タピオカは不況のアノマリーか
金融や投資の世界に、「アノマリー(Anomaly)」という用語があります。
簡単に言えば、
きちんとした投資理論では説明できないものの、
経験的に観測できるマーケットの規則性のことです。
・12月の株価は安く、逆に1月の株価は高い
・月曜日の株価は高い
などがその代表例です。
そして今回のコロナ不況が「タピオカ」と関連しているというアノマリー。
タピオカが流行ると不況が訪れるというのです。
第一次ブーム(92年)がバブル崩壊、
第二次ブーム(08年)がリーマンショック、
そして昨年の第三次ブーム後のコロナ不況。
これは偶然なのか、何らかの相関があるのか。
バブルやリーマンは不動産や金融に端を発した不況で、
今回はパンデミックによるもの。
理由がまったく違いますので、まあ偶々でしょう。
景気とスカート丈や眉の太さなどの関連はよく言われますが、
錯誤相関や合成の誤謬など、
人の心理とマクロの相互連関みたいなものは、
あるんじゃないかなとは感じます。