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部屋の時計。

部屋の時計が止まって1か月近く経ちます。

もともと遅れがちで、とくに朝などは時計としての信用度は底辺でしたが、
それでもざっくりと時間を刻んでくれていることに安心していました。

いったん止まってしまうと、もう信用云々の話ではなく、
壁にかかった死体のような存在です。
12時59分で死後硬直しています。

それがかえって目につくのか、ついつい見ては、
まだそんな時間か、とか、もう寝なきゃ、とか思っています。
死んだ時計と暮らしていくこともできるんだなあと思っています。

澤田