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社長ブログ
答えを探すな。
問いをつくれ。

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  • バウハウス100周年

    バウハウス(Bauhaus)って、聞いたことありますか?

    第一次世界大戦後、建築家グロピウスを初代校長として、
    ドイツのワイマールに設立された総合芸術学校のことです。

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    ※ Der Bauhaus Verbund 2019/ the Bauhaus Association 2019

    18世紀後半から起こった産業革命は人々の生活を物質的に豊かにしましたが、
    その品質は粗悪で、いわゆる「安かろう、悪かろう」の状態。
    すると当然、そのような粗悪な工業製品が大量に生産される状況に異を唱え、
    「機械化反対、中世の手仕事に回帰しようぜ」という人たちが現れ始める。
    アーツアンドクラフト運動(英)やドイツ工作連盟はその代表と言われます。

    バウハウスは、
    その流れを汲んでドイツ工作連盟出身のグロピウスが設立したもの。

    ナチスの弾圧により、たった14年で閉校となりますが、
    「芸術と技術の統合」をスローガンとしたその教育システムは、
    その後のモダンデザインに大きく影響を与えることになります。

    ところで、なぜバウハウスについて書いているのかと言えば、
    今年で創立100周年だから。
    本場ドイツはもちろん、世界のあちこちでイベントが開催され、
    日本でもいろんな催しが企画されているようです。

    bauhaus 100 japan
    Archives: Bauhaus 展

    バウハウスのデザインって、合理主義で機能主義的。
    経済性や科学性と芸術を結合させようとしたその思想も、
    かなり好きな考え方です。

    ドイツを訪れるのは難しいかもしれませんが、
    国内のイベントはいくつか行ってみようと思います。

  • 紙幣ってどこまで変わるんでしょうか?

    2019-05-15

    ちょっと前のニュースになりますが、
    紙幣(と500円硬貨)の刷新が発表されました。

    基本的には人物の変更を中心としたデザインリニューアルだと思うのですが、
    これだけ金融テクノロジーが進んでいる昨今、
    機能的にもこれまでにないものが追加されたりするのでしょうか?

    例えば、
    ・外出先から自宅にある現金の額を確認できる
    ・現時点でそのお金が誰のものか判別できる
    ・お札ベースで過去の現金の出入りをトレースできる

    まあ、ないですよね(笑

    小栗旬さんがやっていたカード会社のCMで、
    ”名前も書いてないのに、自分のお金ってどうやって証明できる?
    むしろ現金て不確実なんじゃない?”
    みたいなのがあったのですが(今もやってます?)、
    ニュースを聞いてそれを思い出しました。

  • 五輪チケット

    東京五輪のチケット抽選が始まりましたね。

    初日はすごいアクセスで、
    ウェイティングルームでの順番待ちはピーク時で約18万人に達したようです。

    そういえば、
    人気のマラソン大会にエントリーする時も、
    先着順に受付するようなレースだと、
    ウェイティングルームで1時間とか待たされたっけ。

    途中で接続が切れ、
    並び直しになってしまった時のあの絶望感を思い出します。

    今回のチケット販売は先着じゃなく抽選なので、
    繋がりやすいタイミングを見計らって、
    エントリーしたいと思っています。

  • 再スタート

    今日の話題と言えば、
    「令和初営業日」か「長いGW」か、どちらかでしょうね。

    後者は賛否いろいろあるようですが、
    個人的にはちょっとどうなのかなと思いました。

    みんな同じタイミングで休んで、同じようなスポットに出掛けるので、
    人の流れがオフィス街に向くか、観光地に向くかだけの違いで、
    結局、人混みのストレスは普段とそんなに変わらない(むしろ慣れなくて集中する分、疲れる)。
    移動や宿泊など、リフレッシュするためのコストも、普段より高くなりがちです。

    日本は公的休日が多く有休消化が低いといわれますが、
    それなら公的休日を減らして有休を増やし、
    世間とピークをずらした方がよっぽどいいですよね。
    例えば、毎週のお休みも、
    「土日定休」から「日曜+好きな曜日」の選択制にするとか。

