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プロ野球選手の移籍に思う
今日のブログ、
公募ガイド的には「高輪ゲートウェイ」に触れるべきなんでしょうけど、
それは別の機会に譲るとして(きっと誰かが面白い記事にしてくれてるでしょうし)。話はぜんぜん変わりますが、
この時期、
プロ野球は契約更改や移籍のニュースで盛り上がりますが、
生え抜き選手が高額の契約金で資金力のあるチームに移籍するのを見ていると、
ついつい自分の会社のことと置き換えて考えてしまいます。つまり、何もできない稚児のような選手が、
ようやく一人前の仕事ができるようになってきたと思ったら、
あっさり「お世話になりました。次に行きます。」と。いつも社内では「市場価値のある人間になれ」と言っていて、
「いつでも転職できるように、自分のスキルを上げていけ。
その結果、優秀な人材を引き留められないのは、会社の責任だから」
と格好をつけているのですが、
プロスポーツ選手の移籍会見などを見ていると、
「あんなに一所懸命に育てたのに…」
という球団目線でものごとを考えている自分がいて、
たぶん、本音ではそっちなんでしょうね(笑スポーツの世界だと、移籍金はビジネスになるのと、
契約関係もわりとドライですが、
もっとウェットな普通の企業活動においては、
なおさらそう。自分と同じ舟に乗ってくれる仲間を、
いかに増やせるか。
「経営って、ほんと自分磨きだな」といつも思います。事件に思う
日産の事件、驚きました。
全容の解明はこれからでしょうけど、
20年に渡る長期政権の弊害が問題視されています。「長年の統制に負の側面」
「行き過ぎた権限の集中」公募ガイドに来てから4年半。
仮にあと15年、公募ガイドの社長を務めたとしたら、
やはり何らかのひずみが出てくるのでしょうか。
(出るでしょうね、間違いなく)事件がトップの油断とか慢心から生じるものだとすれば、
今の自分は日々を追いかけるのに必死で、
油断も慢心も入り込む余地はありません。でも、それ以外の要因から発生するものだとすると、
それには今、私本人は気づいてないので、
気づいた周囲の人が指摘できる体制がいる。
裸で歩き回っているのは、恥ずかしいことだから。終わり良ければすべて良し
人と話をするとき、
意識しておきたいことがあります。それは、
「ネガティブな情報は前に、ポジティブな情報は後に」
話すということ。例えば、営業のMさんについて、
女子社員2人が噂話をしていたとします。パターンA:Mさんって頑張ってるけど、ミスも多いよね。
パターンB:Mさんってミスも多いけど、頑張ってるよね。どちらのパターンも、
「Mさん=ミスも多い&頑張っている」という事実を話しているのに、
Aは否定的、Bは肯定的な印象を受けます。これ「ピーク・エンドの法則」とか「新近効果」と呼ばれる心理現象で、
言い換えれば「終わり良ければすべて良し」だから、
旅行から帰ってきたときは、「疲れたけど、楽しかったね!」
高級中華でお食事会のあとは、「高かったけど、美味しかったね!」これを逆に言うと、
後味が悪い終わり方になってしまいます(笑ちょっと意識するだけで、
周りの人がハッピーになったり、不愉快になったり。
自分も気をつけよう…セ・パの差に思う
日本シリーズはソフトバンクでした。
リアルタイムではほとんど見ていませんが、
スポーツニュースなどでみる限り、
「強いな」という印象を受けました。
下剋上とは言え、二連覇ですしね。これでパのチームが6年連続勝っていることになり、
この10年でもパが8度の日本一。
交流戦もパが9年連続で勝ち越しらしいので、
セ・パの実力差は明らかです。DH制(ある方が強い)、人気(ない方が強い)、親会社の資金力(ない方が強い)などが要因と言われていますが、
結局は高い次元でライバルと切磋琢磨し、
長期目線で地道に選手を育てているチームが、
力をつけているということ。セリーグで広島がぶっちぎりだったのも、
資金力がないが故の自前主義の成果ということなのでしょう。当たり前と言えば、当たり前の結果ですが、
