バウハウス100周年
バウハウス(Bauhaus)って、聞いたことありますか?
第一次世界大戦後、建築家グロピウスを初代校長として、
ドイツのワイマールに設立された総合芸術学校のことです。
※ Der Bauhaus Verbund 2019/ the Bauhaus Association 2019
18世紀後半から起こった産業革命は人々の生活を物質的に豊かにしましたが、
その品質は粗悪で、いわゆる「安かろう、悪かろう」の状態。
すると当然、そのような粗悪な工業製品が大量に生産される状況に異を唱え、
「機械化反対、中世の手仕事に回帰しようぜ」という人たちが現れ始める。
アーツアンドクラフト運動(英)やドイツ工作連盟はその代表と言われます。
バウハウスは、
その流れを汲んでドイツ工作連盟出身のグロピウスが設立したもの。
ナチスの弾圧により、たった14年で閉校となりますが、
「芸術と技術の統合」をスローガンとしたその教育システムは、
その後のモダンデザインに大きく影響を与えることになります。
ところで、なぜバウハウスについて書いているのかと言えば、
今年で創立100周年だから。
本場ドイツはもちろん、世界のあちこちでイベントが開催され、
日本でもいろんな催しが企画されているようです。
bauhaus 100 japan
Archives: Bauhaus 展
バウハウスのデザインって、合理主義で機能主義的。
経済性や科学性と芸術を結合させようとしたその思想も、
かなり好きな考え方です。
ドイツを訪れるのは難しいかもしれませんが、
国内のイベントはいくつか行ってみようと思います。