
問いをつくれ。
社長ブログ
ポートフォリオ
2021-10-04「ポートフォリオ(portfolio)」という言葉をお聞きになったことがあると思います。
単純に和訳すれば、「紙ばさみ、折りかばん、書類入れ」といった意味で、
つまりは「書類を運ぶためのケース」のことです。この言葉は使われるシーンや業界によって指し示す内容が異なっていて、
私の知る限り、大きく3つの使われ方をしていると思います。①金融/経営:株式/債券/オルタナティブなどの資産の組み合わせ。経営においては事業やリソースの配分や分散状況。
②クリエイティブ:デザイナーやエンジニアなどクリエイターの作品実績。
③教育:勉強に限らない生徒や児童の総合評価またはその元となる活動記録。一般的には、①の場面で使われることが多いのではないでしょうか。
私も大学時代や社会人になってから、
主にアセットアロケーション(資産配分)の意味で使ってきましたので。それが公募ガイド社に来てからは、②の意味で使うことが多くなりました。
デザイナーさんやイラストレーターさんを採用するときに、
「ポートフォリオをご持参ください」といった使い方です。この②のポートフォリオには注意が必要で、これまで何度もその評価に苦労してきました。
素晴らしいポートフォリオを信じて仕事を依頼してみたら、
まったく違うレベルのアウトプットが出てきて、いつものデザイナーさんに依頼し直したり、
つまりその作品実績に本人がどの程度関与したのか(あるいはしていないのか)、
ポートフォリオを見ただけでは判断しきれないということなのです。もちろんこちらの発注の仕方にも問題があるのかもしれませんが、
クリエイティブに占めるディレクションの割合いが大きい成果物ほど、
個人の力量とのギャップが大きくなる傾向にあるとは思います。パナの早期退職に思う
パナソニックが早期退職を募集したところ、
1,000人を超える応募があったという報道が出ていました。こういったケースで多いのが、
本来なら辞めて欲しくない人材から手を上げてしまうというパターン。今回もそうだったようで、楠見社長の会見では、
「パナが大きく変わっていくという説明が不十分だった。もう少ししっかりと説明ができていれば、活躍を期待していた人まで退職することにはならなかったと思う」といった話も出たようです。人の問題は本当に難しいです。
いくら経営者が前向きな将来を語ったところで、
足もとの業績や給料の上がり具合、社内のギスギス感など、
中にいる人は会社の状況を肌で感じとってしまう。
つまり経営者は全方位で評価されるので、本当に辛い(泣&笑そういう意味でリモート勤務は、
ポジティブな情報も入ってこないかわりに、
ネガティブな状況を肌で感じとる機会も圧倒的に減るので、
情報を隠したい経営者にとってはひょっとしたらありがたいのかも。私も本音では社員に話したくない情報はたくさんありますが、
勇気を振り絞って共有するようにしています。
そうすれば、もちろん離れていく社員はいるかもしれないけど、
「仕方ない、助けてやろうか」と思ってくれる社員もほんの少しは出てくると思うので。自分が去るとき、
一人でも多くの社員が残念がってくれるように頑張ります(笑雨男?
大型の台風が近づいてきています。
夕方くらいから雨という予報なのに、
今のところ東京は穏やか。
予定よりスピード遅くなっているのか。でも明日は朝から荒天ということなので、
電車が遅れたり、
足もとがグズグズで不快な一日を過ごしたりなので、
みんなリモート使ったりするのかな。それにしても緊急事態宣言明けの初日から大型台風なんて、
岸田さんは雨男なのか(笑余暇市場は2割減
今年の『レジャー白書2021』が発行されました。
それによると「余暇市場」は全体で23.7%減で過去最大の落ち込み。
理由は説明するまでもないですね。特に影響が大きかったのが、
2019年まで9年連続首位だった「国内観光旅行(37.2%減)」で、
海外旅行に至っては9割減。我らが「趣味・創作部門」は外出を伴う鑑賞レジャーを中心に前年比9.5%減ですが、
動画配信、音楽配信、電子出版などは大幅な伸び。
また読書や音楽鑑賞なども参加人口自体は減ったものの、
他ジャンルがそれ以上の落ち込みで、
相対的な順位はそれぞれ2位と3位に浮上。公募はイベント的な側面ではネガティブですが、
個人の趣味という面ではとんとんのような気もするので、
単に「紙の本」という市場の凹みが大きかった。
これに代わるものを急がなきゃ、です。NFT
創作市場に関与するものとして、NFTに注目しています。
NFT(Non-Fungible Token=非代替性トークン)とは、
代替や交換ができないデータのことで、
そのものが固有のものであることを証明でき、
デジタル鑑定書や証明書としての役割を果たします。よくわからない説明かもしれませんが、
要は音楽や映像、デジタルアート作品など、
これまではコピーされ放題だった作品にNFTを組み合わせることで、
そのコンテンツが唯一無二のものとなり、
本物かどうかを証明できるようになるということ。最近、版画工房経営者と元画商が組んで、
平山郁夫や東山魁夷らの贋作を流通させていた事件が発覚しましたが、
こういった事件もNFTで解決できる可能性があります。さらに、これまで最初の販売時しか収益化できなかったアート作品なんかも、
NFTが付いていれば二次流通の状況がすべて把握できるので、
売買されるごとにクリエーターに収益が還元される仕組みも構築できます。当社がNFTにどう絡んでいけるかはまだまだこれからですけど、
知識のキャッチアップだけはしておこうと思います。宣言解除は嬉しいが
2021-09-27感染状況が改善しつつあります。
東京都も飲食店の時短営業を夜8時から9時まで延長し、
酒類の提供も解禁されそうな雰囲気です。そうなったらやっと大手を振って飲みに行ける!