ということは、資金力のない当社でも、
きちんと人を育てていけば何とかなるということです!明日の渋谷
2018-10-30ハロウィーンを前に、
渋谷が物々しい雰囲気になっています。先週の土曜日に渋谷に行く機会があり、
小一時間ほど街を歩きましたが、
人は多いし、なんだか変にテンションが高い感じで、
既にちょっと怖い感じがしました。警官の配置数は例年の4倍、約800人という報道もありますが、
あの雰囲気の延長で明日の本番を迎えるとしたら、
そのぐらいの体制でもカバーし切れないかもしれません。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ではありませんが、
集団心理が悪い方に働くと、
軌道修正できないまま間違った方向に突き進んでいってしまうので、
行政に依存するだけでなく、
個人レベルでもリスクマネジメントしておく必要があります。多浪君はダメ人間なのか
2018-10-24医学部の入試で、
女子や多浪生が不利に扱われていたことがニュースになっています。私も二浪しているので、なんか切ないですね…
同じ下宿にも医学部志望の五浪兄さんや三浪兄さんもいましたし。
(結局、受かったんだろうか…)とかく「コスパ」重視の世の中、
効率よく成果を出せるかどうかが最上位の価値基準。大学の研究は応用重視で、
基礎分野の予算が減少傾向にあったり、
人文系学部の廃止論が出てきたり。今回の件も、多浪している学生より、現役で同レベルに達している学生の方が、
(入試という点において)生産性が高いという判断なのでしょうね。確かに目先の経済の活性化は国として重要施策だし、
企業活動にしても、
資金に恵まれた一部の企業を除けば、
たいていの経営者は足元の業績を追いかけながら日々過ごしています。だから、最短距離で効率よく結果を出せるやつって、
どこの世界でも使いやすいし、欲しい人材でもある。でもなあ、
なんか違う気がするんですよね。私も毎年の業績にコミットしなければならないので、
現実的には効率を重視せざるをえないのだけれど、
もし「今から100年を保証してあげるから、公募ガイド社を好きにしていいよ」
と言われたら、
生産性なんて無視して、
「100年後に価値ある会社」というその一点だけを考えて、
自分に任された5年なり10年なりを過ごすと思うんです。その時に欲しい人材って、
コスパのいい奴じゃなくて、もっと別の素養のある奴。
多少効率が悪くても、
腰を据えてものごとにじっくり取り組めたり、
とんでもない発想の持ち主だったり。だから国や社会の超長期的ビジョンのなさが、
短絡的な価値観(=コスパ重視)の人材を育てる土壌になってしまっているのでは、
と思えるのです。まあ、結果は出せないわ、
時間を掛けて考えることもできないわ、
そんなやつはどんな時代になってもダメだと思いますが。服部文祥さん
最近のお気に入りは、
サバイバル登山家の服部文祥さんの日経新聞のコラム。サバイバル登山とは、
できる限り装備を持たず(米と調味料と釣り道具程度で、燃料やテントすら持たない)、
自給自足で山を登るスタイルらしい。”もし図鑑に記されている知識が頭の中にあれば、私は図鑑を持つ必要はない。知識とは重さや嵩(かさ)がないのに、大きな力を持つという意味で、鍛錬して身につけた特殊能力と同じく、美しい。野生環境において、バカや無能とはそれだけで負担重量なのである。”(2018/8/18)
”技術、経験、知識、装備、体力。登山は人間活動の縮図であり、必要とされる要素はたくさんある。なかでも何がいちばん重要かと問われたら「体力」である。身もふたもないが、正直なところだ。心技体がバランスよく充実しているのが理想だが、知識や装備で、体力をカバーするのは実際のところ難しい。
