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社長ブログ
答えを探すな。
問いをつくれ。

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  • 多浪君はダメ人間なのか

    2018-10-24

    医学部の入試で、
    女子や多浪生が不利に扱われていたことがニュースになっています。

    私も二浪しているので、なんか切ないですね…
    同じ下宿にも医学部志望の五浪兄さんや三浪兄さんもいましたし。
    (結局、受かったんだろうか…)

    とかく「コスパ」重視の世の中、
    効率よく成果を出せるかどうかが最上位の価値基準。

    大学の研究は応用重視で、
    基礎分野の予算が減少傾向にあったり、
    人文系学部の廃止論が出てきたり。

    今回の件も、多浪している学生より、現役で同レベルに達している学生の方が、
    (入試という点において)生産性が高いという判断なのでしょうね。

    確かに目先の経済の活性化は国として重要施策だし、
    企業活動にしても、
    資金に恵まれた一部の企業を除けば、
    たいていの経営者は足元の業績を追いかけながら日々過ごしています。

    だから、最短距離で効率よく結果を出せるやつって、
    どこの世界でも使いやすいし、欲しい人材でもある。

    でもなあ、
    なんか違う気がするんですよね。

    私も毎年の業績にコミットしなければならないので、
    現実的には効率を重視せざるをえないのだけれど、
    もし「今から100年を保証してあげるから、公募ガイド社を好きにしていいよ」
    と言われたら、
    生産性なんて無視して、
    「100年後に価値ある会社」というその一点だけを考えて、
    自分に任された5年なり10年なりを過ごすと思うんです。

    その時に欲しい人材って、
    コスパのいい奴じゃなくて、もっと別の素養のある奴。
    多少効率が悪くても、
    腰を据えてものごとにじっくり取り組めたり、
    とんでもない発想の持ち主だったり。

    だから国や社会の超長期的ビジョンのなさが、
    短絡的な価値観(=コスパ重視)の人材を育てる土壌になってしまっているのでは、
    と思えるのです。

    まあ、結果は出せないわ、
    時間を掛けて考えることもできないわ、
    そんなやつはどんな時代になってもダメだと思いますが。

  • まだ老視ではない?

    最近、本当に近くが見えにくくなりました。

    特にデザイン系の細かい作業をしていると、
    近視用の眼鏡を外さないとうまくことが進みません。

    「いよいよきたか…」と以前から思っていたのですが、
    老視の進行度合いを簡易的に測定できる眼鏡屋さんのサイトでチェックしてみたら、
    「老眼鏡は必要ありません」

    確かに、近点距離(※)は裸眼で15cm程度、
    眼鏡をつけても20cmくらいなので、
    老視の目安と言われる30cmにはまだまだ余裕があります。

    ちょっと嬉しい気もしましたが、
    基本的には自分の体感を信じる派なので、
    参考情報に留めます。

    これはもう、最近メディアにものすごく露出している、
    あのルーペを買うしかないのでしょうか。

    (※)はっきりと対象物を見ることのできる最も近い点。人差し指の指紋が見える距離が目安。

  • マンスリーサイクルで生活してしまっている

    今朝は家族につきあってマラソン練習。
    なんと5時起きです。

    走った距離も、ペースも、
    以前の私ならウォームアップにすらならないレベルですが、
    何よりここまで早起きすることが久し振りです。

    マラソン練習に励んでいた時は、
    早起きしたり、目標の時間にきちんと退社したり、
    ランニングが一日のペースを作る一つの役割を果たしていました。

    というのも、
    シリアスに記録を求めるタイプのランナーには、
    「走らないと遅くなってしまう」という恐怖心があって、
    それが毎日ランニングする強い動機となっているからです。

    そういう意味で、
    今はデイリー基準で一定の生活リズムを刻むための指標がなくなっていて、
    仕事にせよ、美大生活にせよ、
    マンスリーサイクルで締切りをこなす不規則な毎日になっています。

    デイリー基準で動くパターンと比べると、
    スピード感も落ちてくるし、
    何とかこの生活から抜け出さないと。

  • 突っ込みどころ満載

    徐々に寒くなってきましたね。

    たしか夏くらいに、一部のメンバーで、
    「季節がよくなったら、みんなでグランピングに行きたいね!」
    みたいな話で盛り上がっていた気がするのですが、
    そこは行動力のない当社の男連中のこと、
    何の動きもないまま、冬を向かえそうです(笑

    近々歓迎会があるので、
    その時にでも突っ込んでやろう(笑

  • 服部文祥さん

    最近のお気に入りは、
    サバイバル登山家の服部文祥さんの日経新聞のコラム。

    サバイバル登山とは、
    できる限り装備を持たず(米と調味料と釣り道具程度で、燃料やテントすら持たない)、
    自給自足で山を登るスタイルらしい。

    ”もし図鑑に記されている知識が頭の中にあれば、私は図鑑を持つ必要はない。知識とは重さや嵩(かさ)がないのに、大きな力を持つという意味で、鍛錬して身につけた特殊能力と同じく、美しい。野生環境において、バカや無能とはそれだけで負担重量なのである。”(2018/8/18)

    ”技術、経験、知識、装備、体力。登山は人間活動の縮図であり、必要とされる要素はたくさんある。なかでも何がいちばん重要かと問われたら「体力」である。身もふたもないが、正直なところだ。心技体がバランスよく充実しているのが理想だが、知識や装備で、体力をカバーするのは実際のところ難しい。
    一方、体力は他のことをカバーすることができる。ゆっくり丁寧にやる、何度もやる、長時間がんばるなど、体力は他の分野を、文字通り力技で補うことができる。”(2018/10/13)

