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社長ブログ
答えを探すな。
問いをつくれ。

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  • LIFOはモヤモヤが残る?

    商品の在庫管理に、
    LIFOとFIFOという二つのアプローチがあります。

    先入先出がFIFO(First In First Out)
    後入先出がLIFO(Last In First Out)

    会計を学び始めたかなり初期段階で出てきた概念ですが、
    普段生活していて、
    「あっ、いまのFIFO」とか、
    「LIFOはだめでしょ」とか、思うシーンがよくあります。

    例えば、忘年会の二次会で5Fにある居酒屋さんの席を今から押さえに行くシーン。
    混雑したEVにギリギリ最後に駆け込んできたグループが、
    5F到着と同時に最初にEVを降り、
    従って最初に居酒屋さんの入り口に到着することになります。

    当然、居酒屋さんのウェイティングリストは、
    最後に駆け込んできたグループが最上位になり、
    最初からEVを待っていたグループは最後尾になってしまう。
    つまり、後入先出(LIFO)のパターン。

    これって、なんかおかしくないですか?
    1Fで最初にEVを待っていたグループこそ、
    最初にお店に入る権利があるはずなのに。

    あとはスーパーでヨーグルトを買うとき。
    日付が新しいものから買いたくなりますよね?
    これもLIFOで、
    食品の廃棄ロスが社会問題になっている昨今、
    何とかならないのかなと思ってしまう。

    会計的な在庫評価という面では、
    LIFO/FIFOそれぞれにメリット/デメリットがあるわけですが、
    私たちの日常生活においては、
    LIFOはモヤモヤが残るケースが多い気がしますね。

  • 事業に対する造詣と愛情が必須条件

    10年来通っている散髪屋さん。
    ずっと社長が切ってくれています。

    そう言うと、すごいVIP待遇のように聞こえますが、
    私が行きはじめた頃は2店舗しかなく、
    店長(=社長)がたまたま担当してくれたのが始まりです。

    いつも特に雑談などなく黙々とやってもらうのですが、
    他のスタッフさんから30店舗にまで増えたと聞いて、
    ちょっと話しかけてみました。

    「もう髪切らなくてもいいんじゃないの?」
    「いやいや、自分で切らないとダメなんですよ」
    「職人気質だから?」
    「それもあるんですけど、髪切れない社長の言うことなんか、スタッフ誰も言うこと聞きませんから。
    だから異業種から参入してくるケースも多いですけど、まあうまくいかないですね。
    自分、今でも売上げNo.1ですから、スタッフみんな黙りますよね、ハハハ」

    半分自戒を込めて書くとすれば、
    「プロ経営者」と呼ばれる人たちが失敗するケースは、
    その会社の事業に対する造詣と愛情不足が根底にあり、理論を振りかざしているだけではまずうまくいきません。

    そういう意味で、
    熱血技術者社長が奮闘する「下町ロケット」は、
    いかにもドラマ仕立てにはなっていますが、
    意外に会社経営の核心をついている気がします。

  • なんでだろう?

    今週もバタバタと終わったと思ったら、
    土日は卒制スクーリング。

    先週末の時点で、
    「平日の夜ちょっとだけ頑張って、
    少しでも完成度上げてスクーリング迎えたい。」
    と思っていたのに、
    気づけばスクーリングはもう明日。

    なんでいつもこうなるんだろう?
    そんなことってないですか?

  • 通っぽくて嬉しい経験

    先週末、秋葉原に行ってきました。

    お目当ては20cmサイズの中古スピーカー。
    ネットで探すと意外と高かったのと、
    手元に来るまでにそれなりに日数を要するので、
    秋葉原まで探しに行くことにしたのです。

    最初、ネットで目をつけていたお店に行ったのですが、
    店員さんがあまりに不親切なのと、
    思ったほど安くもなかったので、
    そこでは買わずに別のお店を探すことに。

    といっても、秋葉原に詳しいわけでもなく、
    スマホでお店を探しては、足を運んで商品をチェック、の繰り返し。
    4~5店舗くらいまわったところでいい加減疲れてきて、
    途方に暮れてしまう。

