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読書遍歴そのに 新潮文庫100冊はすばらしい

2022-10-07
ゆとり日記

こんにちは、
ノーベル文学賞が昨晩発表され、仏の作家、アニー・エルノー氏が受賞。
いま東京都書店組合では「木曜日は本曜日」という取り組みもしているので、相まって書店が活気づけばいいなあと思っています、ババです。
https://honyoubi.com/

さて、前回続きを書こうと思ってすっかり失念していました掲題について。

どうやって手に入れたかは覚えていませんが、
今も書店で配っている「新潮文庫の100冊」の小冊子。
今でこそ夏になると大手出版社が軒並み冊子を出していますが、
当時は新潮しかやってませんでした(多分)。
この冊子、何が良いかって掲載されている書籍のバランスがいいんですね。
世界で読まれている海外名作から日本近現代文学、最近の売れ筋など一通り網羅されています。
何を読めばいいかわからない、という方はこれに掲載されている本をともりあえず片っ端から読めばいいと思います。

ちょっと話がずれましたが、この冊子のおかげで中学時代に
「老人と海」「異邦人」「朗読者」「ジキルとハイド」「罪と罰」「車輪の下」「武器よさらば」などの海外名作や、
近現代文学作家に触れることができ、尽きることなく読み進めることができました。

同時に日本の現代小説も読み始めました。
とくにハマったのが宮部みゆきさんの小説。
子供が主人公の小説もあると思えば、「火車」「模倣犯」などのミステリ、時代物もあります。
今生きている作家さんで作家読みをしたのは後にも先にも宮部さんだけです。
ちなみに宮部さんも100冊に載ってた「レベル7」という小説が読み始めの最初でした。おすすめです。

もう一人、松本清張の小説にもかなりハマりました。
これは当時「砂の器」というドラマがあり、(多分)中学生ながらとても感動したので原作を読み始めたんだと思います。
中学2年生の読書感想文で「点と線」について書いたところ、担任の国語の先生に言われて県だか市だかの
感想文コンクールに出したところ2番目だか3番目だかの賞を頂きました(どや顔)。
ちなみに毎年北九州でおこなわれている「松本清張記念館中高生読書感想文コンクール」というのにも
調子に乗って出したのですが、これには全く歯が立たず落選通知を受け取ったという苦い思い出も。
ちなみにこれは、私が初めてPCを使って原稿を書いた初めての体験でもあります。
今この会社に身を置きながらも、能動的にコンテストに応募したのはこれが最初で最後です。

もちろん小学生のころから読んでいたシリーズ物の最新刊も読んでたので、よくあんなに読めてたなあと思います。
もっと簡潔に書くつもりが思ったより長くなっちゃいました。
続きはまた次回。

ババ