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社長ブログ
答えを探すな。
問いをつくれ。

社長ブログ

  • どう決断するのか

    2021-05-25

    五輪まで2か月を切り、
    やるかやらないか議論を目にする機会が増え増した。

    海外から10万人強の関係者が参加し、
    国内もボランティアなど同じくらいの人が一か所に集まることを考えると、
    開催した時のリスクはあまりにも大きく、
    さらに東京五輪の売りのひとつだった「コンパクト運営」というのは、
    この状況下においては吉なのか凶なのか。

    いずれにしても、現状維持バイアスが働いているので、
    政府や都は簡単にはやめられないでしょうね。

    最終的にどう決断するのか、
    リーダーの端くれとして興味深いです。

  • そのKPI、いけるのか

    2021-05-13

    コロナワクチンの接種。

    1日当たり100万回打っていくと、
    すべての高齢者が2回目を打ち終えるのが7月末。
    というか、7月末に打ち終えるためには、
    逆算で1日100万回というKPI。

    現状が1日5万回に到達しないレベルなので、
    その20倍以上の工数とワクチン確保が必要だけど、
    普通に考えていきなりそこまで高いKPIを実現できるのか?

    ちょうど今、
    公募ガイド社内のMBO(目標管理制度)やってますが、
    目標は高すぎても低すぎてもダメで、
    精一杯ジャンプして届くか届かないかくらいがちょうどいい。

    ところでワクチン、
    私はいつ頃打てるようになるんでしょう?

  • 巣ごもり需要と一括りにしてはいけない

    2021-05-07

    最近、面白い分析を見ました。

    コロナ禍長期化にともなう「おうち志向」の変化なのですが、
    ランチや夕食を「内」でとる割合は、
    コロナ初期も今も変わらず高水準で推移しているものの、
    「内食」の中身が変わってきているというのです。

    どういうことかと言えば、
    最初のころは増えたおうち時間で手料理を作っていたのに、
    徐々に疲れてきたのか、手料理の品数は減り、
    同じ内食でもお総菜や冷凍食品の比率が増えてきている。

    ほかにもパン食が弱含みで和食化が進んでいたり、
    免疫力を高めるためか乳酸菌や大豆製品の摂取が増えたり、
    外食できないかわりに高級食材やお取り寄せをしてみたり、
    さらには食器や調理器具を新調して内食の充実に取り組んでみたり。

    巣ごもり需要と一括りにステレオタイプ化してしまうと、
    その実態が見えなくなります。
    私たちも観察と共感を常に意識したいと思います。

  • 情報共有が重要

    2021-04-26

    公園や道端のちょっとしたスペースで飲んでいる人、
    増えましたね。

    気持ちはわかりますが、
    感染防止の観点からはどうなんでしょうか?
    (ゴミの散らかしも気になる…)

    もう1年以上経ったのですから、
    政府や都には感染状況に関する具体的な情報やデータなどを開示して欲しいです。
    「外出を慎みましょう」「営業時間を短縮しましょう」といった判断結果を伝えるだけでなく、
    分析結果をきちんと情報共有することで人は自主的に行動抑制してくれるはずで、
    掛け声効果の逓減も防げると思います。

  • 再びの緊急事態宣言に思う

    GWを前にして、
    東京都が緊急事態宣言を要請する公算が高まってきました。

    まあ、状況考えると仕方ないですよね。
    五輪まで100日を切り、
    混乱の中で五輪をやるわけにもいかないでしょうし。

    経済学に「サンクコストの呪縛」というのがあります。
    それまで費やしてきた時間やお金(埋没費用=サンクコスト)がもったいなくて、
    本当はやめた方が合理的なのにやり続けてしまうことを言います。
    パチンコなどで「もうそろそろ出るだろう」とハズレ台で打ち続ける、あれです。

    五輪もサンクコストが大きいので簡単にはやめられないのだろうけど、
    「開催した時のマイナス」と「サンクコスト」の大小関係を、
    冷静に分析しなければならないタイミングなのかもしれない。
    それを決断しないといけないリーダーって、
    本当に辛い仕事だと思います。

  • 思わず立ち止まってしまうエスカレーター

    埼玉で「エスカレーターの立ち止まり条例」が成立しました。

    エスカレーターはもともと歩く前提には作られてないのに、
    急いでいる人のために片側を空けておくマナーのようなものがなんとなく浸透してますよね。
    両方ふさいで立ち止まっていて、
    後ろの人に舌打ちされた経験のある人も多いのではないでしょうか。
    (そういう自分もせっかちなので歩いてしまう派ですが…)

