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巣ごもり需要と一括りにしてはいけない

2021-05-07

最近、面白い分析を見ました。

コロナ禍長期化にともなう「おうち志向」の変化なのですが、
ランチや夕食を「内」でとる割合は、
コロナ初期も今も変わらず高水準で推移しているものの、
「内食」の中身が変わってきているというのです。

どういうことかと言えば、
最初のころは増えたおうち時間で手料理を作っていたのに、
徐々に疲れてきたのか、手料理の品数は減り、
同じ内食でもお総菜や冷凍食品の比率が増えてきている。

ほかにもパン食が弱含みで和食化が進んでいたり、
免疫力を高めるためか乳酸菌や大豆製品の摂取が増えたり、
外食できないかわりに高級食材やお取り寄せをしてみたり、
さらには食器や調理器具を新調して内食の充実に取り組んでみたり。

巣ごもり需要と一括りにステレオタイプ化してしまうと、
その実態が見えなくなります。
私たちも観察と共感を常に意識したいと思います。