一方、体力は他のことをカバーすることができる。ゆっくり丁寧にやる、何度もやる、長時間がんばるなど、体力は他の分野を、文字通り力技で補うことができる。”(2018/10/13)”山ではきっちり自分の身体能力分しか移動できない。よい道があれば1時間で4キロ。道がなければその半分以下。機械は燃料さえあれば長時間動くが、肉体はそうではない。速く歩いても、ゆっくり歩いても、一日に歩ける距離はおおよそ決まっていて、長期の旅ではたとえば天気がいいからと無理して長く歩いても、結局翌日以降に疲労感としてシワよせが来て、トータルの出来高は同じになる。
これは仕事にも当てはまるらしく、残業をしても翌日の能率が落ちるので、トータルすると出来高は変わらない、という調査結果がアメリカにある、とどこかに書いてあった。”(2018/10/6)上記は引用ですが、
私たちの日々の生活やビジネスにも通じるものがあり、
研ぎ澄まされるからこそ到達できる真実だと思います。
とてもいいコラムなので、ご紹介しました。消えゆくコミュニケーション手段
日比谷線の八丁堀駅で、こんなものを見つけました。
一般客が自由に書き込める黒板タイプの「伝言板」です。
「これのどこが珍しいの?」と思う人は40代後半以上、
「何これ?」と思う人は平成世代でしょう。実は私、1年くらい前に美大の制作物の素材として、
駅の「伝言板」や「忘れ物」の掲示板を探したことがあります。
その時は近くの駅で全く見つけることができず、
鉄道会社や官公庁・自治体に問い合わせてみたところ、・モバイル通信の発達や個人情報保護の観点から、伝言板は撤去してきている。
・拾得物掲示については、”なりすまし”の問題もあった。
・正確には把握していないが、都内の駅で残っている駅はないのではないか。
・地方に行けば、まだ残っているかもしれない。というようなことだったので、
都内の駅の伝言板は絶滅してしまったものと思い込んでいました。それが今日、東京の真ん中、八丁堀で思わず出会い、
「おおっ、伝言板!しかも(ホワイトボードではなくて)黒板タイプ!」
とひとり盛り上がる(笑※そのとき制作した意見広告(新聞を想定)↓
このキービジュアルの素材写真として使いたくて、都内の伝言板を探し歩いた。そうそう、「消えゆく掲示板」と言えば、
こちらにも触れないわけにはいきません。現在移転中の築地市場で使われていた拾得物掲示板。
カンパチ、シマアジ、タコ、イクラが落とし物として届けられるなんて、
市場ならではですよね。
スイカも(カード)と追記しないと、
ここでは丸くて甘い方を連想してしまいます(笑この掲示板機能が豊洲市場ではどうなるのか、
それはそれで興味があります。気になるCM
あるレモンチューハイのCMで。
---編集長(女性)とライバル誌編集長(男性)が居酒屋でサシ飲みしている
男:「レモンのチューハイは甘いから食事に合わない」
女:「そういう固定観念に凝り固まってるから、アンタとこの雑誌は落ち目になる」
男:(グイっと飲んで)「こっ、固定観念が…。」はじめてみた時、
男性の方だけが編集長かと思ったので、
「編集長って、世間的には固定観念に凝り固まった象徴なんだ」
と思いましたが、
何度か見ていると女性の方も編集長でした。固定観念に凝り固まっているのも編集長なら、
新しい価値観を提案するのも編集長、
ということなのですね、これ。出版社や新聞社を舞台としたCMってたまに見ますが、
デスクが書類で山積みだったり、
徹夜続きで小汚いスーツに無精髭だったり、
編集長が煙草ふかしながら原稿を突き返したり、
そういうのがステレオタイプ。公募ガイド社はまるっきりそんな感じではないので、
オフィスをご覧になられた方に、
「イメージと違う」と言われることも多いですね。ま、いずれにしても、
登場人物がW編集長ということで、
どこか気になるCMなのです。次が来ているらしい
昨夜の台風の影響で、
今朝の東京は通勤が大変なことになっていました。原則全員参加の月曜朝イチのオフィス清掃も、
参加者は少なめ。私はいつもの通勤ルートを早々に諦め、
迂回ルートでギリギリ定時に辿り着いた感じでしたから、
逃げ道なく混乱の渦に巻き込まれてしまった人は、
ちょっと辛かったでしょう。今日から10月で、秋本番という感じですが、
次の台風が近づいているとの情報もあり(しかも非常に強い台風25号)、
まだまだ落ち着きませんね。