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社長ブログ
答えを探すな。
問いをつくれ。

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  • 締切りが近いので、バタついてまして

    2016-06-30

    7月9日発売の公募ガイド8月号は、
    今日が校了日です。

    締切りが近づくと編集部はどんどん忙しくなってきますが、
    直接的には関係ない人までも、
    「締切りが近いので…」なんて言い訳をしたりします。

    決算とかもそうですね。
    本当に忙しいのは経理スタッフだけなのに、
    関係ない役員が、
    「決算が近いのでちょっとバタついてまして。」

    まあ、挨拶なのでいいんですけどね。
    でも自分はそう思ってしまうので、使わないように心掛けています。

  • それなりに賑わっていましたが

    金曜日、公募ガイドのメンバーとボーリングに行きました。

    手もとにある「レジャー白書2013」によれば、
    ボーリングって2004年くらいまでは、
    余暇スポーツとして人気No.1の存在だったんですね
    (参加人口は3,200万人で第1位。キャッチボール・野球で1,690万人、卓球で1,270万人)。

    それが右肩下がりで市場は縮小し(2004年の半分以下)、
    最近では、ジョギング、体操、トレーニングなどの、
    「一人でできる」スポーツへと人気が移りつつあるようです。

    で、金曜日の結果ですが、
    2ゲームやって、2回とも110台だったような。
    もうちょっとやれると思ったんですが…

  • 「おかゆ文章」だけでは血肉にならない

    美大の通信教育には、
    作品を作るような課題ばかりではなくて、
    普通の大学のようなレポート課題もあります。

    当然、その過程で「参考文献を読み漁る」必要が出てくるのですが、
    これに意外と苦戦しています。

    今、読んでいるのが、「芸術による教育(ハーバート・リード)」。

    1940年代に書かれたものですが、ちょっと哲学的でなかなか理解できない。
    気付いたら空白のまま数行進んでいて、
    また慌てて戻る、を繰り返しています。

    最近のSNS系の文章に代表される、
    「パッと見て、スッと入る」読み捨て系の文章とは真逆の世界。
    私自身、雑誌やウェブ媒体を運営する立場として、
    ”ひと目でわかる”文章を書くことを心掛けてきましたが、
    そういう文章って、
    食べやすいけど血肉にならない「おかゆ文章」ですよね。

    これに対して、
    学術系の文献は、ぱっと読んだだけでは全く理解できなくて、
    じっくり読み解きながら、ちょっとずつ理解を深めていく感じ。

    いいね!で手軽に繋がるコミュニケーションもいいですけど、
    時間をかけて「読み手」が「書き手」に歩み寄るコミュニケーション、
    大事ですよね。

    ということで、頑張って続きを読むことにします。

  • 公募形式がそぐわないものもある

    2016-03-01

    民主党と維新の党の合流で、
    新党名を世論調査や公募で決めたいとの意見が出ているようです。

    もし本当にそうなってしまったとしたら、
    「もう、終わっているな」と思います。

    政党名って、
    意を同じく集う政治家たちの熱い思いや決意の象徴でしょう?

    それを人から募集したり、大衆にお伺いを立てたりって、
    その集団やリーダーが、
    「自分たちには軸もポリシーもございません」と告白しているようなもの。

    公募はとても合理的な仕組みではありますが、
    使い方を間違えてはいけません。

  • プロセスを知っているからこそ盛り上がる

    競歩の鈴木選手がリオ五輪を断念するそうです。

    男子20キロ競歩の世界記録ホルダー。
    金メダルも期待されていました。

    私なんて、
    ケガで東京マラソン出れないかもしれないくらいで、
    こんなにも凹んで、やさぐれているのだから、
    鈴木選手の無念さは察して余りあります。

    スポーツって、
    こうやって試合までのプロセスや背景を知っているから、
    感情移入できて、試合当日が待ち遠しくなります。
    昔のプロレスとか、その典型ですよね。

    それに対して、公募やコンテストって、
    受賞までのプロセスは、
    完全に知らないところで進んでいくので、
    いまひとつ盛り上がりに欠ける。
    そうでないものと言えば、
    アイドルオーディション番組くらいです。

    公募やコンテストも、
    当事者と第三者が「プロセスを共有する」ことができれば、
    もっと盛り上がるでしょうね。

  • LEDほどの効果が出ると嬉しい

    わが家の照明は、すべてLED電球を使っています。

    3~4年くらい前、理事会で相談して、
    マンション共用部分の一部電球(確か50個くらい)をトライアルでLEDに交換したら、
    年間で20万円くらい電気代を節約できました。

    LED電球は高いので、ちょっと初期費は掛かりますが、
    公募ガイドと同じで、「でもらくらく元がとれちゃう!」。

    最初の業者からの提案では、
    「単に電球を交換しただけではダメで、
    土台となるソケットも合わせてやらないと効果が出ない」
    ということでしたが、そんなことはありませんでした。

    この結果を受けて、自宅も全部LEDに交換したわけです。
    白熱電球と比べると、明るさの感じがシャープな印象ですが、
    慣れの問題ですぐに解決します。

    この4月から、電力小売全面自由化がはじまります。
    LED以上に節約できるか、
    ちょっと調べて試してみたいと思います。

  • なぜ公募ガイドは去年より売れたのか?

