっとだけ頑張って、
少しでも完成度上げてスクーリング迎えたい。」
と思っていたのに、
気づけばスクーリングはもう明日。なんでいつもこうなるんだろう?
そんなことってないですか?通っぽくて嬉しい経験
2018-10-25先週末、秋葉原に行ってきました。
お目当ては20cmサイズの中古スピーカー。
ネットで探すと意外と高かったのと、
手元に来るまでにそれなりに日数を要するので、
秋葉原まで探しに行くことにしたのです。最初、ネットで目をつけていたお店に行ったのですが、
店員さんがあまりに不親切なのと、
思ったほど安くもなかったので、
そこでは買わずに別のお店を探すことに。といっても、秋葉原に詳しいわけでもなく、
スマホでお店を探しては、足を運んで商品をチェック、の繰り返し。
4~5店舗くらいまわったところでいい加減疲れてきて、
途方に暮れてしまう。一応、10cmサイズのはあるし、
それで(卒制の)実験を進めようかなと思いかけた目の前が、高架下のラジオセンター。
あのいかにも秋葉原っぽい、ごちゃごちゃした、
電子部品専門店ばかり入っているビルです。ダメもとで足を踏み入れると、これがめちゃくちゃ面白い。
何に使うか素人には全く見当もつかない部品ばかり売っているお店だったり、
ネジだけしか売っていないお店だったり、
見ているだけで楽しい(声を掛けられると困るので、長居はできませんが)。聞けば中古品のお店は2階に並んでいるとのことだったので、
2階に上がると、1階と同じく、いい雰囲気を醸し出しています。
↓「おお、なんか掘り出し物に出会えそうな雰囲気がビンビンする!」
と思っていたら、本当にありました!1坪くらいのお店で、品数はそんなに揃ってないけど、
これまでに見てきたお店と比べると断然安い!おじさんもとてもいい人で、
いろいろと親切に教えてくれるし、
半強制的だった20分の聴き比べタイムもご愛敬です。スピーカーの梱包材も、持ち帰り用の袋もなく、
段ボールをビリビリ破って梱包し、
個人的に頂いたであろうどこかの和菓子屋さんの紙袋に入れて、
商品を手渡してくれました。
※購入したスピーカー。
新品だと3万円くらいはするんじゃないでしょうか。<本日の買い物>
20cmスピーカー1個(2,980円)
スピーカーケーブル3mm*1m(330円)
ワッシャー4mm*4個(20円)私、機械とか電子部品とか、まったく詳しくありませんが、
あの空間で店員さんに、
「4mmのワッシャー4つで」と20円払っている自分が、
なんかそういうのに詳しい人になったみたいで、
ちょっと嬉しかったのです。多浪君はダメ人間なのか
2018-10-24医学部の入試で、
女子や多浪生が不利に扱われていたことがニュースになっています。私も二浪しているので、なんか切ないですね…
同じ下宿にも医学部志望の五浪兄さんや三浪兄さんもいましたし。
(結局、受かったんだろうか…)とかく「コスパ」重視の世の中、
効率よく成果を出せるかどうかが最上位の価値基準。大学の研究は応用重視で、
基礎分野の予算が減少傾向にあったり、
人文系学部の廃止論が出てきたり。今回の件も、多浪している学生より、現役で同レベルに達している学生の方が、
(入試という点において)生産性が高いという判断なのでしょうね。確かに目先の経済の活性化は国として重要施策だし、
企業活動にしても、
資金に恵まれた一部の企業を除けば、
たいていの経営者は足元の業績を追いかけながら日々過ごしています。だから、最短距離で効率よく結果を出せるやつって、
どこの世界でも使いやすいし、欲しい人材でもある。でもなあ、
なんか違う気がするんですよね。私も毎年の業績にコミットしなければならないので、
現実的には効率を重視せざるをえないのだけれど、
もし「今から100年を保証してあげるから、公募ガイド社を好きにしていいよ」
と言われたら、
生産性なんて無視して、
「100年後に価値ある会社」というその一点だけを考えて、
自分に任された5年なり10年なりを過ごすと思うんです。その時に欲しい人材って、
コスパのいい奴じゃなくて、もっと別の素養のある奴。
多少効率が悪くても、
腰を据えてものごとにじっくり取り組めたり、
とんでもない発想の持ち主だったり。だから国や社会の超長期的ビジョンのなさが、
短絡的な価値観(=コスパ重視)の人材を育てる土壌になってしまっているのでは、
と思えるのです。まあ、結果は出せないわ、
時間を掛けて考えることもできないわ、
そんなやつはどんな時代になってもダメだと思いますが。まだ老視ではない?
2018-10-23最近、本当に近くが見えにくくなりました。
特にデザイン系の細かい作業をしていると、
近視用の眼鏡を外さないとうまくことが進みません。「いよいよきたか…」と以前から思っていたのですが、
老視の進行度合いを簡易的に測定できる眼鏡屋さんのサイトでチェックしてみたら、
「老眼鏡は必要ありません」確かに、近点距離(※)は裸眼で15cm程度、
眼鏡をつけても20cmくらいなので、
老視の目安と言われる30cmにはまだまだ余裕があります。ちょっと嬉しい気もしましたが、
基本的には自分の体感を信じる派なので、
参考情報に留めます。これはもう、最近メディアにものすごく露出している、
あのルーペを買うしかないのでしょうか。(※)はっきりと対象物を見ることのできる最も近い点。人差し指の指紋が見える距離が目安。
マンスリーサイクルで生活してしまっている
2018-10-22今朝は家族につきあってマラソン練習。
なんと5時起きです。走った距離も、ペースも、
以前の私ならウォームアップにすらならないレベルですが、
何よりここまで早起きすることが久し振りです。マラソン練習に励んでいた時は、
早起きしたり、目標の時間にきちんと退社したり、
ランニングが一日のペースを作る一つの役割を果たしていました。というのも、
シリアスに記録を求めるタイプのランナーには、
「走らないと遅くなってしまう」という恐怖心があって、
それが毎日ランニングする強い動機となっているからです。そういう意味で、
今はデイリー基準で一定の生活リズムを刻むための指標がなくなっていて、
仕事にせよ、美大生活にせよ、
マンスリーサイクルで締切りをこなす不規則な毎日になっています。デイリー基準で動くパターンと比べると、
スピード感も落ちてくるし、
何とかこの生活から抜け出さないと。