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何事もなかったかのように、淡々と。
2015-01-21
以前ブログでご紹介した、
鉄道会社のフリーペーパーの最新号が配布されていました。
岩崎俊一さんの連載エッセイがどうなるのか気になっていたので、
手にとって誌面をめくってみたところ、
定位置には別のエッセイが掲載されており、
誌面の最後に「謹告」として訃報について触れられていました。
おそらくですが、
岩崎さんのご訃報は、単に年末年始の代原問題ということだけでなく、
編集部にとってそれなりのインパクトがあったと思います。
一方で、読者にとってはそんなことは関係なく、
「面白いか、どうか」がすべてなので、
「何事もなかったかのように、淡々と」
すすめる必要があったのですが、
同業者としても、その対応に着目していました。
翻って考えてみると、公募ガイドの創刊30周年関連のイベント、
賑やかしであれやこれややるのではなく、
プロとして「何事もなかったかのように、淡々と」読者メリットを追求し続けるのがよいのではないかと、
ちょっと思ってしまいました。「魂の入った」事業計画
2015-01-20
現在、新年度の予算を策定しています。
公募ガイド社は12月決算なので、
本来であれば、予算は昨年末には出来上がっていないといけません。
ただし、今回からは当事者意識の醸成を目的に、
ボトムアップ型で策定したいと考えていて(その為には時間が無さ過ぎた)、
資金繰りだけキッチリ押さえて、年明けに腰を据えて予算策定することにしたのです。
資金調達、IRなど、事業計画や予算を策定する目的は様々ですが、
要は、
「目指すべき目標」と「実現に向けた手段」をハッキリさせ、
事業の成功確率を高める
(よく”蓋然性”という言葉が使われます)
ということです。
山登りに例えれば、
登りたい山は、エベレストなのか富士山なのか、
登山ルートはどうするのか(頂上を目指すルートはひとつではない)、
そのためにはどんな装備を準備しておけばよいのか(いくら掛かるのか)、
というイメージでしょうか。
ただし!です。
本当に「魂の入った」事業計画となると、これはもう滅多にお目に掛かれません。
コンサル歴も20年近くになり、事業部レベルのものも含めれば、
少なくとも1,000件以上の事業計画を見たり、作ったりしてきましたが、
残念ながら、絵に描いた餅、単なるエクセルの計算、に留まってしまうものがほとんどです。
よく言われる問題点としては、
「会社・事業に対する理解」と「事業計画策定ノウハウ」の両立
で、それはその通りとは思うのですが、
最終的に「魂が入るかどうか」は、「どこまで当事者意識があるのか、ないのか」、
そこに尽きる気がします。
人のお金でサラリーマン的に事業をやるのと、身銭を切って一世一代の勝負をするのとでは、
当たり前ですが、感覚が全く違います。
これはもう、本当に研ぎ澄まされます。
「零細企業の資金繰り感覚の事業計画」と言えば、伝わるでしょうか。
そういう私も、一年前、外部の人間として公募ガイド社の事業計画を作りましたが、
今からみれば、全然ダメですね(笑)
「社員の一人一人に、どこまで当事者意識を持たせられるか」
今回の予算策定の最大テーマです。
※まずは富士山を目指したい。雨が降ったら公募ガイドは売れる?
2015-01-15
東京は朝から久し振りに雨が降っています。
雨が降ると売り上げが「下がる」商売と「上がる」商売があると思いますが、
本屋さんは雨が降るとお客さまが増える業種のひとつと言えます。
他には喫茶店、映画館なんかもそうでしょうね。
雨が降る
↓
インドアの時間が増える
↓
読書や創作の機会が増える
ということなので、公募ガイド的にも「雨はウェルカム」ということになるのでしょうか。
話は変わりますが、
「公募ガイドが最も売れる月」
って何月だと思われますか?