    出版月報によると、
    2015年の雑誌販売は昨対91.8%(▲8.2%)となったようです。

    一方、我らが公募ガイド。
    昨対100%を超えて2015年を終えることができました(ちょっとだけですけど…)

    この厳しい環境下、
    どうして去年より売り上げを伸ばすことができたのか?

    ・積極的なマーケティング活動で認知が上がった
    ・内容が劇的に面白くなった
    ・知り合いに売りまくった

    残念ながら、どれもちょっと違います。
    答えは、

    「去年より、たくさんお店に並べて頂いた」からです。

    国内の大半の雑誌は、
    取次(とりつぎ)と呼ばれる問屋さんを通して、書店さんに配本されます。
    で、近年の実売率はざっくり6割と言われているので、
    10冊置けば、6冊売れて、4冊が返本されている状況です。

    返本コストは取次さんの負担なので、
    取次はこの4冊の返本コストを減らすべく、
    「売れる6冊分だけ置きましょう。その方がお互い無駄がないので」となり、
    次回は6冊が配本されることになります。

    ここがポイントで、
    6冊配本だと6冊は売れなくて、
    6冊の6割、つまり3~4冊しか売れないのです。
    そしてこれを繰り返すことで、市場は加速度的にシュリンクしていく。
    これが雑誌市場が急速に落ち込んでいる一因であろうと、
    私は分析しています。

    換言すれば、
    縮小市場で6冊をキープしたいと思えば、
    11冊、12冊と以前より多くの本を並べなければならない。
    そしてこの増加配本コストは、別の経営努力で削減する。
    これが昨年の公募ガイドの取り組みです。

    特に問屋さんにおいては、取扱いボリュームが命と思いますので、
    足もとの返本コストに目を奪われ、
    自ら取扱いを減らすというのは、中長期的には致命的だと考えています。
    (版元には「コンテンツ」という強力な武器がある)

    「取扱い高は極力キープし、取引コストを極小化しよう」

    業界全体として、そういう動きにならないかなー。

  • 掃除がしたい理由

    今宵は昨日にも増してお休みモード。
    今日で仕事納めという方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?
    (当社にもちらほら)

    周りがそういう雰囲気だと、
    年明け納期の仕事も溜まっているのに、
    「ひょっとしたら、自分も大丈夫なのかも」と、
    何の根拠もなく思ってしまったり。

    もしかしたら、
    年末にオフィスの断捨離をやりたくなるのは、
    一年のすすを払って清めたいからではなく、
    試験前に無性に部屋の掃除がしたくなる、
    そっちの感情からなのかも。

  • 結果発表の季節になりました

    夏場がコンテストや公募の募集シーズンとすれば、
    この季節はそれらコンテストの結果発表を向える時期です。

    今回は、
    是非読んで頂きたい受賞作品を2つほど、
    ご紹介したいと思います。

    ひとつめは、
    「全国小・中学校作文コンクール」で文部科学大臣賞となった「夢の跡(高田愛弓さん、静岡サレジオ中)」。
    既にいろいろなメディアで話題となっているので、読まれた方も多いかもしれません。
    「父が、逮捕された。」という書き出しで始まるこの作品、
    「えっ、これ本当に中2の子が書いたの?」というものすごいレベルです。
    文章力や洞察力もさることながら、私個人的には、
    「どういう育て方をすれば、これだけ力強い子供が育つの?」
    ご家庭力、すごいです…

    ふたつめは、
    猪苗代町「母から子への手紙コンテスト」の大賞作品(武藤恵美子さん、愛知県)。
    子猫を拾ってきた当時中学生の息子さんを怒鳴ってしまった話で、
    結果的に家族の一員となった猫を媒介として、
    子どもの優しい気持ちを否定したことへの後悔が綴られています。
    ぶっきらぼうな文調が、
    逆に家族への愛情を飾らずに表現していて、とてもいいです。

    是非、読んでみて欲しいです。

  • サラリーマン取材のメッカ

    昨夜は今年の忘年会第一弾でした。

    場所は新橋。
    待ち合わせのSL広場では、何社かのテレビクルーのチームがサラリーマンを取材していて、
    「自分のところにこなければいいな」と考えながら、その場を離れました。
    (10年以上も昔ですが、同じ場所でインタビューされ、翌朝の番組に出てしまった経験があるのです)

    忘年会のメンバーとは、約一年ぶりでしたが、
    中間管理職の悲哀とか、家庭でのお父さんのポジショニングとか、
    ”新橋らしい”ネタで盛り上がりました。
    まさにサラリーマン川柳の世界です。

    ちなみに、昨夜の新橋は思ったほどは混んでなかったです。
    これからだんだんとシーズンに入っていくのでしょうね。