    ”山ではきっちり自分の身体能力分しか移動できない。よい道があれば1時間で4キロ。道がなければその半分以下。機械は燃料さえあれば長時間動くが、肉体はそうではない。速く歩いても、ゆっくり歩いても、一日に歩ける距離はおおよそ決まっていて、長期の旅ではたとえば天気がいいからと無理して長く歩いても、結局翌日以降に疲労感としてシワよせが来て、トータルの出来高は同じになる。
    これは仕事にも当てはまるらしく、残業をしても翌日の能率が落ちるので、トータルすると出来高は変わらない、という調査結果がアメリカにある、とどこかに書いてあった。”(2018/10/6)

    上記は引用ですが、
    私たちの日々の生活やビジネスにも通じるものがあり、
    研ぎ澄まされるからこそ到達できる真実だと思います。
    とてもいいコラムなので、ご紹介しました。

  • インターンシップの募集が始まりました。

    2020年の新卒採用に向けて、
    昨日からインターンシップサイトがオープンしています。

    内容は、

    「雑誌編集の“リアル”を体験する2DAYS
    実際の記事作成に着手!」

    というもの。
    月刊公募ガイドの情報記事をチーム対抗で制作してもらい、
    一番うまく書けたチームには賞金100万円!!

    というのは予算的に難しいのですが、
    本チャンの雑誌に公式な記事として掲載させて頂きます。

    折角やるんだから、
    普通に会社説明や先輩社員との座談会をするだけだったり、
    新規ビジネスの疑似コンペやペーパータワーを作るようなワークショップは、
    自分が学生だったらつまらないな~と。

    ”公募ガイドならでは”で、
    ”社会人になっても役に立つ”ような時間を提供したい、と考えるうちに、
    こんな内容にたどり着きました。

    編集部からの講評も予定しているので、
    取材して、文章を簡潔にわかりやすくまとめるコツを、
    少しでも持って帰ってもらえればと思います。
    もちろん、公募ガイド社に対するいい印象も一緒に!です(笑

  • はじめての絵本講座

    来月から開講する公募スクールの「はじめての絵本講座」。

    当社が取り扱っている創作系講座は文芸が中心で、
    デザインやアート系がまったく貧弱。
    当たり前ですが、コンテストは文芸系だけではなく、
    アートやデザイン系もたくさんあるので、
    以前から強化したいと考えておりました。

    KENスクールさんのご協力で、
    3年ほど前からAdobe系のアプリケーション講座はやっていたのですが、
    この度、武蔵野美大の野崎先生のご協力もあって、
    ようやく開講の目途が立ってきました。

    絵本を基礎理論から学べるのはもちろん、
    実際に自分だけの1冊を作り上げることができます。
    それに何より、
    美大の現役講師に直接指導してもらえる機会って、
    そうはないと思います。

    絵本というジャンルにあまり興味がなかった方にも、
    受講して頂きたい内容になっているので、
    ぜひご検討ください!

  • 100歳になっても

    週末、ある高齢者介護サービス事業者様が、
    ご入所者を対象として実施されたコンテストの展示会にお邪魔してきました。

    制作物は、俳句・川柳といった短文系から、
    絵画、書道、写真、クラフトまで多種多様。
    予め定められた「秋」というテーマにマッチしていれば、
    どんな創作ジャンルでもOKです。

    日ごろ作り慣れておられる方から、
    スタッフさんやご家族に誘われて何十年かぶりに筆を握ったという方まで、
    レベルも動機もバラバラ。

    こんなに創作ジャンルもレベルもバラバラなのに、
    不思議と全体としてはまとまった感じがありました。

    それはたぶん、
    作品が醸し出している人生の深さや哀愁のようなもの。
    テーマが「秋」なので、
    余計にそう感じたのかもしれません。

    そして個人的には、
    100歳を超えるご婦人とお話しできたこと。
    その年齢で、短歌を作って、自分で短冊に書き込めるなんて、
    自分はたぶん無理でしょう…
    まだまだ創作を続けて欲しいです。

  • やっと週末だ

    今週もやっと終わり。
    早かったけど、やることテンコ盛りで、やっと終わった感が強いです。

    だけどなんかちょっとだけ進んだな。
    会社経営なんて基本的には一進一退だけど、
    こうやって地道にやって行けば、
    少しずつは前に行くでしょう。

    週末はご招待いただいた2つのイベントに参加するのと、
    卒制の試作づくりに取り組む予定。
    こっちも進むといいです。

  • 着ていく服がない

    この夏はポロシャツとデニムの組み合わせで乗り切ってきましたが、
    秋らしい季節となり、
    さすがにそれでは肌寒く感じるようになりました。

    ところが今朝、
    「長袖シャツでいい感じのものを」着ようと思ったら、
    適当なものが見当たらない。

    洗濯中だったり、
    サイズが合わなかったり、
    襟や袖口がくたびれていて見すぼらしかったり。

    マラソンをしなくなって太ったことも大きいですが、
    ふと振り返ると、
    お気に入りのお店が閉店になってしまったこともあって、
    しばらく洋服を買っていないことに気づく。

    服を買わなくなるのもおじさん現象の一つだと思うので、
    気分転換に新しいお店を開拓したいところです。