答えは、「8月号(7月9日発売)」です。
理由は夏休みがあるからです。
夏休みをターゲットとした公募案件が増えますし、
読者も「せっかくの休みだから、何かやってみるか」という気になるのでしょう。
もともと読書をするタイミングとして、
「自宅でくつろいでいる時」
という方が圧倒的に多い(読書世論調査)わけですから、
弊誌に限らず、「家にいる時間が増えるほど、本は読まれる」
ということなのですが、
「公募」という取扱いジャンルの特性上、その傾向が強くなるということだろうと思います。
今後、もっと掘り下げて研究してみたい分野です。
※飲食系は、天気より気温の昇降が売れ行きを大きく左右します。
出典:日経レストランロゴ、変わります(その2)
2015-01-09
昨年末から、あーでもない、こーでもないと検討していた雑誌ロゴの方向性が、
ようやく固まりました(ロゴ、変わります(たぶん))。
公募ガイドのロゴの変遷を振り返ってみます。
①創刊号~1986年秋号(VOL.4)
②1987年1月号(VOL.5)~1989年4月号(VOL.31)
③1989年5月号(VOL.32)~1990年6月号(VOL.45)
④1990年7月号(VOL.46)~1993年4月号(VOL.79)
⑤1993年5月号(VOL.80)~2002年1月号(VOL.185)
⑥2002年2月号(VOL.186)~2007年1月号(VOL.245)
⑦2007年2月号(VOL.246)~
第3代の「KOBO」はなかなか斬新です!
今となっては、大手ネット系企業から同名の電子書籍サービスが提供されているのも、何かの縁を感じます。
が、肝心の雑誌の売上は読者から「公募ガイド」と認知されずに激減したらしく(笑)、
第3代は短命に終わったようです。
第4代として第2代のロゴを再登板させたところ売上は元に戻ったらしいので、
「アイデンティティの変更は慎重に」という好事例と思います(笑)
それにしても、ロゴは好きなジャンルのひとつなので、
こうやって変遷を辿るのとか、けっこう楽しいですね。
第8代は2015年4月号から採用される予定なので、
どんな感じになるのかご期待下さい!おかげさまで30周年
2015-01-06
このブログで新年の抱負的なものを書こうかなと考えていたら、
大事なことを忘れていました。
そう、公募ガイドは今年、2015年で創刊30年を迎えるのです!
(社内ではあまりに当たり前すぎて、つい忘れていた…)
折角なので、手もとに創刊号をひっぱり出してきてパラパラと見てみます。
↓
※表紙はこちら
最近の号とずいぶん違うと言えば違うけれど。
・・・基本的な内容は同じですね(笑)
今のような特集や連載・企画ページは皆無で、
公募情報のみがエクセルの表のようなスタイルで機械的に掲載されています。
(でも第2号からはちょっとしたインタビューも掲載されているので、ますます変わらない、笑)
定価は1,200円(当時は消費税はなかった)、
30年前でこの値段、けっこう強気の設定でうらやましい限りなのですが、
当時の雑誌市場は右肩上がりだったので、
需要はかなりあったのだと思います。
当社として次の節目となるのは、おそらく5年後の2020年。
東京オリンピックが開かれる年です。
事業計画は5年で立てているので、ちょうど最終ゴール年、
順調にいけば会社としては大きく変貌を遂げているはずです。
その時に「月刊公募ガイド」が一体どうなっているのか、楽しみではあります。明けましておめでとうございます。
2015-01-05今年もありがとうございました。
2014-12-29
公募ガイド社の年内の営業は、本日が最終日となります。
振り返ると、今年の5月に代表に就任してから、あっという間の半年でした。
就任当初に計画していたことで、予定通り進められたもの、
うまく行かなかったもの、両方ありますが、
やはり一番印象に残っているのは、ローソンでの雑誌販売スタートです。
結果的には、「うまく行かなかった」ので印象に残っているのですが(苦)、
コンビニで本を売るのは本当に難しいと感じました。
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発売初日(8/9)の東京23区内ローソン棚から
↓
「公募ガイドをさがせ!」その①
(答)下段平積み棚の最上段右から2列目
「公募ガイドをさがせ!」その②
(答)前から3段目の右から5列目
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マクロ的には、「雑誌の委託販売制」と「コンビニのFC制」と原因分析していますが、
これについては長くなりそうなので、またの機会に譲りたいと思います。
