
問いをつくれ。
社長ブログ
プロセスを知っているからこそ盛り上がる
競歩の鈴木選手がリオ五輪を断念するそうです。
男子20キロ競歩の世界記録ホルダー。
金メダルも期待されていました。私なんて、
ケガで東京マラソン出れないかもしれないくらいで、
こんなにも凹んで、やさぐれているのだから、
鈴木選手の無念さは察して余りあります。スポーツって、
こうやって試合までのプロセスや背景を知っているから、
感情移入できて、試合当日が待ち遠しくなります。
昔のプロレスとか、その典型ですよね。それに対して、公募やコンテストって、
受賞までのプロセスは、
完全に知らないところで進んでいくので、
いまひとつ盛り上がりに欠ける。
そうでないものと言えば、
アイドルオーディション番組くらいです。公募やコンテストも、
当事者と第三者が「プロセスを共有する」ことができれば、
もっと盛り上がるでしょうね。今年はもらえた
2016-02-12社内の女子メンバーから男子メンバーにチョコレートが配られました。
かなりウレシイデス。
去年はもらえなかったですからね(根に持っているわけではないです)。
心なしか、他の男子メンバーもちょっと嬉しそう。3月14日も気合入れていきましょう!
「無いと困る」存在
2016-02-09クラブmottomo会員だけが読める「裏公募ガイド」。
本日、その2回目が出ました。内容をちょこっとご紹介すると、
1) 新連載の裏側
2) 今月の限定情報 → メンバーだけが応募できる限定情報
3) 編集部5人が選ぶ「この公募がお気に入り!」 → キャラの違う5人がそれぞれの目線でレコメンド
3) 今月の必勝公募 → 応募数が少なかったり、入選数が多かったりの高確率情報
4) 今月の勝手にベスト「手紙・エッセイ編」 → 月替わりでジャンルごとに創作意欲くすぐる公募をご紹介
5) 公募ガイダーBLACKのここだけの話 → 時効?だから話せる裏話
6) 審査の裏側というラインナップ。
明日発信予定のメルマガでも書いているのですが、
2)~4)の公募情報って、
本来は「裏」じゃなくて、
「表」として雑誌やウェブサイトで伝えるべき内容じゃないかと思うんですよね~。公募・コンテストを楽しむ方々にとって、
「無いと困る」存在を意識して、サービス展開を図って参ります。今さら何を言っているのか
2016-02-042月9日発売の3月号が刷り上がって、手もとに来ました。
特集が童話ということで、
”クマ”のイラストを使った童話っぽいテイストの表紙で、
先月号とはまったく異なる雰囲気。それでふと思いました。
「こんなに雰囲気が違うと、リピート読者が書店で見つけられないかも」
ある時は、タレントさんの顔写真、
ある時は、ポップなイラスト、
そしてまたある時は、読者から募った絵画をベースとしたシンプルな表紙ただただ「どうすれば書店やコンビニで目に留めて頂けるか」ばかりを意識して、
色々と試してきましたが、
号毎のテイストが違い過ぎて当事者ですら書店で見つけられない始末。読者の7割はリピートなのだから、
まずはこの方々を迷子にさせないことが最低限の要件です。
ようやくそんなレベルのことに気がつきました。できたその時から陳腐化は始まる
2016-02-01ウェブサイトをリニューアルし、
「公募ガイドONLINE」となってから1年ちょっと。たった1年ですが、早くもツギハギ感が出てきています。
(例えば、赤〇の部分。ちょっと見にくくてスミマセン)「組織は、できた瞬間から陳腐化する」と言いますが、
ウェブサイトも、
テクノロジーの進化や、自社のサービスが拡張するに伴って、
あっという間に陳腐化してしまいます。公募ガイドのサイトも、
仮に今年中にリニューアルしたとしても、
2年間も同じ店構えでお客様をご案内していることになります。
それって「ちょっと進歩ないなー」という気がするので、
何とかしたいです。本日は校了日
2016-01-28本日、3月号の校了日(締切り)でした。
雑誌の編集に限らず、
締切りが過ぎるとほっと一息です。私が関係する締切りとしては、雑誌の校了より、会社の決算。
もうすぐ年度決算が確定し、
そしてその後、銀行交渉という流れなので、
またちょっとピリピリします。それにしても、最近、余裕ないです。
そういうのがメンバーにも伝わっているのかな…
伝わっているでしょうね、きっと。主催者も工夫が必要
2016-01-27「健康」や「美容」を理由にマラソンを始める人は多いけれど、
それだけではなかなか続かなくて、
「レースで結果を残したい」とか、
「自己研鑽」とかのウェイトが大きくなってきた人の方が続く、
というようなリサーチ結果をみた記憶があります。一方で、公募・コンテスト。
