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応募フォームの離脱を減らすコツ|入力項目を絞る・スマホで試す

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著者:公募ガイド社 法人ソリューション部

こんにちは。公募ガイド社 法人ソリューション部です。私たちは、企業や自治体のコンテストの企画・運営をお手伝いしています。

「募集ページはそれなりに見られているのに、応募が思ったほど来ない」。そんなときは、応募フォームの途中で応募をやめている人がいるかもしれません。

まずは「フォームが開かれた回数」と「応募数」の差を見て、差が大きければ、入力項目の数と、スマホでの作品の添付を見直します。 離脱を減らす工夫は、EFO(入力フォーム最適化)と呼ばれることもありますが、専用のツールがなくても、事務局でできることはたくさんあります。

この記事では、フォームのPVと応募数から離脱を見る方法と、項目の絞り方、スマホでのテスト手順を紹介します。なお、フォームを「ステップ式」と「一括式」のどちらで組むかについては、ステップ式vs一括式:コンテスト特性別に見る理想的な応募フォームの設計方法で解説しています。

目次

  1. まず数字で見る:フォームPVと応募数の差
  2. 入力項目を絞る:「いつ使うか」で棚卸しする
  3. 作品の添付でつまずかせない
  4. スマホで試す:公開前のテスト手順
  5. フォームの前に、不安を減らす説明を置く
  6. 改善したら、前後で比べる

まず数字で見る:フォームPVと応募数の差

離脱を減らす前に、どこで人が減っているかを確かめます。見る数字は3つです。

数字分かること
募集ページのPVコンテストの内容を見に来た回数
応募フォームのPV「応募する」を押して、フォームを開いた回数
応募数最後まで入力して、送信した件数

読み方のパターン

状態考えられること見直す場所
募集ページPVは多いが、フォームPVが少ない内容を読んで、応募しないと決めた人が多い募集ページ(応募条件、賞、締切、作品の準備の手間)
フォームPVは多いが、応募数が少ないフォームの途中でやめている人が多いフォーム(項目の数、必須の数、作品の添付)
応募数は多いが、1人あたりの作品数が少ない複数点の応募を知らない人がいる「1人◯点まで応募できます」の書き方

この記事で扱うのは、主に2つ目の「フォームの中での離脱」です。募集ページの前で人が集まらない場合は、コンテストの応募が集まらないときの対策を先にご覧ください。

計算のしかた

フォームを開いた人のうち、応募した割合(目安)
 = 応募数 ÷ 応募フォームのPV × 100

見るときの注意

  • PVは「人数」ではなく「回数」です。 同じ人が何度も開くと、その分増えます。割合はあくまで目安として、回ごと・期間ごとの比較に使います
  • 締切の前には「下見」が増えます。 作品を用意する前に、何を入力するのかを見るためにフォームを開く人がいます。1日ごとの割合より、募集期間全体で見るほうがぶれません
  • 日別に並べると、変化が分かります。 項目を減らした日、説明文を変えた日を記録しておき、その前後で割合を比べます

入力項目を絞る:「いつ使うか」で棚卸しする

フォームの項目は、回を重ねるごとに「念のため」で増えがちです。今ある項目を、その情報をいつ使うかで分けてみましょう。

使う時期例フォームでの扱い
審査で使う作品、作品タイトル、作品の説明、年齢・学年(部門分け)必須
応募の直後に使うメールアドレス(受付の連絡)、お名前またはペンネーム必須
受賞者にだけ使う住所(賞品の発送)、電話番号任意にするか、受賞者に別途聞く
集計にだけ使う職業、性別、何で知ったか任意
使っていない前回から残っているだけの項目削除・非表示

「受賞者にだけ使う情報」を後から聞く

住所や電話番号は、賞品を送るときや、受賞の意思を確認するときにしか使わないことがあります。受賞者に連絡して、そのときに聞く運用にできれば、応募時の項目を減らせます。

ただし、後から聞く場合は、受賞者と連絡が取れなかったときの扱い(◯日以内に返信がない場合は受賞を取り消す など)を募集要項に書いておく必要があります。応募規約の書き方はコンテストの応募規約テンプレートをご覧ください。

見直しのチェックリスト

  • ☐ 必須の項目は、すべて審査か連絡に使っているか
  • ☐ 同じことを2回聞いていないか(「お名前」と「ペンネーム」の両方が必須 など)
  • ☐ 選択肢で済むものを、自由記述で聞いていないか(職業、学年 など)
  • ☐ 注意書きが長すぎて、入力欄が埋もれていないか
  • ☐ 前回の担当者が追加した理由の分からない項目はないか

必要な項目の全体像は、応募フォームに必要な項目一覧で確認できます。

作品の添付でつまずかせない

コンテストの応募フォームならではの離脱ポイントが、作品ファイルの添付です。

受け付ける形式とサイズを、入力欄のすぐ近くに書く

「ファイルが添付できない」の多くは、形式かサイズが合っていないことが原因です。募集要項だけでなく、添付する欄の注釈にも書いておきます。

(注釈の例)
jpg・png形式、1ファイル10MBまで。
iPhoneで撮った写真が添付できない場合は、下記「iPhoneの写真について」をご覧ください。

iPhoneの写真の形式に注意する

iPhoneのカメラには、写真を保存する形式として「高効率」と「互換性優先」があり、「高効率」を選ぶとHEIFという形式で保存されます。「互換性優先」にするとJPEGで保存されます(出典:Apple サポート「Apple デバイスで HEIF または HEVC メディアを使う」、2026年9月30日時点)。