    世間と稼働を合わせないと不効率という考え方もありますが、
    土曜も誰かが出社している状況になるので、
    逆に会社としての稼働日は増える。
    さらに平日休むのが当たり前になることで、
    有休取得に対する罪悪感のようなものも減り、
    受電やアポが減る土曜は集中して仕事もできるでしょう。
    個人としても、会社としても、
    そっちの方がよっぽどいい気がします。

    それから前者の令和。
    「それではみなさん、元号も改まったので、挨拶をしましょう」
    と朝一、全員集まってやってもよかったのですが、
    「浅田さんてそういうの好きだよね」
    と言われそうなので、やめておきました。

    まあ、そんなこんなでリフレッシュして再スタートです。

  • 平成最後の営業日

    2019-04-26

    平成最後の営業日。

    社会人になったのが、
    平成7年4月1日なので、社会人生活は丸24年。
    公募ガイド社に来たのが、
    平成26年5月1日なので、社長歴はちょうど5年。

    社会の変化という点において、
    ここ5年は同質な気もしますが、
    社会人一年目と今とでは、隔世の感があります。

    当時は就職氷河期だったこともあり、
    大企業に就職することがステイタス。

    「ベンチャー」より「アントレプレナー」という言葉の方がよく使われていて、
    起業はキャリアパスとしてではなく、
    例えば「アントレプレナーシップ」といった使われ方で、
    ある種の志向としてとらえられる傾向が強かったように思います。

    最近は就職先として官僚や銀行の人気が落ちたと話題になったり、
    万年赤字でもイケイケのベンチャーや、
    大手でも外資系やコンサルなどの若くして実力がつきそうな会社が選好されているイメージもあります。

    そういう意味では、
    平成はビジネスマンの「組織から個へ」の意識が進んだ時代。

    私自身、「会社の名前ではなく、自分の実力で食べていきたい」という思いでこれまでやってきたので、
    それでいいんじゃないかな~とも感じます。

    令和はその傾向がさらに強まるのでしょうか。
    何だか激変過ぎてよくわかりませんが、
    自分は自分、人は人。
    周囲に惑わされることなく、
    価値観だけは見失わないようにしたいです。

  • オンライン融資

    2019-04-17

    ネット銀行だけではなく、メガバンクなどでも、
    中小企業向けオンライン融資を拡大しているようです。

    ちょっと条件を見てみると、

    ・借入期間は1年以内
    ・無担保
    ・決算書は不要も、ネット口座の利用等の条件あり

    みたいな感じ。
    リーマンショック以降、
    米国では銀行の中小向け貸し渋りでオンライン融資が台頭しており、
    日本でもその流れが来ているようです。

    スピーディー、脱担保、脱決算書というトレンドは大歓迎ですが、
    如何せん、金利が高い!
    1~3百万円くらいの小口ローンで年利18%の商品もあるようです(しかも1年以内に耳を揃えて返さないといけない)。

    うーん、私は使わないですね。
    決算書だけでは把握できない企業の実力をネット取引等で補完し、
    良質の資金を提供できるというのならどんどん使いたいと思いますが、
    少なくとも当社のニーズには合わない。

    少し手間(+銀行対策)が必要であっても、
    長期・低コストで調達できるというなら、
    私はそっちがいいです。

  • 危機管理

    2019-04-16

    公募ガイドONLINEのお知らせに、
    GW中の営業スケジュールを掲載するということで、
    「10連休でいいんですよね」と確認されました。

    そういえば、
    先日、大手自動車メーカーに出向する仲間の送別会で、
    「5月7日からと思っていたら、5月2日からだった」
    と言ってたっけ。

    「カレンダー通りでお願いします」と回答したものの、
    心配になって内閣府のサイトで確認してみました。

    4/27(土)
    4/28(日)
    4/29(月)昭和の日
    4/30(火)祝日法第3条第3項による休日
    5/  1(水)天皇即位の日
    5/  2(木)祝日法第3条第3項による休日
    5/  3(金)憲法記念日
    5/  4(土)みどりの日
    5/  5(日)こどもの日
    5/  6(月)祝日法第3条第2項による休日