「賞金」だけが目的の人はあんまり続かなくて、
「創作を通じて自己表現したい」とか、
「誰かに認められたい、評価されたい」という人の方が続く傾向にあるようです。マズローの欲求でいうところの、
高次の欲求であればあるほど、頑張り続けることができる。
趣味でも、仕事でも、何でも。換言すれば、
主催者がコンテストを企画・設計する際は、
応募者の自己実現や承認欲求をくすぐる工夫をすることが、
成功へのポイントです。
※マズローの5段階欲求攻めと守りのジレンマ
いつも会社で、
「既存路線の延長に生き残りはない。まるっきり違う選択肢を考えよう」
と言っています。ですが、
みんなにそう言いながら、「変化がマイナーチェンジに留まるのは、結局は自分のせいだ」
とも感じています。
基本、保守的なタイプ(と自分では思っている)なので、
守るべき収益の最低ラインを決めて、その制約の中で戦略と計画を立てます。
(今のところ)成長志向で”分不相応な”投資やリスクテイクをすることはなく、
まずは従業員とその家族の守りを優先するスタイルです。堅実経営と言えばそうなのですが、
このやり方では人が驚くようなとんでもない飛躍は難しい。
バクチみたいな経営は考えものだけど、
かと言って、守り重視では大きな成長もない。
でも、やっぱり会社を潰したら終わりだ…結局は、攻めと守りのバランス。
どのタイミングで、どこに、どれだけベットするか。
経営センスを問われています。なぜ公募ガイドは去年より売れたのか?
出版月報によると、
2015年の雑誌販売は昨対91.8%(▲8.2%)となったようです。一方、我らが公募ガイド。
昨対100%を超えて2015年を終えることができました(ちょっとだけですけど…)この厳しい環境下、
どうして去年より売り上げを伸ばすことができたのか?・積極的なマーケティング活動で認知が上がった
・内容が劇的に面白くなった
・知り合いに売りまくった残念ながら、どれもちょっと違います。
答えは、「去年より、たくさんお店に並べて頂いた」からです。
国内の大半の雑誌は、
取次(とりつぎ)と呼ばれる問屋さんを通して、書店さんに配本されます。
で、近年の実売率はざっくり6割と言われているので、
10冊置けば、6冊売れて、4冊が返本されている状況です。返本コストは取次さんの負担なので、
取次はこの4冊の返本コストを減らすべく、
「売れる6冊分だけ置きましょう。その方がお互い無駄がないので」となり、
次回は6冊が配本されることになります。ここがポイントで、
6冊配本だと6冊は売れなくて、
6冊の6割、つまり3~4冊しか売れないのです。
そしてこれを繰り返すことで、市場は加速度的にシュリンクしていく。
これが雑誌市場が急速に落ち込んでいる一因であろうと、
私は分析しています。換言すれば、
縮小市場で6冊をキープしたいと思えば、
11冊、12冊と以前より多くの本を並べなければならない。
そしてこの増加配本コストは、別の経営努力で削減する。
これが昨年の公募ガイドの取り組みです。特に問屋さんにおいては、取扱いボリュームが命と思いますので、
足もとの返本コストに目を奪われ、
自ら取扱いを減らすというのは、中長期的には致命的だと考えています。
(版元には「コンテンツ」という強力な武器がある)「取扱い高は極力キープし、取引コストを極小化しよう」
業界全体として、そういう動きにならないかなー。
用語の問題ではなく、前提認識の違い
2016-01-15今日は月例の全社ミーティング。
新年度に入って第1回目なので、
昨年度の振り返りと今年度の事業計画を全員で共有しました。就任当初から、できるだけ財務やコンサルの専門用語を使わずに、
平易な言葉で伝えてきたつもりでしたが、
1年くらい経って、
「あー、僕の言っていたことって、実はほとんど伝わってなかったんだ」
とわかりました。それは用語の問題ではなくて、前提の理解不足。
私は「当然、これくらいはできているだろう」という思い込みで、
いろいろと指示を出していたのですが、その認識が間違っていた。例えば、雑誌の売行分析をして欲しい時、
「最近3か月の配本パターンを分析して下さい」
ではダメだと思ったので、
「都道府県別、書店チェーン別、書店規模別のくくりで、売れている順に並べて下さい」
とお願いしたのですが、いつまで経っても上がってこない。「どうしてできてないんですか?」としつこく問い質したところ、
実は”エクセルが使えなかった”最近は個々のメンバーのスキルやキャラクターがようやくわかってきたので、
そういうことは減ったと自分では思っているのですが、
それでもちょくちょく起こります。
まだまだ距離があるということなのでしょうか、お互いに。