シンプルで地味な生き方
先日の木工基礎のスクーリングの件、
後日談がありまして。
出来あがった作品を普通に持って帰るのもつまらないと思い、
家族に見せる前に、
「この中でブッコ(家ではそう呼ばれている)が作ったの、どれだ?」
と全生徒の作品が写っている写真を見せて聞いてみたら、
見事に全員ハズレ。
で、正解を教えたら、「やっぱり!!」
「何が”やっぱり”だ、ハズレたくせに」と思いましたが、
ハズレで選んだ作品は、
わりと似た感じの質素な雰囲気のものばかり。
どうやら私の作風って、
よく言えばシンプル、悪く言えば地味な印象らしい。
今回のブナコで言えば、
あまりごちゃごちゃとデザインせず、
ブナコ特有の木目の出方とか、底面から縁への曲面のつながりとか、
そういうところにこだわりたくなる。
パッと見のインパクトというより、
よくよく見た時の説得力というのでしょうか。
美術的な作品に限らず、ビジネス的な局面でも、
「浅田さんはシンプルを旨とされているから・・・」
というようなことを指摘されることがたまにあるので、
基本、そういうのが好きなんでしょうね。
それは今後も変わらないと思います。