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費用構造の違いが運営方針の差となる

4月も最終週。
いつもの年ならGWの話題で盛り上がる時期なのに、
今年は本当に寂しい。

GWと言えば国民大移動のイメージですが、
7割欠航予定の飛行機に対して、
新幹線や電車はどうして運休しないのか。
東海道新幹線は利用客数9割減に対して、
運航本数は2割の削減に留まります。

それはおそらく費用構造の違い。
鉄道コストは人件費や車両修繕費、減価償却費、賃料などほぼ固定費から成っているのに対して、
飛行機は燃料費・燃料税が事業費の1/4程度と最も大きな割合を占めます。CAさんの人件費なども搭乗比例の部分が大きい。

飛ばせば飛ばすだけ赤字が膨らむ飛行機と、
走らせても走らせなくてもそれほどコストは変わらない鉄道。

収益構造の違いが、
こんな場面で大きな運営方針の差となって表れてきます。
政府や自治体が営業自粛を促しても、
それに応じない企業やお店が存在するのも基本的には同じ理屈です。

いずれにしても、
今年はGWではなくSHW(Stay Home  Week)。
ちょっと辛いけど我慢することにします。