社長はゴールか、スタートか
お盆モードの通勤電車は空いていて、
小さな子供の姿も目立ちます。
今朝、私の乗り込んだ車輛のドア付近にも、
幼稚園くらいの男の子連れの家族らしき3人が立っていました。
1つ先のターミナル駅に到着後、
「それじゃ、気を付けて。」
「あなたも。」
ひとりだけ違う雰囲気の服装だと思ったら、
お父さんだけ会社に行くみたいです。
で、お父さんが開いたドアに向かって歩き出した時、
「がんばって、ぶちょうになってねー!」
思わずみんな、
そちらを見てしまっています。
「やだ、やめてよ。みんな見てるでしょ!」
社長じゃなくて、部長というところがリアルです。
お父さん、40歳前後ですかね。
それで思ったのですが、
昔と比べて役職に対する価値観って、
ずいぶん変わったなあと感じます。
昔はいい会社に就職して、出世することが勝利の方程式。
究極のゴールは社長です。
それが今、
ひとつの会社で勝ち残りたいという価値観はマイノリティとなり、
そもそも1円で会社は作れてしまうので、
社長になりたければ誰でもなれる。
つまり、社長はスタートでしかありません。
うちの社員でも、「社長になりたい」と思っているメンバーっているんでしょうか?
(もしいてくれるなら、それはとても嬉しいことですが)
私自身を考えてみても、
いつまで経ってもゴールには辿り着けず、
公募ガイドに来てからずーっと走りっぱなし(笑
「やり遂げたな」と思える日は、まだまだ来そうにありません。
ちなみに、さっきの話の残されたお母さんと子供。
そそくさと別の車輛に移っていったのでした。