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「おかゆ文章」だけでは血肉にならない

美大の通信教育には、
作品を作るような課題ばかりではなくて、
普通の大学のようなレポート課題もあります。

当然、その過程で「参考文献を読み漁る」必要が出てくるのですが、
これに意外と苦戦しています。

今、読んでいるのが、「芸術による教育(ハーバート・リード)」。

1940年代に書かれたものですが、ちょっと哲学的でなかなか理解できない。
気付いたら空白のまま数行進んでいて、
また慌てて戻る、を繰り返しています。

最近のSNS系の文章に代表される、
「パッと見て、スッと入る」読み捨て系の文章とは真逆の世界。
私自身、雑誌やウェブ媒体を運営する立場として、
”ひと目でわかる”文章を書くことを心掛けてきましたが、
そういう文章って、
食べやすいけど血肉にならない「おかゆ文章」ですよね。

これに対して、
学術系の文献は、ぱっと読んだだけでは全く理解できなくて、
じっくり読み解きながら、ちょっとずつ理解を深めていく感じ。

いいね!で手軽に繋がるコミュニケーションもいいですけど、
時間をかけて「読み手」が「書き手」に歩み寄るコミュニケーション、
大事ですよね。

ということで、頑張って続きを読むことにします。