    ここはデザインの力で解決できないかなと思い、
    ナッジの発想で「ステップに足跡マークをつけたら」と考えましたが、
    そのアイデア、すでにありました…
    「じゃあ、思わず手を乗せておきたくなる手すりはどうだ」と思ったら、
    それもある…
    でも考えればほかにももっと面白いアイデアはありそう。

    埼玉県さん、東武鉄道さん、西武鉄道さん、
    「思わず立ち止まってしまうエスカレーターのアイデア」
    の公募はどうでしょう?

  • すごいな、池江選手

    池江選手が驚異的な回復で五輪に内定しました。

    医療関係者は「24年のパリ五輪をめざすことは可能」という見立てだったというので、
    2021東京の出場を勝ちとるというのは、
    その努力と関係者のサポートは普通じゃないレベルで、
    すごいとしか言いようがないです。

    一方でこんなこと書くと身も蓋もないのですが、
    「やっぱり生まれ持ったものの差は大きい」とも感じました。

    五輪レベルのアスリートになれば、
    誰もが尋常じゃない量と質の練習をしているはずで、
    池江選手だけが特別ではないと思うからです。

    二刀流で結果を出し始めた大谷選手も然り。
    仮に学生の私が大谷選手とまったく同じ練習をしたとしても、
    大谷選手にはなれない。

    そのあたりはクリエイティブな世界にも共通する気がしますが、
    別に池江選手や大谷選手みたいになるだけが人生でもなく、
    死ぬ時に「やり切ったな」と言えればそれでいいと思います。

  • 宴のあと

    毎朝、芝公園内を歩いてオフィスに向かうのですが、
    昨夜花見でもしたのか、
    ビールの缶やお惣菜のプラ容器など、
    今朝の公園にはゴミが散乱していました…

    東京も大阪も感染が再拡大しつつあり、
    コミュニケーション取りたい欲求や自粛疲れもあって、
    政府も自治体も人出が増えるのを防ぎきれない。

    飲食店への時短要請は一定の効果はありそうですが、
    お花見シーズンなので、
    屋外に集って飲食する人たちもいますしね。

    今日は年度初めの初金曜日。
    入社や異動でおそらく夜の街は賑わっていると思います。
    当社も4人以下の飲食は解禁しましたが、
    しばらくは必要最低限に留めたいと思います。

  • クロネコのロゴ

    ヤマトホールディングスが、
    1957年以来、初めてロゴマークを変えるそうです。

    ヤマトのロゴといえば、
    黄色の地に黒い親ネコが子ネコをくわえて運んでいるあれですが、
    基本路線はそのままに、
    よりシンプルなデザインになっています。


    ※【ヤマトグループ公式】ネコマークが、変わります。

    デザイナーは無印良品や蔦屋書店などのブランディングで有名な原研哉さん。

    新デザインについては賛否両論あるようですが、
    前デザインの存在感が大きいだけに、
    難しいプロジェクトだったんじゃないかと思料します。
    できれば制作意図とか、どこかで語って欲しい。
    (そういうの語らないか。プロは仕事がすべてなので)

    ちなみに原さんはムサビの先生でもありますが、
    残念ながら自分はお顔を拝見したことがありません。
    もうこれから教わることは難しいかもしれませんが、
    一緒にお仕事できる機会があれば最高なんだけど。

    そういうのも仕事をやっていくうえで、
    大きなモチベーションです。

  • 約束手形

    紙の約束手形が5年後を目途に廃止になります。

    「手形なんてナニワ金融道の話でしょ?」という感じかもしれませんが、
    私が社会人になりたての頃は普通に決済手段として使われていました。
    財務の隣の島では何百枚もの商業手形を管理していましたし、
    私もCP(コマーシャルペーパー)で資金調達する際は、
    数十億円単位で紙の手形を振り出していました。

    とはいうものの、仕事柄、目にする機会が多かっただけで、
    そうでもなければ、
    手形を手にする機会なんてそうないのかもしれません。

    手形は明治時代からの決済手段なので、
    「空手形を切る(できもしない約束をする)」とか、
    「裏書きする(保証する)」とか、
    慣用句として用いられることも多い。

    今後はそういうのも、変わっていくんでしょうか。