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ceo blog社長ブログ

あくまで参考情報

新卒採用で実施している適性検査を、
ベンチマーク目的で既存社員にも受けてもらいました。

通常、適性検査は大きく2つから構成されます。
1つは働く上で必要な基礎的能力を測る「能力検査」、
もう1つはどんなタイプの人なのか把握するための「性格検査」です。

で、返却されるレポート(性格検査)には、
次のようなことが書いてあります。

・状況に合わせた行動が得意。また自分の行動を客観的に分析することができる。
・課題に対して柔軟な解決案が出せる。従来の手法に固執することなく、新しいアイデアで臨むことを好む。

これを見ていて思い出したのが、
雑誌やテレビでよく見る占いや性格診断です。

--自分より、周りのことを考える思いやりがあります。でも周りのことを気にしすぎて自分の意見がはっきり言えない…そんなことも多いようです。
--外見的には規律正しく自制的ですが、内心ではくよくよしたり不安になる傾向があります。

とある性格診断サイトの診断結果ですが、
「これ自分のことかも」と思えたりしませんか?

これは「バーナム効果」と呼ばれる現象で、
誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述について、
自分だけに当てはまる特性だと捉えてしまう心理学の考え方です。
多くの占いや性格診断は、この現象を利用しているものと思われます。

適性検査はバーナム効果を利用した意識操作ではなく、
きちんとした調査機関による根拠あるレポートではありますが、
鵜呑みにして判断するのではなく、
あくまで参考に留めておきたいと思っています。