    一応、10cmサイズのはあるし、
    それで(卒制の)実験を進めようかなと思いかけた目の前が、高架下のラジオセンター。
    あのいかにも秋葉原っぽい、ごちゃごちゃした、
    電子部品専門店ばかり入っているビルです。

    ダメもとで足を踏み入れると、これがめちゃくちゃ面白い。
    何に使うか素人には全く見当もつかない部品ばかり売っているお店だったり、
    ネジだけしか売っていないお店だったり、
    見ているだけで楽しい(声を掛けられると困るので、長居はできませんが)。

    聞けば中古品のお店は2階に並んでいるとのことだったので、
    2階に上がると、1階と同じく、いい雰囲気を醸し出しています。

    cof

    「おお、なんか掘り出し物に出会えそうな雰囲気がビンビンする!」
    と思っていたら、本当にありました!

    1坪くらいのお店で、品数はそんなに揃ってないけど、
    これまでに見てきたお店と比べると断然安い!

    おじさんもとてもいい人で、
    いろいろと親切に教えてくれるし、
    半強制的だった20分の聴き比べタイムもご愛敬です。

    スピーカーの梱包材も、持ち帰り用の袋もなく、
    段ボールをビリビリ破って梱包し、
    個人的に頂いたであろうどこかの和菓子屋さんの紙袋に入れて、
    商品を手渡してくれました。

    cof
    ※購入したスピーカー。
    新品だと3万円くらいはするんじゃないでしょうか。

    <本日の買い物>
    20cmスピーカー1個(2,980円)
    スピーカーケーブル3mm*1m(330円)
    ワッシャー4mm*4個(20円)

    私、機械とか電子部品とか、まったく詳しくありませんが、
    あの空間で店員さんに、
    「4mmのワッシャー4つで」と20円払っている自分が、
    なんかそういうのに詳しい人になったみたいで、
    ちょっと嬉しかったのです。

  • まだ老視ではない?

    最近、本当に近くが見えにくくなりました。

    特にデザイン系の細かい作業をしていると、
    近視用の眼鏡を外さないとうまくことが進みません。

    「いよいよきたか…」と以前から思っていたのですが、
    老視の進行度合いを簡易的に測定できる眼鏡屋さんのサイトでチェックしてみたら、
    「老眼鏡は必要ありません」

    確かに、近点距離(※)は裸眼で15cm程度、
    眼鏡をつけても20cmくらいなので、
    老視の目安と言われる30cmにはまだまだ余裕があります。

    ちょっと嬉しい気もしましたが、
    基本的には自分の体感を信じる派なので、
    参考情報に留めます。

    これはもう、最近メディアにものすごく露出している、
    あのルーペを買うしかないのでしょうか。

    (※)はっきりと対象物を見ることのできる最も近い点。人差し指の指紋が見える距離が目安。

  • マンスリーサイクルで生活してしまっている

    今朝は家族につきあってマラソン練習。
    なんと5時起きです。

    走った距離も、ペースも、
    以前の私ならウォームアップにすらならないレベルですが、
    何よりここまで早起きすることが久し振りです。

    マラソン練習に励んでいた時は、
    早起きしたり、目標の時間にきちんと退社したり、
    ランニングが一日のペースを作る一つの役割を果たしていました。

    というのも、
    シリアスに記録を求めるタイプのランナーには、
    「走らないと遅くなってしまう」という恐怖心があって、
    それが毎日ランニングする強い動機となっているからです。

    そういう意味で、
    今はデイリー基準で一定の生活リズムを刻むための指標がなくなっていて、
    仕事にせよ、美大生活にせよ、
    マンスリーサイクルで締切りをこなす不規則な毎日になっています。

    デイリー基準で動くパターンと比べると、
    スピード感も落ちてくるし、
    何とかこの生活から抜け出さないと。

  • 服部文祥さん

    最近のお気に入りは、
    サバイバル登山家の服部文祥さんの日経新聞のコラム。

    サバイバル登山とは、
    できる限り装備を持たず(米と調味料と釣り道具程度で、燃料やテントすら持たない)、
    自給自足で山を登るスタイルらしい。

    ”もし図鑑に記されている知識が頭の中にあれば、私は図鑑を持つ必要はない。知識とは重さや嵩(かさ)がないのに、大きな力を持つという意味で、鍛錬して身につけた特殊能力と同じく、美しい。野生環境において、バカや無能とはそれだけで負担重量なのである。”(2018/8/18)

