AIには負けないぞ
2025-05-29
いつもおまつりきぶんこんにちは。法人ソリューション部のOMです。
振りかえるとブログで食べ物の話ばかりしていると気づきました。恥ずかしいのでもっと公募ガイドっぽい話をしたいと思います。
私は学生時代、川端康成で卒論を書いていました。なので本日は「文章を川端っぽくするテクニック」をお伝えしようと思います。
- 漢字は思ったより開く
- 「○○をね……?」や、「どうして……?」と言わせる
- 女性の名前を稲子、弓子、文子にする
川端の文庫本をパッと開くと、ひらがな率が結構高いです。ものにもよりますけど、女性雑誌や新聞で連載していたものは特に。
例えば「出る」は漢字ですが「はいる」はひらがな、「塗る」は漢字だけど「ふく(拭く)」はひらがな、とかにするとより川端らしいですね!
会話表現ではとにかく【……?】を使いましょう。とりわけ直前の発言を受けての「○○をね……?」は川端らしさ爆上がりです。
<例>
「お見舞いに、木蓮のお花をあげたらいいと思って……。」
「うん。お見舞いにね……?」
女性の名前は稲子、弓子が特におすすめです。文子もよいでしょう。あとは彼女たちの、肩のやさしい丸みとか、首の白さとか、黒目のうるんでいることとか、声の美しさを描写します。声が美しいことはとにかく大事です。
さっそく実践です!
「わたし、とてもお腹がすいているの……」
弓子の声には、娘らしい甘さががあった。
「何が食べたいの?」
「あすこのお店の餃子をね、5皿ほど……」
「うん?餃子をね……?」
弓子は首までさっと赤くなった。ふたりは角の中華屋にはいった。
ぽいかなぁ……?