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消えゆくコミュニケーション手段

日比谷線の八丁堀駅で、こんなものを見つけました。

IMG_20181010_124011

一般客が自由に書き込める黒板タイプの「伝言板」です。

「これのどこが珍しいの?」と思う人は40代後半以上、
「何これ?」と思う人は平成世代でしょう。

実は私、1年くらい前に美大の制作物の素材として、
駅の「伝言板」や「忘れ物」の掲示板を探したことがあります。
その時は近くの駅で全く見つけることができず、
鉄道会社や官公庁・自治体に問い合わせてみたところ、

・モバイル通信の発達や個人情報保護の観点から、伝言板は撤去してきている。
・拾得物掲示については、”なりすまし”の問題もあった。
・正確には把握していないが、都内の駅で残っている駅はないのではないか。
・地方に行けば、まだ残っているかもしれない。

というようなことだったので、
都内の駅の伝言板は絶滅してしまったものと思い込んでいました。

それが今日、東京の真ん中、八丁堀で思わず出会い、
「おおっ、伝言板!しかも(ホワイトボードではなくて)黒板タイプ!」
とひとり盛り上がる(笑

※そのとき制作した意見広告(新聞を想定)↓
このキービジュアルの素材写真として使いたくて、都内の伝言板を探し歩いた。
seisakubutsu

そうそう、「消えゆく掲示板」と言えば、
こちらにも触れないわけにはいきません。

tsukijishijou

現在移転中の築地市場で使われていた拾得物掲示板。

カンパチ、シマアジ、タコ、イクラが落とし物として届けられるなんて、
市場ならではですよね。
スイカも(カード)と追記しないと、
ここでは丸くて甘い方を連想してしまいます(笑

この掲示板機能が豊洲市場ではどうなるのか、
それはそれで興味があります。