受け付ける形式をjpg・pngなどに限っている場合、HEIFのままの写真がどう扱われるかは、端末やブラウザの動きにもよります。公開前に、実際にiPhoneで撮った写真を添付して試しておくと安心です。

大きなファイルはURLで受け取る選択肢も

動画や高解像度の画像など、ファイルが大きい作品は、スマホの通信環境によってはアップロードに時間がかかり、途中でやめてしまう人もいます。動画共有サービスなどにアップしてもらい、URLを入力してもらう方法も検討しましょう。詳しくは動画コンテストの応募受付の方法で解説しています。

スマホで試す:公開前のテスト手順

管理画面のプレビューで見た目を確認したら、実際のスマホで、応募者と同じ手順で1件応募してみます。 パソコンで作ったフォームは、パソコンでしか試されていないことがよくあります。

テストのチェックリスト

準備

  • ☐ iPhoneとAndroidの両方を用意する(事務局内で借りる)
  • ☐ 社内のWi-Fiではなく、スマホの通信回線でも試す

入力

  • ☐ 最初の画面で、何を入力するのかが分かるか
  • ☐ フリガナ、電話番号、郵便番号で、全角・半角の指定につまずかないか
  • ☐ 選択肢が多い項目が、スマホの画面で選びやすいか
  • ☐ エラーが出たとき、どこを直せばいいか分かるか

作品の添付

  • ☐ スマホの写真アプリから、作品の画像を選んで添付できるか
  • ☐ iPhoneで撮った写真(HEIF)を選んだときにどうなるか
  • ☐ 上限に近いサイズのファイルを、通信回線でアップロードできるか

送信後

  • ☐ 完了画面に、次に何が起きるか(受付メールが届くこと)が書いてあるか
  • ☐ 受付メールが、Gmail・携帯キャリアのメールの両方に届くか
  • ☐ 完了画面のあとのリンク先が、意図したページになっているか

テストで作った応募データは、公開前に削除するか、テスト用と分かるようにしておきましょう。

フォームの前に、不安を減らす説明を置く

途中でやめる人の中には、「入力の途中で、手元にない情報を聞かれた」人もいます。フォームを開く前に、何を用意すればいいかが分かるようにしておきます。

(募集ページ・フォーム冒頭の案内の例)
【ご応募の前にご用意ください】
・作品の画像(jpg・png形式、1点10MBまで)
・作品タイトルと、100字以内の作品説明
・メールアドレス(受付メールをお送りします)
会員登録は必要ありません。

  • 用意するものを、フォームの項目と同じ順番で書く
  • 作品説明など、考えてから書く項目は、字数を先に伝える
  • 会員登録が要らない場合は、そのことを書く(ログインが必要だと思って、やめてしまう人がいるため)

改善したら、前後で比べる

  • 1回に変えるのは1か所だけにします。複数を同時に変えると、どれが効いたか分かりません
  • 変えた日を記録します。日別のフォームPVと応募数を、変えた日の前後で比べます
  • 次の回にも引き継ぎます。 「前回、住所を任意にした」「注釈にiPhoneの案内を足した」など、変えたことと結果を引き継ぎ資料に書いておきます

Kouboプランナーなら

公募ガイド社の「Kouboプランナー」では、フォームの編集中に、応募者から見たスマホ画面のプレビューが右側に表示されます。応募者情報の項目は、初期状態ではすべて必須なので、項目ごとに必須/任意/非表示を見直してから公開しましょう。分析画面では、募集ページPV・応募フォームPV・応募数を日別に確認できます。
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よくある質問

Q. ステップ式のフォームと、1ページにすべて並べる一括式のフォームでは、どちらが離脱しにくいですか?
A. 作品の種類や項目の数によって向き不向きがあります。コンテストの特性別の考え方は、ステップ式vs一括式:コンテスト特性別に見る理想的な応募フォームの設計方法で解説しています。どちらの形でも、この記事の「項目を絞る」「スマホで試す」は共通して役立ちます。

Q. 離脱を減らすために、専用のEFOツールを入れるべきですか?
A. まずは、フォームPVと応募数の差を見ることと、項目の棚卸し、スマホでのテストから始めるのがおすすめです。どの項目で止まっているかまで細かく知りたくなったら、そのときにツールを検討しても遅くありません。

Q. 任意の項目なら、たくさんあっても問題ありませんか?
A. 任意でも、画面が長くなると「全部埋めなければいけない」と感じる人がいます。集計にしか使わない任意項目は、本当に使うものだけに絞りましょう。

まとめ

  • 離脱は「応募フォームのPV」と「応募数」の差で見る。PVは回数なので、期間全体の目安として使う
  • 項目は「いつ使うか」で棚卸しし、受賞者にだけ必要な情報は後から聞くことも検討する
  • 作品の添付欄には形式とサイズを書き、iPhoneの写真で実際に試す
  • 公開前に、iPhoneとAndroidで1件ずつ応募してみる

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。コンテストの企画や運営で迷うことがあれば、公募ガイド社にお気軽にご相談ください。

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