ダークヒーローと理不尽
Yです。
今週末、映画「THE BATMAN」が公開されるので、
それを生きがいに、なんとか人間の形を保って生活しています。
バットマンについては知り合いが、
「映画オタクはブルース(バットマン)がもがき苦しむ姿を見て楽しむから、実質ジョーカー」
的なことを言っていて、
「まあ確かに、必死にもがいている主人公って輝いて見えるから仕方ないよね、炭治郎的な」
と納得すると同時に、
「いやそれって、好きな子をいじめて喜ぶ小学生と一緒じゃん。オタクって闇が深い」
とも思いました。(個人の意見です)
ということで、今日はバットマンつながりでジョーカーの映画について話していこうかと思います。
私は一時期、「JOKER」(2019)にドハマりして、
寝ても覚めてもジョーカーのことを考えていました。
暴力かっこいいぜ!というこじらせ中学生的なアレではなくて、
どん底の不幸に陥った主人公が、そこで一種の幸福を見出すというストーリーが興味深かったのです。
なぜその精神状態に至ったのか? どん底の人間が次に取る行動はなんだろう?
丁寧なストーリー構成と役者の鬼気迫る演技なくしては成立しなかったと思います。
心情を表現する画面構成(シンメトリー構図など)も巧みです。
私も苦難に立ち向かい、もがき苦しむ主人公を見たい方の人間なのですが、
劇中で主人公が苦難を乗り越え、カタルシスを迎えるまでがワンセットだと助かります。
ハッピーエンドじゃないと悲しいので……。
いろいろかっこつけましたが、実のところ、
「ホアキン・フェニックス(ジョーカー役)の演技が良すぎるから観て」
に尽きます。観て。
来週も人間性を保つべく、
3連休は森美術館まで
chin↑pom展を観に行くことにしました!
今年の抱負は美術館巡り。