ただ、
初めてタレントを表紙に採用したり、
購入特典を付けたり、
コンビニユーザーを意識した誌面づくりを心掛けたり、
経験不足もあって、強烈に訴求するには至りませんでしたが、
中長期的には重要な販売チャネルとなるであろうコンビニ棚に対して、
確実にノウハウは溜まってきていると感じています(負け惜しみではなく)。
今年、公募ガイド社は、30年以上に渡り継続していた経営体制がガラリと変わりました。
プラスもマイナスもあったとは思いますが、
今後も、「新しい発見や驚き」を提供することを意識しながら、
社員一同、頑張っていきたいと思います。
末筆になりますが、本年は色々とありがとうございました。
来年もまた宜しくお願い致します。ロゴ、変わります(たぶん)
2014-12-26
年明け1/9に「公募ガイドONLINE」という新サイトをオープンさせる予定ですが、
実は一部が見切り発車の仕掛りスタートになりそうで、
基本的な要修正ポイントがいくつか積み残されています。
代表的なのが、「公募ガイド」というロゴタイプです。
元々は、「サイトのリニューアルに合わせて、新しいロゴを」と考えていたのですが、
ご覧のとおり、今の雑誌ロゴと何ら変わりありません。
理由は色々とあるのですが、
一番の論点は、「雑誌タイトルロゴとの兼ね合い」です。
つまり、
雑誌ロゴは、春先のリニューアル号での変更がほぼ確定(ただし、ロゴ自体は未定)
↓
新サイトのロゴは、それと同じものにするのか、違うものにするのか
↓
同じものにする場合、雑誌に先行して新サイトで披露してよいものか
違うものにする場合、(まだ決まっていない)雑誌ロゴとのバランスは無視してよいのか
(全く違うテイストであればまだ良いが、微妙に似た感じになってしまうとかなり変)
といった問題がクリアーになりませんでした。
一方で、営業的な側面からは一日も早く新サイトをオープンさせる必要があり、
やむなくベータ版でオープンしたというのが裏事情です。
諸々スケジュールの関係から、
年内にはこの問題をクリアーしないといけません。
近いうちに、このブログで公募ガイドのロゴ変遷をご紹介しようと思っているので、
一緒に悩んで(?)頂けると嬉しいです。どうしたら公募ガイドを買って頂けるのだろう??
2014-12-24ウェブサイトのリニューアル(1/9予定)に続き、
春先には新サービスのスタートと雑誌の全面リニューアルを検討しています。雑誌不況と言われて久しいですが、弊誌も例外ではなく、
「どうやったら、公募ガイドを買って頂けるのか」、
その解を見つけるのは本当に難しいです。現状のビジネスモデルを前提とすれば、手段は大きく2つしかありません。①サービス向上への飽くなき努力(お値段以上の価値を提供し続ける)②売り方の工夫(店頭での露出確保、積極的な販促展開など)誌面の全面リニューアルは、①を目的とするもので、
「これまでの編集部内の常識を捨てろ!」と発破を掛けながら進めています
(これがなかなか難しいのですが…)②は当社がこれまであまり取り組んでこなかったアプローチです。通常はトライ&エラーを繰り返しながら、
サービスにピッタリ合った販促施策を見つけ出していくものなのですが、
これまで何もやってこなかっただけに、
ノウハウはほとんど溜まっていません。ただ、最近の打ち合わせで何となく決まってきたのは、
「なるべく雑誌に近い所で販促をやろう」ということです。当たり前のことですが、お客様が「欲しい」と思っても、
商品が無ければ買いようがありません。
やはり商売の基本は「お客様の近くに商品を置きに行く」ことであり、
古くは富山の薬売り、最近ではオフィスグリコに見られるように、
「欲しいと思った時に、そこにある」ことが理想形です。販促についても同じことが言えて、
ポスターなり、チラシなりの販促ツールと商品・サービスとの物理的距離が近い程、
目先の販売には効果的です。
そういう点において、
「今の公募ガイドがまずやるべきは、書店やコンビニでのPR活動だろう」
ということで話がまとまりつつあります。
誌面のリニューアル時には、
読者の皆様に興味を持って頂けるような販促活動を展開したいと思っています
(それ以前の問題として、誌面内容の抜本改革がどこまでやれるかなのですが)。ブログはじめることにしました。
2014-12-22公募ガイドのサイトリニューアルを機会にブログをはじめることにしました。「出版社なんだから、記事としての完成度、欲しいよね」とか、
「面白い内容で、ちょっとでもPVに貢献してよ」
という社内の声も聞こえてきそうですが、あまり気にせず(ごめん)、
公募のこと、趣味のこと、普段の生活で感じたことを綴っていこうと思います。
書いているうちに方向性が見えてくることを祈りつつ。