…と考えているのは、私だけじゃないと思うので、
また状況は悪化してしまうんでしょうね…緊急事態宣言などが解除されるのが今月末で、
その翌日の10月1日は金曜日。
夜の街にどっと人が増えるのはほぼ確実で、
またリバウンドしないといいなぁ。今週は早かったですね
2021-09-24今週は敬老の日と秋分の日があったので、
ビジネスデーは3日。さらに私は人間ドックにほぼ1日費やしてしまったので、
2営業日でいろいろさばいた感じですが、
集中できたのか、時間の割に宿題は片付きました。来週からいよいよ新しいステージに向けて、
動き出せます。
社内には武者震いしているメンバーも結構いそうなので、
勢いを借りて走っていきたいと思います。怖かった…
2021-09-22すっと気になっていた健康診断に行ってきました。
※心配になってきました一般的なメニューに加え、
内視鏡、MRI、肺CT、腫瘍マーカー、アミノインデックス、アレルギー39など、
2年分の不安を払拭すべく、
50代が受けるべき検査項目を概ねカバーしました。その中で特に苦手なのが、胃の内視鏡検査。
先端にカメラが付いた管を口や鼻から突っ込んで、
胃や食道の内壁を直接チェックするのですが、
これが本当に辛い。初体験は確か45歳とのとき。
ある大手企業立病院でしたが、
ベランダのホースくらいの黒い管が目の前に現れた瞬間、「えっ、うそ?! 無理無理無理無理!!!」
それを口からねじ込んでいくので、もう辛いこと辛いこと。えづきながら涙と涎をダラダラ流しているのに、
サポートの看護師さんは流れ作業的に冷徹にさばいていくので、
もう二度と行くもんか!と思いました。その反省を踏まえて、次は別の病院で受けたところ、
そこは管の太さがだいぶ細く、またホスピタリティも良かったので、
最初の病院よりはかなりましでしたが、
それでも辛いことに変わりはない。だから2年間空いてしまったのは、コロナの影響といいつつ、
本音では内視鏡が怖いというのもあった(笑今回、さすがに必要に迫られ、もうむちゃくちゃビビりながら、
また新たな病院にチャレンジしたところ、
初めての鼻から入れるタイプで、これが思いのほか楽だった!
もちろん苦痛はあるのですが、
口から管入れを10とすれば、3~4くらいの辛さで、
ああ、助かった…あとは検査結果に大事がないことを祈るばかりです。
映像と動画のノウハウが必要
2021-09-21週末の土日、ウェビナーを2本開催させていただきました。
土曜日:「小説とエッセイ、書く楽しみ」阿刀田公先生と岸本葉子先生の対談
日曜日:「現役作家が教える!小説の書き方講座2021」赤神諒先生ウェビナーの完成度として、
まだまだ改善すべきところは多いのですが、
ライブ配信という制約のもと、
もう1ステップ上がるためには映像・動画制作のノウハウが必要だと感じています。とはいうものの、事務局側ではなく普通に一ユーザーとして、
いいコンテンツになっているとは思うので、
今後より深めていきたいサービスのひとつです。新陳代謝
2021-09-172023年新卒採用をキックオフしました。
2020年4月入社が一期生なので、
今回が4回目の採用活動になります。これまでの採用実績とか、
新卒採用して良かったこととか、
一通り振り返りながら社内を見渡してみると、
いつの間にか社員の半分以上が20代になっている。
7年前に来た当初は一人もいなかったのに。今の20代達がだんだん中核になり、
さらに次の世代たちが入ってきて、
でも途中でドロップする人も出てきたり、
そんなことを繰り返しながら活きのいい組織になっていく。ああ、これでお金の心配しなくていいなら、
本当に楽しいだけの仕事なんだけど。