パナの早期退職に思う
パナソニックが早期退職を募集したところ、
1,000人を超える応募があったという報道が出ていました。
こういったケースで多いのが、
本来なら辞めて欲しくない人材から手を上げてしまうというパターン。
今回もそうだったようで、楠見社長の会見では、
「パナが大きく変わっていくという説明が不十分だった。もう少ししっかりと説明ができていれば、活躍を期待していた人まで退職することにはならなかったと思う」といった話も出たようです。
人の問題は本当に難しいです。
いくら経営者が前向きな将来を語ったところで、
足もとの業績や給料の上がり具合、社内のギスギス感など、
中にいる人は会社の状況を肌で感じとってしまう。
つまり経営者は全方位で評価されるので、本当に辛い(泣&笑
そういう意味でリモート勤務は、
ポジティブな情報も入ってこないかわりに、
ネガティブな状況を肌で感じとる機会も圧倒的に減るので、
情報を隠したい経営者にとってはひょっとしたらありがたいのかも。
私も本音では社員に話したくない情報はたくさんありますが、
勇気を振り絞って共有するようにしています。
そうすれば、もちろん離れていく社員はいるかもしれないけど、
「仕方ない、助けてやろうか」と思ってくれる社員もほんの少しは出てくると思うので。
自分が去るとき、
一人でも多くの社員が残念がってくれるように頑張ります(笑