    ということで公式にも10連休。
    5/6は振替休日、
    4/30と5/2は「祝日と祝日に挟まれた平日は休み」という法律でお休み。

    こんなに続けて休むのって、いつ振りだろう?
    それより、本当にいいのかな?
    経済全体もそうですが、
    何より自分たちの会社にどんな影響がでるのか心配なので、
    リスクの想定はしておこうと思います。

  • 睡眠不足にはなりませんでしたが

    2019-04-15

    ウッズ、マスターズ制覇。

    開催中なのは知っていましたが、
    まったくマークしておらず、
    そのニュースを知ったのが、今朝の満員電車のスマホにて。

    もし知ってたら、
    睡眠不足は間違いないところでしたが、
    それでも見たかった。

    私がゴルフにはまっていたのは、ちょうどウッズ選手が全盛期の頃。
    アパレルをナイキでまとめたり、
    パターはスコッティキャメロンにしようか迷ったり(かっこいいけど難しそう)、
    アーニー・エルスやフィル・ミケルソンも強くて、
    スポーツ観戦として、フォームのお手本として、
    かなりの頻度で見ていました。

    プレーという面では、お金と時間の制約が大きいため、
    家庭を持ってから疎遠になってしまいましたが、
    なんか久し振りにやりたくなってきました。
    やはりウッズ選手が強いとゴルフは盛り上がります。

  • シンプルで深みのあるもの

    新しい元号が発表になり、
    その選定プロセスが徐々に明らかになってきました。

    漢字の持つ意味はもとより、
    天皇制など元号そのものの意義、
    社会や経済など将来への影響にも配慮するなど、
    根拠が広角かつ深奥で、単純に興味をそそられます。

    さらには、
    選定プロセスに関わった(と思われる)人達の苦悩などを見聞きすると、
    こちらまで息苦しくなってきます。

    こういった「パッと見はシンプルだけど、ものすごく含蓄がある」ようなものって、
    時間の経過とともにさらに深みを増していきます。

    自分がこの世から去るまでに、
    そういうものを生み出すことができるのか。
    たったひとつでいいから、
    自分で納得できるものを残したい。

  • 理系・文系という区分け

    2019-04-02

    ここ数か月、
    学生さんと話をする機会が爆発的に増えている中で、
    よく思うことがあります。

    それは今の大学の学部(≒専攻)って微妙だな、
    ということ。
    そう感じる理由は2つ。

    1つ目は、その人の適性と専門(あるいは職業)のミスマッチという観点。
    現状の日本の大学教育においては、
    多くの学部が理系・文系に分類されており、
    入学段階で学部を選択することになるのですが、
    高校1-2年の段階で自分の適性や将来の仕事を見極めて、
    専門を決められる人ってどれくらいいるんでしょう?

    たいていの人は受験科目と偏差値という制約のもと、
    何となく自分の志向をそれに添わせるような形で、
    受動的に大学や学部を選択するパターンになってしまうのではないでしょうか。
    結果、本気で職業を考える段になってミスマッチが起こる。
    そして就活においては、(一部の例外を除いて)企業側はそれを許さないのです。

    2つ目は、お決まりの解決策が通用しない世の中になっているということ。
    これだけ社会が複雑化してくると、専門知識が求められる一方で、
    幅広い知識や教養を土台に、
    色んな考え方やアプローチで問題解決を図る総合力が大事になってきます。
    換言すれば、従来型の学部の分け方が解決策やアイデアを狭めている可能性がある。

    その解のひとつがリベラルアーツ(教養)ということになると思いますが、
    私も今、美大でデザインやアートを学ぶ中で、
    これまでの経済・ビジネス一辺倒の考え方から、
    まったく違う視点の広がりを実感することが多くて、
    すごくいいんですね。

    そんなことを考えていると、
    就活生の多くが抱える窮屈さみたいなものは、
    今の学部の区分けにも一因があるような気がしてならないのです。