    ”技術、経験、知識、装備、体力。登山は人間活動の縮図であり、必要とされる要素はたくさんある。なかでも何がいちばん重要かと問われたら「体力」である。身もふたもないが、正直なところだ。心技体がバランスよく充実しているのが理想だが、知識や装備で、体力をカバーするのは実際のところ難しい。
    一方、体力は他のことをカバーすることができる。ゆっくり丁寧にやる、何度もやる、長時間がんばるなど、体力は他の分野を、文字通り力技で補うことができる。”(2018/10/13)

    ”山ではきっちり自分の身体能力分しか移動できない。よい道があれば1時間で4キロ。道がなければその半分以下。機械は燃料さえあれば長時間動くが、肉体はそうではない。速く歩いても、ゆっくり歩いても、一日に歩ける距離はおおよそ決まっていて、長期の旅ではたとえば天気がいいからと無理して長く歩いても、結局翌日以降に疲労感としてシワよせが来て、トータルの出来高は同じになる。
    これは仕事にも当てはまるらしく、残業をしても翌日の能率が落ちるので、トータルすると出来高は変わらない、という調査結果がアメリカにある、とどこかに書いてあった。”(2018/10/6)

    上記は引用ですが、
    私たちの日々の生活やビジネスにも通じるものがあり、
    研ぎ澄まされるからこそ到達できる真実だと思います。
    とてもいいコラムなので、ご紹介しました。

  • 100歳になっても

    週末、ある高齢者介護サービス事業者様が、
    ご入所者を対象として実施されたコンテストの展示会にお邪魔してきました。

    制作物は、俳句・川柳といった短文系から、
    絵画、書道、写真、クラフトまで多種多様。
    予め定められた「秋」というテーマにマッチしていれば、
    どんな創作ジャンルでもOKです。

    日ごろ作り慣れておられる方から、
    スタッフさんやご家族に誘われて何十年かぶりに筆を握ったという方まで、
    レベルも動機もバラバラ。

    こんなに創作ジャンルもレベルもバラバラなのに、
    不思議と全体としてはまとまった感じがありました。

    それはたぶん、
    作品が醸し出している人生の深さや哀愁のようなもの。
    テーマが「秋」なので、
    余計にそう感じたのかもしれません。

    そして個人的には、
    100歳を超えるご婦人とお話しできたこと。
    その年齢で、短歌を作って、自分で短冊に書き込めるなんて、
    自分はたぶん無理でしょう…
    まだまだ創作を続けて欲しいです。

  • やっと週末だ

    今週もやっと終わり。
    早かったけど、やることテンコ盛りで、やっと終わった感が強いです。

    だけどなんかちょっとだけ進んだな。
    会社経営なんて基本的には一進一退だけど、
    こうやって地道にやって行けば、
    少しずつは前に行くでしょう。

    週末はご招待いただいた2つのイベントに参加するのと、
    卒制の試作づくりに取り組む予定。
    こっちも進むといいです。

  • 着ていく服がない

    この夏はポロシャツとデニムの組み合わせで乗り切ってきましたが、
    秋らしい季節となり、
    さすがにそれでは肌寒く感じるようになりました。

    ところが今朝、
    「長袖シャツでいい感じのものを」着ようと思ったら、
    適当なものが見当たらない。

    洗濯中だったり、
    サイズが合わなかったり、
    襟や袖口がくたびれていて見すぼらしかったり。

    マラソンをしなくなって太ったことも大きいですが、
    ふと振り返ると、
    お気に入りのお店が閉店になってしまったこともあって、
    しばらく洋服を買っていないことに気づく。

    服を買わなくなるのもおじさん現象の一つだと思うので、
    気分転換に新しいお店を開拓したいところです。